2020-09-29

2023 ラグビーワールドカップ と仏サンテティエンヌ!Vol.01

Bonjour 町工場社長の地域密着型ブログへようこそ 

2023年  ワールドカップラグビーにむけて 序章


ラグビーワールドカップフランス

2019年に日本で初めてワールドカップラグビー(以降「WCラグビー」)が開催され、大きな盛り上がりを見せたのは記憶に新しいところです。私目線で言うと、残念ながらフランスにいたので日本戦の生配信をリアルタイムで見て盛り上がると言うところまで至らなかったのですが、日本の活躍は大きく報じられていて、こちらにいても嬉しくもあり誇らしかったです。
次回2023年の開催国はフランスに決定されました。そしてなんと我が町サンテティエンヌも開催都市の一つに選ばれました。
サンテティエンヌ


この大きな縁に応えるために、WCラグビーにむけたサンテティエンヌの紹介を積極的に行っていこうと思っています。ご期待下さい!今回はさわりと言うことで、WCラグビーとサンテティエンヌの概要をお届けします。

開催期間

2023年 9月8日〜10月21日
45日間に20チームが戦いを繰り広げます。

10回目の開催のWCラグビー、サッカーに比べると歴史は浅いですが、ラグビー生誕から200年の節目に当たるそうです。

開催都市 

フランス都市名と、スタジアム名、その位置情報GoogleMapをリンクしてみました

①ボルドー  Bordeaux  Stade Matmut Atrantique
②リール Lille  Stade Pierre Mauroy
③リヨン  Lyon Park Olympique Lyon
④マルセイユ  Marseille Stade Vélodrome
⑤ナント Nantes   Stade de la Beaujoire
⑥ニース Nice Allianz Riviera
⑦パリ サン=ドニ Paris Saint-Denis  Stade de France
⑧サン=テティエンヌ Saint Etienne Stade Geoffroy Guichard
⑨トゥールーズ Toulouse  Stadium TFC

日本のマスメディアは「サン=テティエンヌ」とカタカナ表記されることもあるようですが、このブログではサンテティエンヌと表記します。これまでの記事も同様の表記で行ってきたため、統一しますね。
まぁそんなこともあり、フランス語表記を併記しました。
各都市の紹介などは別の機会で行います。

サンテティエンヌ Saint Etienne

会場は地元サッカーチームのスタジアムで行われます。実はラグビーチムはありません。というか存在するのですが、トップリーグではないようで、地元の人間も存在を知らない人が多いです。サッカーチームはリーグアンの古豪ASサンテティエンヌで過去10回リーグ制覇した実績があります。リヨンと非常に仲が悪く、置き換えるなら「巨人-阪神」のような間柄と言えばわかりやすいでしょうか!今はリヨンの方が強いのでサンテは阪神ですかね(^_^;

下のマップを見て分かるとおり、全9都市の中で、サンテティエンヌとリヨンは非常に近い位置関係にあります。車、電車で45分で移動可能です。2会場を簡単に行き来できるので、多くの試合を見るならこの地域が絶対お勧めです。日本戦がどこで行われるかまだ分かりませんが、勝ち進んだあとにこの地域に来る可能性は他の都市と比べたら多いことになります笑!
(ちなみに次に近いと思われる「マルセイユ〜ニース」間は2時間です、地中海沿岸、ココも捨てがたい笑)

リヨンはフランス第二の都市、そして食の都と言われています。東京がパリなら、大阪はさしずめリヨンですね!!!
見所、観光スポットも多く試合観戦以外でもお勧めの都市です。
サンテティエンヌの魅力は・・・私がおいおいこの場でご紹介しますね!!!

ちなみに過去記事で紹介したサンテティエンヌの記事が以下となります!


アクセス

フランス各地へのアクセスですが、残念ながらパリ以外は日本からの直行便がありません。(2020 09現在)
サンテティエンヌへ行く場合、リヨン空港からの経由となります。車で約1時間。
日本の空港からリヨン空港までは様々な航空会社で乗り継ぎできるので、旅のプランや価格で選択できます。
パリへの直行便は約12時間、その他各経由地まで10〜12時間前後、経由地からリヨンまでは1〜数時間で到着します。(乗り継ぎ時間含まず)
  • エールフランス パリ経由リヨン
  • ルフトハンザ フランクフルト、ミュンヘンその他 経由リヨン
  • アリタリア ローマ経由リヨン
  • ブリティッシュエアウェイ ロンドン経由リヨン 
  • KLM アムステルダム経由リヨン
  • その他

会場案内


ラグビーワールドカップフランス スタジアム
https://www.nouvelle-aquitaine-tourisme.com/f から引用

全9都市とスタジアムの紹介

WCラグビーとオリンピック

ワールドスポーツイベントの開催が、何の因果か、日仏🇯🇵🇫🇷交互に行われるのをご存じでしょうか?

2019 WCラグビー 日本
2020 オリンピック TOKYO

2023 WCラグビー  フランス
2024 オリンピック PARIS
 
残念ながらコロナの影響で2020TOYKOは延期となりましたが、勝手に日仏の偶然の関係にわくわくしています!
オリンピックは都市での開催なので範囲が限定されますが、WCラグビーでの盛り上がりには期待しています。

WCラグビーねた、サンテティエンヌの紹介を続けていきますので、またお目にかかりましょう。



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2020-09-26

「昇涙酒造」 Made in France 蔵開き2020 

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昇涙酒造 Les larmes du levant


以前、我が町Saint Etienneの紹介記事の中でも紹介したことがあるのですが、筆者のフランス地元近郊で日本酒が造られています。日本酒は世界的に知名度を上げ、色々な場面で巡り会う機会が増えましたが、今回ご紹介するのはフランス発フランス初フランス人によって作られた日本酒です。

経緯

フランス 日本酒
写真引用元「Pen」

フランスで蔵元になった(グレッグ)が以前日本旅行をした際にはじめて日本酒に巡り会い、惚れ込んで一念発起、日本の酒づくりを情熱と共にフランスではじめました。

その後日本にある蔵元と出会い、日本で技術を習得し、数年前から本格的に日本酒の生産に取り組み、蔵元となり、現在に至ります。

製造に関する器機は日本から持ち込み、持ち込めない物はフランスで代用品を工夫し、日本の米、酵母と技術、杜氏も呼び寄せ、そこにフランスPelussin(ペリューサ)の水と気候風土がミックスした本格日本酒です。

現在の天皇陛下が皇太子のときにリヨンへ訪問された際、日本料理店でご賞味なさったといういわれもある、多くの日本人とフランス人に認められた逸品です。

蔵開き2020

フランス 日本酒

Saint Etienneから車で40分ほどのPilat自然公園内にあるPelussinという町、ここに蔵を構え日仏の杜氏が酒の生産を行っています。これまでイベントやレストランでこのお酒に巡り会う機会があったのですが、今回 来年度の仕込みが始まる前の「蔵開きイベント」があったのではじめてお邪魔してきました。

 
 
ペリューサの町の中に位置し、外観は普通の佇まいですが、木製の看板「昇涙所蔵」が目を引きます。中は白で塗装された清潔感のある蔵構え、「作る」ことに対する蔵元の意気込みみたいな物を感じました。雰囲気は今回のイベントに非常にマッチしたスペースでした。
当日の様子
 

フランス 日本酒
昇涙酒造のロゴの入ったおちょこ、持ち帰り可です

入場料5€を払っておちょこが渡されます。そして杜氏と直に話しながら試飲ができます。あわせて蔵の案内、製造に関する説明ツアーもありました。

フランス 日本酒

フランス 日本酒

あわせて今回の目玉で、リヨンのレストラン「En mets fais ce qu'il te plaitとのコラボレーションで食事も味わうことができました。石田シェフによる酒粕を使ったスペシャルメニュー、冷や汁、肉のソテー、デザートなどどれも普段お目にかかれない逸品に舌鼓!

参加者の半分以上がフランス人といった印象で、認知度が向上しているのがよく分かります。試飲ができたので、みな質問しながら味と雰囲気を楽しんでいました。フランスでの”ワインの試飲会”に通ずる雰囲気を感じました。みんなめっちゃ楽しそう!

フランス 日本酒

特別価格での即売会もあり、販売代理店「Osake.fr」によるフランス蔵元の酒、日本から輸入された日本酒、フランスから日本へ輸出する日本酒、梅酒、発泡酒、濁り酒など、豊富な品揃えに、みな箱を抱えながら購入していました。

フランス 日本酒
酒粕の販売もあり、日本以上に日本を味わえる空間でした!


フランス 日本酒
日本酒の知識や認知に貢献する表示もあり、
ここを一通りみれば「日本酒がなんぞや」がよく分かります。

盛りだくさんだった今回の蔵開き、当日は現地からFBでの生配信もありました。非常に楽しめたのでまた来年お邪魔したいと思います。

昇涙酒造 Les Larmes du Lavant

<輸入、販売代理>
フランス国内、および欧州ではここから購入可能です!
OSAKE.FR

実は日本でもフランスのお酒を楽しめます。
各地の酒屋さんで店頭販売も行われているようですが、一つ販売サイトをご紹介します。
<日本販売元>
酒のはしもと

<本分引用元>
Pen

自分の出身地茅ヶ崎市にも「熊澤酒造」というお気に入りがあるのですが、ここフランスでも自分の居住地にお気に入りができて嬉しいと同時に、応援したい一心でご紹介した次第です。


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