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フランスからこんにちは!
日本の軽自動車は日本の規格で製造される最小のコンパクトカーの代表ですが、このコンセプトと規格に当てはめるためにさまざまな技術や試行がなされ、日本お得意の小パッケージに機能と空間を両立させた素晴らしい自動車であり、カテゴリーです。
フランスには規格の問題で軽自動車は輸入されていませんが、実はフランスにはそれにかわる小型車規格があり、日常目にすることがあります。
今回はこの規格と自動車を紹介します。
- 免許不要の自動車規格
- フランス超小型車メーカー
1. 免許不要の自動車規格
フランスでは14歳から乗れる規格があり、免許無し車両「Voiture sans permis」と呼ばれる超小型車が存在します。
- 最高時速 45km/h
- 出力 6kw 未満(ガソリンエンジンで50cc、ディーゼルエンジンで500ccに制限)
- 車体重量 425kg 未満
- 車体サイズ 長さ3m 、幅1.50m、高さ2.50m未満
- 乗車定員 2人乗り
○1988年以前に産まれた人は免許無しで直接運転することが出来ます
○それ以降に産まれた人は、14歳になると講習を受ければ運転できます
中学校で受ける交通講習に加え、自動車教習所で受講するとAMと呼ばれる資格(免許)が与えられます。つまり現在の14歳はこの資格が必要になるのですが、7時間の講習の受講でそれを得ることが出来ます。免許取得の試験はありません。
14歳の若年層が運転できるわけですが、二輪を運転するよりも安全という社会風潮が存在します。また近い将来の「普通車の運転」の準備段階と捕らえられている傾向もあります。日本のような囲われた教習所は存在しないので、いきなり路上教習をすることを考えればワンクッションになりますね!
ネックは車両の価格が高いこと。
新車で100万以上します。中古でも球数が少ないので50万円前後になります
中古の球数がめっぽう少ないです 2010年式 82000km |
最高速度が45km/hなので、地方の幹線道路を走ると速度の遅さから後続車が数珠つなぎになります。フランスの県道でも90kmの道路も存在するので速度差がありすぎて危険とも思えるのですが、時々見かけます。若年層またはお年寄りの移動に使われる頻度が高いです。
原付スクーターも同じカテゴリなので、そう考えると日本は制限速度30㎞なので、45㎞で走れるのは快適かもしれません
※違反しても免許は存在しないので、いわゆるポイントシステムではないので、反則による点数が引かれることはありません!!!ココは日本とは大きく違います!
2. フランス超小型車メーカー
フランス国内でのこのカテゴリーの先端メーカーです。1970年から製造を始めたArolaという会社が1983年に買収され、Aix-les-Bains and Automobile の短縮形であるAixamに変更されました。Aix-les Bains (エクスレバン)は南仏の地方の名称です。
エントリークラスのMinauto それに続くAccess、GT、Crossなどのラインアップ
Minauto
新車購入価格 9500€〜
リース 2000€の頭金 38€/月〜
ディーゼル 並列2気筒 473cc
順次ディーゼルエンジンは100 %電動モーターへ移行しつつあります
ラインナップにある「D-Truck」は、重量カテゴリーに属し、別ライセンスが必要です
Bellier
ヴァンデにあるフランスのメーカーであり、2つのモデルを中心に販売を展開しています。免許無しの「B8シリーズ」 オープンカーもあるデザイン的に優れた車両です
Casalini
イタリアの免許無しカテゴリーのメーカーです。このカテゴリーは欧州で共通の免許カテゴリであり、フランス以外でも利用されています。
Chatenet
オートビエンヌにある免許無しメーカー、フランス全土に50カ所の営業所を展開している
CH40ジュニア
Citroën
日本でも知名度の高い電気自動車「ami」
家電量販店でも売られています
これまでの免許無しカテゴリーを大きく変えたデザインと存在感
個人カスタムも可能で、プラスティックパーツや色の選択が出来ます
購入は約6000€(約¥80万)〜
リース契約は、年間契約料3500€(¥46万)と月額19€(¥2,500)の利用料が必要です
Jiayuan
中国の新興メーカー
City Fun
Ligier/Microcar リジェ ミクロカー
上記2メーカーが一つのブランドとなり、4車種をラインナップするこのカテゴリーの中では多様なメーカーです
JS50
Renault
Twizy45
amiが発売されたときに比較されたことでご存じの方も多いでしょう
電動シティーコミューターとしてのコンセプトで製造されています
いかがだったでしょうか?小型カテゴリーが電気に置き換わり、今後この流れは今後続くと思われます。地方での移動の利用、都市部でのコミューターとしての機能、両方に利用価値があり、環境に優しい新しい形が構築され定着するのか興味をそそるところです。自分は地方暮らしですが、このカテゴリーはよく見ますし、電動の「Ami」も目にするようになりました。子供のテニスクラブの送り迎えで親が送り迎えをするのが一般的ですが、その駐車場でAmiを運転する中学生がいたので、そういった利用用途に使う人がいることも分かりました。
価格が下がれば自分も通勤に利用したいと思うのですが、今後に注目です!
しかし日本の軽自動車の性能と効率はこのカテゴリを遙かにしのいでいると思います。高速道路も走れるし、居住空間も全く比較にならないくらい優れていると思います。価格も安いし、高性能すぎて市場があれるので絶対輸入されないでしょうね、残念ながら!
suzukiのJIMNNYは人気ですが、1.3cc以上のラインナップです!
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