2024-01-12

フランス🇫🇷で交通事故、さてどうする?


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ボンジュー フランスからこんにちは!

さて突然ですが、慣れないフランスで交通事故を起こしたらどうしますか?国や地域によって違いがあるので、フランスで自分も初めてだった経験を元にお話しします。フランス生活やフランス旅行のお役に立てば幸いです!

交通事故って誰もしたくないですよね、例え軽微でも相手がいるとややこしいし、とくに外国で外国人との交渉ごと、利権や正当性を証明するのは肌感で「難しい」と感じますよね。

幸い自分ケースは軽微だったのですが、事の顛末と、事故処理の方法(コツ)を解説します。

事の顛末

我が家は主要都市のサンテティエンヌから車で10分ほどの郊外の別のコミューンに位置しています。
妻の職場はサンテティエンヌ市内なので、バス通勤なのですが、21時にはバスが終わってしまうので、車で迎えに行くことがよくあります。

その日は妻が仕事後に友人と食事をすることになっていたので、迎えに行くことになっていました。
丁度そのタイミングに、自分の車は点検に出しており、ディーラーの代車を借りていました。
代車のC4エレクトリック


金曜日の夜、23時過ぎでした。いつものようになれた道を迎えに行ったのですが、サンテティエンヌ市内で事故は起こりました。

信号のある交差点で右折(🇫🇷右側通行)しかかったところで、横断歩道に歩行者がいたので一旦停止しました。
後ろに後続車がいたのは分かっていたのですが、後ろの車が停車していたかどうかは定かではありませんでした。その右折待ちの後続車が自車に追突、衝撃はごく僅かでしたがおかまを掘られた格好になりました。
当たられた衝撃で内側から押されてついた傷
ディーラー代車のピカピカのシトロエンの電気自動車だったので相手も閑念したか?


交差点を曲がったその先で車を停止、後続車も追突を認識していたので同じく並んで停止しました。

さてここからですが、お互い事故は初めてでどうするかよく分かっていません。
相手は若い男性、現場に近い近所の住人でしたが、免許証を所持していませんでした。
なんかヤン車っぽい古いBMWで、友人が助手席に乗っていました。

自分の車は代車でしたが、バンパーが僅かに変色、変形しているので、借り物ですから見過ごすわけにも行かず事故手続きをすることになるのですが、まぁここで保険屋に連絡すれば事の流れは教えてくれるはずですが、妻に連絡したところ、一緒にいた友人のご主人がすぐ来てくれると言うことになり、待つことに!

そしてフランス人の彼が到着後にアドバイスしてくれたのは「Constatをつくりなさい」とのこと!

事故処理手続き Constatとは?

日本語に直訳すると「事故証明書」となるものです。
当事者間で事故状況を振り返り作る証明書です。
これを元に双方の保険会社が談判して事故割合が決まる仕組みです
人身や大きな物損があれば警察も出ますが、一般的な軽微な事故は当事者間の折衝とこの用紙で解決となります。ここは日本とおおきな違いですね。軽微な事故で警察を呼んでも怒られるだけです💦

下記にあるとおり、左右に分かれた書式に従ってそれぞれが片側を記入、それを承諾するサインが最後にあり、それを受け取った双方の保険会社が判断します。

青と黄色、双方の立場と保険会社などの詳細を記入後、一番下の方眼マス部分に事故状況を図で記します。




カーボン紙で複写になっているのですが、用紙の品質が悪くよく写らなかったり、自分の場合、相手が字が汚くて判別不能だったので、念のため一枚目を写真に撮りました。(これ重要!!!)
事故当時はお互いに用紙を持っていなかったので後日再び会うことに!
分かれる前には以下も写真をしっかりとりました
  • 相手の車の窓ガラスに張ってある「保険の加入書」
  • 車のナンバー
  • 相手の身分証明書(IDカード)
  • 免許証


保険の控えのこの「チケット」をフロントガラスに張るのが義務なので、確認して下さい!


今回の場合は後続車が明らかに過失があったのと、本人も認めていたので難なく記入、双方で合意が出来ました。
相手が免許証を所持していなかったですが、上記の保険証(双方が保険に加入している)が重要です。これが有効であれば事が上手く運びます!
ただし事故後(実働)5日以内が有効期限なので、注意が必要です。フランス国内の事故でも日本と違い、相手が外国籍の場合もあるので、その場ですぐに記入が必要な場合もあります。すぐ書けるようこの用紙を携帯することをお勧めします!
私は用紙を持っていませんでしたが、相手と連絡がついたこと、相手も身分証明など全て提示してくれたので、電話番号を交換、後日再度会ってお互いにこの用紙にサインする運びとなりました。

自分の車は代車だったので、記入後それらの情報はすべてディーラーへ渡しました。
ところがです!!!

ディーラーの受付担当者、いわゆる自分の点検を受け持ってくれている担当者が開口一番「それはそちらの責任なのでそちらで保険会社に連絡して下さい」といわれました。保険はディーラー名義だし、頭にきて文句言ったら、奥の応接間に通されてエライ人が出てきて無事解決できました。
事故という特殊なケースで受付担当者は通常業務以外の仕事をしたくない色が見え見えだったので、カチンときて文句を言ったのですが、こういう人が普通にいる海外なので鵜呑みにせず戦ってください(笑) (ここに想像外の敵がいた💦)



上記(政府HP)にあるように、携帯電話などで電子申告も出来るようなので、用紙がない場合は是非参考にして下さい!
レンタカーの場合はレンタル会社に連絡するのが一番ですね!

自分の事故相手は、事故の日の朝に財布をすられて免許証不携帯だったのと、離婚調停中で車を元奥さんに譲るはずだったのが事故を起こして保険沙汰になったので、色々複雑そうでした💦

事故は起こさないに限りますが、自分が安全運転していても起こる可能性はあるので、心構えは必要ですね!
心構えの参考になれば幸いです!!!

それではまた!
See you !!
À bientôt  !! アビアントゥ!



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2024-01-06

マイノリティとして生きる


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地域密着型「マイノリティとして生きる、普段着のフランス」へようこそ


Pixabay (みにくいアヒルの子)



ボンジュー フランスからこんにちは!
2024 Bonne année ! ボナネー 明けましておめでとうございます!

新年一発目の投稿となります!
更新は不定期ですが、今後も続けて参りますので本年もよろしくお願いいたします。

さてこのブログの副題にある「マイノリティとしていきる」についてお話しします。
これはフランスに限らず、海外で生活する上では避けて通れない課題です。
ネガティブなイメージを持ちがちですが、個人的には日本から出ないと絶対出来ない体験なので、この価値を常に考えながら生活しています。
AIに質問したところ、以下のように回答頂きましたので、下記に沿って自分の経験を照らし合わせながらお話しします!




「マイノリティとして生きる」ことには様々な要素があり、ポジティブな側面とネガティブな側面が存在します。以下に、主要な例を挙げてみます。

ポジティブ要素:

1. 文化の豊かさ: 
マイノリティとして生きることは、異なる文化や価値観に触れる機会を提供します。これにより、多様性と包括性に富んだ経験が得られ、個人の視野が広がります。

2. レジリエンスの養成: 
マイノリティとして困難な状況に直面することは、強さやレジリエンスを養う要因となります。適応力が身につくことで、困難な状況にも前向きに対処できるようになります。

3. 共感と連帯:
 同じマイノリティグループに属する人々との共感や連帯が生まれやすくなります。共通の経験や課題に対する理解が深まり、コミュニティが形成されることで、支え合う環境ができます。

ネガティブ要素:

1. 差別と偏見: 
マイノリティとして生きることは、時に差別や偏見に直面することを意味します。これは仕事や日常生活での不平等や不公正な扱いをもたらす可能性があります。

2. 孤立感: 
一般的な社会から異質な存在と見られることが、孤立感を生むことがあります。これは、理解されにくい状況や社会的な孤独感を引き起こす可能性があります。

3. 表現の制約: 
一部のマイノリティは、自らのアイデンティティを表現する際に制約を感じることがあります。社会の期待や偏見に対応する中で、自分自身を抑える必要が生じることがあります。

これらの要素は一般的な傾向であり、個々の経験は多様であることに留意する必要があります。



上記にもとづいて、自分の経験を元に以下をお話しします。

ポジティブ要素

レジリエンス(resilience)とは、困難やストレスに対処し、それに耐え抜く能力や弾力性を指します。

成長過程で、人種の違い、価値観の違いを感じながら成長すると、この能力はそうでない人に比べて大きく伸びる部分だと思います。
日本のような単一民族国家の場合とそうで無い国を比べるとその差は顕著に表れると思います。
日本とは対局のような多民族国家、文化であると、その国に育つことによって、海外経験が無くても、この要素はある程度磨かれます。

暮らす環境内で、国籍がマイノリティー、加えて地域や文化が完全に違う場合(例えば欧州と別の地域の国々、歴史的にも別の地域)、この二つを受け入れるのは本人も難しく、また廻りのメジャーな人々もある程度の困難や違和感を感じるに違いありません。
例えば「同じヨーロッパ内で国籍が違うだけのマイノリティ」の場合と、「欧州にいる"別の地域" 例えばアジア人」、この二つの違いは大きいと思います。

そしてまたこれが地方都市で外国人であることがすでにマイノリティであった場合、大都市の国際感覚がある人々の中で感じる圧とは又違った要素が存在する。例え国が違っても住む場所の国際性と、その国および地域(アフリカ、アジア、米国大陸など)も異なる場合では、この要素の磨かれ方がだいぶ異なるように思います。
パリのような国際都市に住むマイノリティと、地方都市に住むそれとではだいぶ差があるように思います。

逆に共感や連帯は、大都市のマイノリティよりも、地方都市で人数が少ない方がその大きさは大きいかもしれません。前提として同じ国籍地域のマイノリティ同士でも「人と人」との相性が大切ですが!




ネガティブ要素


差別と偏見、これなくしては語れないこの話題です。
差別や偏見はあってはならないことですが、どの世界にも存在し、国籍に限らず「どの分野」にも存在する「だれもが持ちあわせるモノ」であると思っています。
なので、自分がメジャー側だったら何も感じないことが、マイナー側に立ったときそれを強く意識するのですが、これは経験でしか感じられない特別な物であると思っています。

マイナー側(マイノリティ)に立つことは、望んでそうした結果ではないですが、そこで経験できることはプラスマイナス両方の側面を踏まえても「良い経験である」と自分は感じています。
メジャー側にいたときには感じもしなかったことが、立場の変化で目の前で現実に起こっていて、肌でそれを感じる。得てして嫌なことが多いですが、これを経験すると新たにメジャー側に立ったとき、別の視点で物を見ることが出来ます。

AIの回答にある「孤立感」も同様、マイノリティ特有の孤独感は存在します。特に子供達はそういう経験を学校でたくさんしています。
そうなると「ではどうすべきか?」ということを考えます。これも立場が変わらなければ経験しないことですが、経験と時間の経過で又新しい発見や気づき、友情が生まれたりもします。

表現の制約、これに関しては制約を感じる場面はありますが、個人的には「郷に入れば郷に従え」と考えているので、主張よりもまず自分が今いる環境、国に適用しなければ自国の文化や理論を表現する価値はないと思っています。
生活を共にする職場の仲間や友人たち、彼らと腹を割って話が出来るのは、相手の文化や価値感を尊重した先にあるので、これは順番の問題かもしれませんが、まずその国にいるのであればまず第一にその国を尊重する、次に自分の表現をする方がより理解も生まれるし、自然に受け入れてくれるだろうと思います。




いかがだったでしょうか?
今回は具体例など特筆すべき内容が少なく、概論になりました。
こういう違いを受け入れるからこそ海外生活は楽しいし、魅力があると思っています。

「マイノリティとしていきる」というお題は日々、毎日繰り返す自分の生活の中で密接に関係していることなので、今後も取り上げていきます。ポジティブ要素も沢山あるので少しずつ紹介していきますね♡



今年もよろしくお願いいたします。
それでは又お目にかかりましょう
See you !
À bientôt ! アビアントゥ!



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