日本の町工場経営の経験を生かし、サンテティエンヌで活動中!肩肘張らない生き方、普段着のフランス情報を(男性、父親、仕事、オッサン目線で)共有します。
2021-03-31
🇫🇷フランス 春の園芸市に行ってきた!
Bonjour
町工場社長の地域密着型ブログへようこそ
今回はしっかり地域密着です!!!
春の園芸市
に行ってきました
Le printemps des plants
地元にあるお城の敷地内で開催された年に一回の植物、ガーデニングの市です
春間近三月の週末に二日間開催されました
コロナの影響で主要都市での開催がキャンセルされて、いつも以上の出展者が集まりました
この日は風が強かったのですが、春らしい陽気で春を肌で感じる良いイベントでした
出展
苗や球根、鉢植え、花などの植物に加え、
ガーデニンググッヅ、オブジェ、
アロマ、
食べ物のブース
など
盆栽チックなアフリカ産の植木 ゲット!
フランスあるあるのマカロン Macaron
スポンジベースの蜂蜜がたっぷり入った伝統的なお菓子 Pain d'épice
日本人的にはアサツキを見つけて即購入、薬味に使える苗が手に入りました
Ciboullete chinois
目玉は「サクラの盆栽」を見つけてしまい、即購入25€
「Kojyo-no-mai」とかかれていて、ちょっと胡散臭かったのですが、正式には「湖上の舞」富士の裾野に咲く、自然種の由緒正しいサクラでした(^_^;
オブジェは手作りの板金グッヅ、味わいのあるフランスらしい「かわいい」とつい言ってしまうのも物が沢山有りました。
コロナ下でしたが、歩いていけるこういうイベントは大歓迎、遠出が出来ないので助かります。散財してしまいました(^_^;

2021-03-19
サンテティエンヌ 炭鉱博物館 Musée de la mine
Bonjour 町工場社長の地域密着型ブログへようこそ
さて今回は、地域密着で地元サンテティエンヌの観光名所の紹介です!
炭鉱の町サンテティエンヌ
現在はコロナの影響で博物館が閉鎖施設の対象となり利用出来ません。いずれ再開すると欧州各国から観光客が押し寄せる人気のスポットです。2023年ワールドカップラグビーフランス大会では世界各国から観戦者が訪れるので、ホットスポットになること間違い無しです!
一時間半のガイド付き見学が7,5€、ショップは炭鉱にちなんだユニークなお土産が多いので現地ならではの面白グッズが手に入ります。
工業が発展していた時代の起源であるここはサンテティエンヌの原点であり、ここの出身者である「フランソワ・コワニエ」は 日本の炭鉱技術の発展に寄与した知られざる「お雇い外国人技師」であり、日本の兵庫県 生野銀山に銅像がたてられている、そんな両国の関係もあります。(過去記事参照 サンテティエンヌと日本との関わり)
今回紹介したこの博物館と、もう一つサンテティエンヌを象徴する工業を解説する「Musée d'Art et d'Industrie(工業、アート博物館)」はエンジニアだったら訪れたいスポットです。また別の機会に紹介します。
公式サイト Park-Musée de la mine 炭鉱博物館公園
欧州各国の炭鉱博物館(Wikipedia)

2021-03-11
Savoieサボア地方で出会った世界的ナイフメーカー「OPINEL」
Bonjour 町工場社長の地域密着型ブログへようこそ
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opinel.com |
「Opinel」
世界的に有名なフランスの折りたたみナイフの老舗メーカーです。日本でもよく知られていると思います。キャンプやアウトドアのショップで見かけたことのあるロゴではないでしょうか?持ち手の柄の部分が木製で、刃が折りたためるのがオーソドックスなOpinelのスタイルです。シンプルでかっこいいです。
博物館のある町 St-Jean-de-Maurienne の ホンポアン に飾られた Opinelのナイフのモチーフ |
St-Jean-de-Maurienne
1850年にジョセフ・オピネルによって創業されたOPINELの発祥の地Savoie。
昨年、Savoie県の Saint-Jean-de-Maurienne を訪れたときにホンポアンの中心に飾られたモチーフに出会ったことがきっかけでした。そしてお土産屋さんに入って見かけるナイフの陳列、そうココはスイスにも国境を接するナイフ老舗メーカー発祥の隣接地でした。
Savoie サボア県
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wiki.com |
自分が訪れたこの町には「Opinel」の博物館とショップがあります。
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ナイフ側面の刻印 INOXとはフランス語で「ステンレス」の意 詳しくはコチラ |
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Made in Franceが刻印されています。 個人的にはフランス語がよいなぁ(^_^; |
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品番が刻印されています Opinelの代表作「N°08」 このリングを廻すとストッパー機能が働き、刃が収納された 刃が開かない構造になっています |
自分の職場のフランス人は、昼食の食後に果物やクルミなどを食べる人が多くて、いわゆるデザート代わりなんですが、そのときにそれぞれ自前のナイフで皮をむいたりクルミを割ったりしています。そんな機会を想定して買ったわけですが、日本で30年前に買ったWengerの十徳ナイフを持っていたので、多機能はそちらに任せ、純粋に切る用途として使うためにこれを選びました。
ウェブサイト
たかがナイフなんだけど、ウェブサイトがかっこよくて、用もないのについポチってしまいそうです。国内でも販売サイトが沢山あります。でも日本では買えないセット物とか限定版などは現地ならではですね!料理用とかチーズ用、子供用、牡蠣用、キノコ用など日本では手に入らなさそうなモノも沢山有ります!1998サッカーフランスワールドカップ開催時にはオリジナルモデルなどがあったようなので、今度の2023ラグビーワールドカップフランス大会でも出るでしょうね、期待したいですね!
※配送が世界中可能でした、日本への配送は約2000円〜 詳しい情報は下記サイトにて
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製造に関する詳細情報や |
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ショップ案内など |
とにかく情報が満載でサイト内を散歩するのが楽しいです。
フランス全土に取扱店とオフィシャルショップがあるので、もし近所を通るなら寄ってみても良いですね!
最後に
1890年の創業、家族経営からはじまり、一つのスタイルにこだわり作り続け、その難しさを乗り越え、世界的なメーカーに成長した歴史と息吹に触れるのは感動します。性能だけでなく、そのデザインも評価されて、ここで紹介した「N°08」はニューヨーク近代美術館へも所蔵されました。またその技術と経験、デザインが詰まった製品が安く買えるのは素晴らしいですね。その創業者魂と文化が生き続けていることの価値は計り知れないです。自分も製造に関わる人間としてフランスで働いているわけで、そういう文化や価値を感じながら、仕事に向かいたいと思います!またお目にかかりましょう!
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