2020-11-28

食レポ フランス版「日清カップヌードル」に舌鼓!

 Bonjour 町工場社長の地域密着型ブログへようこそ

日本人になじみの深い「日清カップヌードル」

言わずと知れた世界食の一つ、自分は思春期にこの味に馴染んだので、忘れがたい味です。欧州でNISSIN さんが手がけるカップヌードル戦略、個人的には非常に嬉しく、これがスーパーで売られているのを見るだけで心癒やされたってもんです。家に置いておくだけで安心できます!!世界各国でいろんなシチュエーションの日本人の支えになっていることは間違いないでしょう。日清欧州のHPによると🇫🇷フランス、🇩🇪ドイツ、🇬🇧イギリス、ハンガリー、4言語で展開されています。製造はハンガリーです。これまでフランスでは5つのフレーバーがあったのですが、あたらしく新フレーバー「鴨」が仲間入りして全6品がリニューアルされています。こうやってリニューアルされるのは嬉しいですね、どこまでも追いかけますハイ。今回はこれら6つを試食して、レポートします。「★」評価と個人的感想が目一杯ですが、お許し下さい。

新メニューとデザイン

日清 カップヌードル 欧州
画像 nissin europe ホームページより


<Poulet  au gingembre> 鶏ショウガ風味 ★★★

日清 カップヌードル 欧州

一言で言うと「あっさり」、しかし変な嫌みは無く、純粋に日本人の口に合う味です。ショウガとニンニクとピーマン(唐辛子)のコラボですが、辛みはほとんど感じません。ショウガの風味はそんなに強くなく、しかししっかり後ろで支えている印象です。塩ベースに似た白いスープに鶏風味がやんわり漂う優しい味ですね、二日酔いにはよいかも!

ドイツのサイトでは似たパッケージにもかかわらず「しいたけスープ」と書かれているのですが、中身が同じなのかどうか気になるところです。




<Bœuf aux 5 épices(Beef 5 spices)> 牛の5スパイス味 ★

日清 カップヌードル 欧州
「牛ラーメン」というのはなかなか日本ではお目にかかれないからなのか、少々日本離れした味となっています。醤油ベースに牛のスパイス、ココまではなかなか美味しいと感じるエッセンスがいけているのですが、パクチーが加えられて、日本のラーメンと言うよりは「アジアンティック」なテイストいっぱいです。味自体は悪くないのですが、「これが日本の味か」と聞かれれば間違いなくNOです。とはいえ、パクチーが好きであれば美味しくいただける一品です。ベトナムやアジアの牛ベースのフォーのイメージで食べると違和感は無いかもしれません。しかし「Nouilles Japonaises」としっかり書かれているので、残念感を持つ人は多いでしょう!




<Crevettes sauce soja> エビ醤油 ★★★★

日清 カップヌードル 欧州

これパッケージが青いので、日本人にとっては「シーフード味」という印象をもちそうだけど、 しっかりした醤油ベースの海鮮だし風味でした。個人的な感想ではいわゆる日本のオリジナルのカップヌードル(赤いラベル)にすごく近い印象です。スープは醤油色、エビが入っているところもオリジナルと一緒。うん、味もすごく近い、肉のキューブは見当たらなかったが、オリジナルは海鮮ベースなのか?と思わせるほど近かったです。自分の一押し、★四つです!






<Canal à la Japonaise (Duck loasted)>  鴨風味 ★★

日清 カップヌードル 欧州

旧シリーズに無かった「Duck」!
鴨南蛮を想像したけど、これはそうではないです。鴨はフランスではポピュラーな食べ物なのでフレーバーに選択されたと思われるが、一言で言えば「濃厚鴨ラーメン」!触れ書きは「タマネギの甘みとニンニク、ピーマンの辛み要素のコンビネーション」という案内だが、そんなにニンニクと辛さは感じない。まぁしかし味は濃厚で美味しい。正体が分からないがすこし香草っぽいかおりが日本人にはどうしても気になるので星一つ減点。ちなみにこのフレーバーはフランスだけでなく欧州統一品です。






<Piment et sésame> ピリ辛ごま風味  ★★★

日清 カップヌードル 欧州

唐辛子系の辛さと"いぶし"ごまの風味がミックスした味!日本の「チリトマト」に取って代わるイメージですが、そこまで辛くなく、でもしっかりスパイシーな雰囲気を感じられるので日本人の口には合うと思います。日本的な「ごま感」はそんなに感じません。でも普通に美味しい!








<Curry japonais> 日本カレー ★★★

日清 カップヌードル 欧州

なじみのある味、日本のカレー味と比較すると、少しマイルドに感じる。フランス人は辛いのが苦手なので、アレンジしているようです。現行ラインナップのカレー味を引き継ぐ立場として存在しているようです。タマネギの量が日本のそれと比べて少ない印象です。しかしハーブが少しきいていて、前回より風味が変化しました。しかし親近感が持てる味でした。クミンという香辛料が入っています。日本のカレー味を分析したことがないので違いを見分けられないのですが、違和感なく普通に美味しいです! ★四つでも良いのですが、日本のカレーが自分にとって余りにも懐かしく勝ってしまうのでフランス版は三つで! 





新シリーズ前の現行ラインナップは以下の通りです。

  • 鶏照り焼き風味(Teriyaki)
  • 牛すき焼き風味(Sukiyaki)
  • エビ浜焼き(Hamayaki)
  • 野菜ピリ辛(Pirikara)
  • まろやかカレー(Maroyaka)

どれもフレーバーの名称に日本語が使われていていたのですが、その辺は新シリーズで一新されたようです。しかし最近はスーパーではこの現行品を見かけなくなり、少しさみしい感じです。

個人的には現行品の前の旧シリーズにあった「キノコ風味」は日本になじみの無いフレーバーですが、とろっとしたキノコ粉のスープは味わい深く、香りが食欲をそそるので大好きでした。キノコスープがフランスでよく売っているのですが、まさしくその味に近く、スープが好きならこの味に馴染めると思うのですが、今となっては幻の一品になってしまい、味わえないのが残念!

日清 カップヌードル 欧州


日本食材を買いに中華系のお店に食材を買いに行くのですが、ココで売っている日清カップヌードルが台湾製、これは間違いなく日本人の味覚に合うラインナップです。迷ったらこれから始めればハズレはありませんね!
日清 カップヌードル 欧州


いかがだったでしょうか?
たかがカップラーメン、されどカップラーメン!味に癒やされつつ、こちらにしか無いフレーバーを味わうのもまた楽しいです。フランス旅行の土産に買って帰国するのも良いかもしれません。フランスのラインナップ品であれば一般のスーパーマーケットで買えます。2€前後するので日本と比べると安くはないですが、いかがでしょうか?そういえば空港とかでは見かけないですね。CDGの日本便の出発ゲートで売っていたらよいのになぁ!日清さんどうでしょう笑

欧州4カ国、それぞれ違いがあるので製品を見比べるのも面白いです↓

ドイツ 比較的フランスと似ている、説明を見ると中身は若干違うようであるが、実際はなぞ
フランス 新、旧 両方のラインナップが紹介されている
イギリス パッケージが他の欧州と比べて独特 4種類しかない
ハンガリー ラインナップが一番多い

町で一杯呑んで、「ラーメン屋で締める!」なんてのができない環境なのでこのラーメン達にはいつも救われています。はい!
今年はコロナの影響で帰国できませんでしたが、空港にあるラーメン屋は日本人にとって「神」です、きっと!到着時も出発時も毎回お世話になるありがたい存在です!!

いつも「日本」を世界に発信するコンセプトが感じられるNISSIN さんのCM、むかしの「侍シリーズ」が好きでしたが、今回もアニメーションとハードボイルドな日本的な仕上がりが気に入っています!



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2020-11-18

日本語の中にあるフランス語

Bonjour 町工場社長の地域密着型ブログへようこそ

今回は

日本語の中にあるフランス語


を紹介します。一般の日本人にはなじみの無いフランス語、とおもいきや"なかなか"どうして多くの日本語に溶け込んでいるものがあります。みなさん知らず知らずのうちに使っているんです。意味が違うものもあるので注意して下さい。こういうBlogの企画は実は多いのですが、今回はGoogleさんの音声ガイド付きでお届けします。正確ではない音もありますが、あながち遠くはありません!
🇯🇵では行ってみましょう! 🇬🇧Let's go! 🇫🇷C'est parti!



カフェオレ
Café au lait (言わずと知れた、牛乳入りコーヒー)


プランタン Printemps (「春」こういう名前のデパートがありましたね)


セゾン Saison (「季節」、こういう名前のデパートグループがありましたね)


クロワッサン Croissant (「三日月」の意、由来はここからなんですね)


ミルフィーユ Millefeuille (薄い層に焼いたパイにカスタードクリームなどを挟んだもの)


モンブラン 
Mont-Blanc(アルプス山麓の山/「白い山」という意味) 
mont-blanc(菓子名、いわゆる栗菓子ですが、フランスではあまりこの言い方をしないのですが、白い砂糖を振ってこう呼ぶこともあるようです) 


タルト Tarte (パイ生地に果物、クリームを塗ったお菓子ですね)


エクレア Éclair (稲光りの意、細長いシュークリームの菓子名がどうしてこの意なのか誰か教えて下さい(^_^;)



アラカルト À la carte (コース料理ではなく、一品ずつ好みを注文しながら食べること)


ビストロ bistro(t) (高級レストランでは無い小さな食事処)


ポタージュ Potage (「スープ、ポタージュ」の意)

アバンチュール Aventure(「出来事、冒険、色事」の意 英語のAdventure)


レジュメ Résumé (「要約、レジュメ」 の意)


アンコール Encore(「まだ、なお、再び」 の意 音楽会などではbisが用いられます。フランス語から派生した英語が再演奏の要求で使われているというニュアンスが日本にも浸透しているようです)


クレヨン Crayon(英Pencil 鉛筆、化粧用のスティック、鉛筆画 の意 日本語のクレヨンはCrayon cire蝋)

クーデター Coup d'État(「政変、クーデター」の意 英語でも使われますが、フランス語が語源です!)


デジャブ Déjà-vu (「既視体験」の意 直訳はすでに見たもの)


ランデブー Rendez-vous (会う約束、予約 の意 英語のrendezvousはフランス語の派生語)


オーデコロン Eau de Cologne  
オードトワレ Eau de toilette 
(「化粧水、オードトワレ」の意) 



トラバイユ Travail (「仕事、勉強、作業」の意 こういう名前の転職雑誌がありましたね。仕事は昔の旅行(Travel)という苦行、苦しくて危険なものという語源から来ていると聞いています)


デッサン Dessin (鉛筆などで書いた絵、デッサン、図案)


アトリエ Atelier (「仕事場、作業場、工房」 の意)

サボタージュ Sabotage (「破壊、妨害、手抜き、ぞんざいな仕事ぶり」 の意 さぼるの語源、炭鉱労働者の過酷な労働条件の下での仕事の拒否がフランス語の語源であるとサンテティエンヌの炭鉱博物館で聞きました)

ブーケ Bouquet (ブーケ、花束) 


メゾン Maison (「一戸建ての家」 「めぞん一刻」っていうマンガがあったけど一戸建てだったか?)


アベック Avec (英with 「一緒に、共に」 の意 日本語のイメージの"男女がイチャイチャした"と言うニュアンスではありません。どうしてこうなったのか誰か教えて下さい!)

いかがだったでしょうか?
ほとんどの言葉を知っていた方が多かったと思います。まだ沢山あって紹介しきれないのですが、お菓子の名前や芸術、文化に関する言葉が多いですね。それだけ日本に無いもの、日本人が憧れたものが多いということでしょうか?
次回は「現場の技術関連用語」をお届けします。日本の現場で使われている言葉が意外とあるんです!フランスって実は欧州有数の工業国なんですよ!お見知りおきを!!!

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