2016-03-28

きっかけ



「株式会社ダイショウ」は、創業1967年の高度経済成長期に起業した金属部品加工の会社です。自分の父が「漁師⇒工員⇒脱サラ」を経て起業しました。

会社、平たく言うと町工場です。最大で10名以上いた頃もありましたが、現在(2015年)はたった5人で操業しいる小さな工場です。
自分はここで工作機械に向き合い、部品加工中心に鉄を削っておりました。

脱線しますが、ここで企業連携について少し触れます・・・

高度経済成長を支えた中小零細企業は、内需が盛んでお互いが競争相手でした。
ところがバブルがはじけ、右肩上がりの経済曲線が崩壊し、続いてリーマンショック、ITバブルの崩壊などめまぐるしく変動する国内経済に翻弄され、吹けば飛ぶような零細(と言う言い方は嫌いですが…)町工場は存続の危機に立たされました。
自分を含め、当時の仲間の二代目、三代目の後継者は隣の会社と争っている場合ではなく、手を取り合い始めたのがこの連携のきっかけです。それが形となったのが、CmonoC(茅ケ崎ものづくりクラスター)です。特に開始日や縛り、定例会などを決めたわけでもなく、未だに自由な集まりです。
ただし常に目標があってそれに向かって結束してきた事が今に繋がっています。


2010年、そのCmnonCのある集まりで突然でた話題・・・
「みんなでフランスで仕事してみない?」
唐突な話でしたが、面白そうだし断る理由もなく、みなで「フランスへ行こう!」と夢を語り盛り上がりました。
「どうしてフランスなの?」というやり取りはもちろんありましたが、詳しくは後日・・・

最初は事の大きさを知るべくもなく、「海外出張に行ける絶好のチャンス!」と捉えていました。
「町工場⇔フランス」というキーワードが自分の中で繋がらず、そのギャップがまた面白いことになるのではないか???とシンプルに考えていました。粛々と鉄を削っていた自分とっては刺激的で閉塞感を打破するような心躍るエネルギーを感じました。
きっかけが唐突すぎて実感がほとんど無かったです。。。
この瞬間からフランス行きを目指す活動へ!
ここからすべてが始まります。
つづく・・・A bientôt !

2016-03-07

Bonjour!なぜブログを書くのか?




はじめまして。
当ブログの拝読ありがとうございます<m(__)m>
株式会社ダイショウの社長 石塚です。
ここから
「町工場のフランス奮闘記」
を記していきます。



まずは「町工場」と「フランス」という甚だ似つかわしくないキーワードに興味を持っていただければ嬉しいです。
同業の方にとっては、自分の目線が役にたてれば・・・・この挑戦が必ず足跡になるはず・・・と信じてます。そして同じ夢や挑戦を持つ仲間を増やしたいです。そして一緒に仕事をしたい!!!
現地町工場での生の声を届けられるよう、綴っていきます。

加えて、実際に海外で生活をするときの困りごとを検索したときに、どれほど個人のブログに助けられたか数えきれません。
公的なこと、プライベートなこと、日本とは違う環境で、違う社会で生活する方々の生の情報は貴重です。これからフランスへ来る方々、今いるフランスの日本人の仲間に少しでもお役に立てるように。

そしてフランス人の仲間へのメッセージをココに残したい。日々助けられる一方で、まだ思いの半分も伝えられない語学力ですが、彼らに対する気持ちををココに残し、少しづつフランス語も交えながら伝えていきたいと思っています。

どうぞ宜しくお願いします<m(__)m>


つづく・・・A bientôt !