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2024-10-18

2024 フランスから久しぶりの便りです


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Bonjour 

地域密着型「マイノリティとして生きる、普段着のフランス」へようこそ



フランスで起業、日本の町工場経営の経験を生かし、リヨン近郊でフリーランスのエンジニアとして活動しています !

ボンジュー フランスからこんにちは!

ブログの更新をだいぶサボっておりました。
最終更新が2024の1月。
公私共々、今年は何でこうも色々なことが重なるのか?と問い返すくらい経験したことの無いことが多く起こって、更新の機会を失っておりました。
このブログを待ってくれていた方へお詫び申し上げます。
Blogを辞めたわけではありません。
時には不定期に、細々とでも続けていきます。
書きたいことは沢山あって、現地ならではの出来事、 日本人として感じること、フランスでの自分の日常の紹介など色々あります。

昨今は日仏(日欧)の価値観の違いや、縁から日本を見つめ直す良い機会にも恵まれていると感じることも多いのでそんな視点で今後も続けます。

さて、昨今書こうと思っている主題について、簡単に紹介させてもらって、それぞれを別の機会に投稿しようと思っています。

人種差別

これは日本人として差別されることは少なくても、「アジア人」として差別を受けることがありました。差別は無くなることが理想ですが、無くなりません。「好きと嫌い」と「差別」とはまた違う意味もあり、難しいですね。
時間を割いて、実例を交えて次回以降で紹介します。

差別については以前にこんな記事も書いているので参考までに紹介します

交換留学制度

中学生の娘が第三外国語でドイツ語を専攻しているのですが、その一環でドイツ人学生がフランス家庭に来てフランスを体験するという機会があり、一人の学生を受け入れました。我々は100%日本人家庭であり、「ホントに良いの?」と思いましたが、当人含め、家族も非常に良い経験をさせてもらいました。
経験談を後日ここで共有しますね。

▼子育てに関する関連した過去記事です▼

訃報に接して

日本発の訃報に接した機会がありました。
海外で距離があり、どのように受け止めて、何が出来て何が出来ないのか、考えさせられる機会があったので、共有します。

引っ越し

じつは年初に一軒家に引っ越しました。フランスの地方都市の庭付き一軒家暮らしが始まりました。生活の変化と共に、日本との比較も交えながらご紹介する予定です!

夏のバカンス

例年とおおきな違いはありませんでしたが、いつものようにぜひ紹介させて下さい!

▼過去記事▼
フランスのバカンスについて

日本文化の紹介

サンテティエンヌで行われた展示会Foireで日本の紹介を「茶道」を通して現地フランス人に体験していただきました。その様子です。


それでは次回以降、またお目にかかりましょう。


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2023-11-15

海外🇫🇷で子育てをする醍醐味!


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地域密着型「マイノリティとして生きる、普段着のフランス」へようこそ

フランスで起業、日本の町工場経営の経験を生かし、リヨン近郊サンテティエンヌでフリーランスのエンジニアとして活動しています !




ボンジュー 🇫🇷フランスからこんにちは!

さて海外における子育てについて、フランスを例に取り実体験を通して色々感想を持っているので、今回はその話をしようと思っておりますが、その主題をAIに聞いて見たところ、以下のような回答をもらいました……自分の経験を通して以下で ○、△、X で評してみます。


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海外で子育てをすることは、新しい文化や環境で子供たちを育てるという点で、非常に興味深い経験をもたらすことができます。以下に、その醍醐味をいくつか挙げてみましょう:

  1. 異なる文化への理解と尊重
  2. 言語の習得
  3. 多様な友人関係
  4. 広い視野と柔軟性
  5. 世界的な教育
  6. 自己成長と挑戦

1. 異なる文化への理解と尊重: 
海外で子育てをすると、異なる文化や価値観に触れる機会が増えます。子供たちは自然と、異なるバックグラウンドを持つ人々と接することで、共感や尊重の気持ちを学びます。これにより、世界に対する理解が深まり、トレランス(寛容)な考え方を身につけることができます。

2. 言語の習得: 
異なる国で子育てをすると、現地の言語を学ぶ必要があります。子供たちは、複数の言語に触れることで、柔軟性のある思考力を養い、コミュニケーション能力を向上させることができます。

3. 多様な友人関係: 
異なる国で子供たちを育てると、さまざまな国や文化の友人を持つことができます。これにより、子供たちは多様な友人関係を築き、人間関係のスキルを身につけることができます。

4.広い視野と柔軟性: 
異なる環境で生活することで、子供たちは広い視野を持ち、柔軟性のある考え方を身につけます。新しい状況に適応する力や、変化に対する適応力が養われます。

5. 世界的な教育: 
異なる国の学校や教育機関は、独自の教育システムやカリキュラムを持っています。これにより、子供たちは世界的な視野を持った教育を受けることができ、グローバルな市場に適応できるスキルを身につけることができます。

6. 自己成長と挑戦: 
異なる環境で子育てをすることは、親自身にとっても成長と挑戦の機会です。新しい環境に適応し、子供たちをサポートすることで、自己成長を促進することができます。

これらの要素は、海外で子育てをする醍醐味の一部であり、親子ともに貴重な経験を積むことができます。
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という模範的な回答をAIからいただきました💦 概ね素晴らしい回答だと思います!
一つずつ、私見(経験)とぶつけてみようと思います!

1.異なる文化への理解と尊重 AI:「○」
日本に住む日本人家庭の場合、通常子供が持つ文化は一つです。思春期になるとアメリカをはじめとする異文化を意識し始めると思うのですが、海外育ちの場合は幼少期から「自国の文化+在住地の文化」が存在します。
とくにフランスでは移民をはじめとする多国籍な人種が一般的にいるため、幼少期はその文化を知ろうという所までは行かなくても、容認する体制が身につくのはそうだと思います。宗教や習慣の違いは大きいので、学内での交友関係のなかでは、それを受け入れなければならない、受け入れやすいがフランスであり、それが特徴の一つです。




これは大人になったときの異文化の理解のしやすさに繋がるはずです。他文化の「○○ちゃんがそういえばこんなこと言ってたな」という実体験がそこにあるわけですから。
しかしこれは日本育ちでも、海外に興味がある人は自然と受け入れられると思います。ただし興味の範疇だと、海外志向ゆえ、重心がどうしても向こう側よりであったりもすることも散見するので、尊重という部分では自分からポジティブ、ネガティブ要素を均等に学びに行かなければなりませんね!

自分は個人的に、フランスにいると身近にある「アフリカやイスラム文化」に疎かったので、また文化は歴史や社会情勢に紐付いているので、東ヨーロッパの紛争、欧州全般の歴史は分からないことが多く、その本質を知ることがいつも新鮮です。


2. 言語の習得 AI:「○」
これは誰もが一番先にイメージ出来ると思うのですが、大人と比べて吸収が早い、そしてそれを「国語」として学校で学べるのは最大のメリットです。
問題は「親の母国語」の理解の最終ゴールを、子供にどのように設定するか?
100%日本の子供と同じように学ばせる、理解出来るようになるのは難しいので、どこをゴールとするか悩ましいです!

多くの家族内で日本語を使う頻度に関して、

日々家庭(両親日本人)ではおそらく日本語
日仏家庭では片親がフランス語、片親が日本語

というパターンが多いと思います。
日本語も学ばせたいと思うのですが、第一優先がフランス語でないと学校の勉強で困るので、日本語はしゃべれても書けない、または漢字は小中学レベル というパターンが多いです。
赴任の家庭は任期があって帰国しなければならない場合、年数により何処まで比重を置くか判断が難しいと思います。

海外育ちの場合、見た目も会話も日本人ですが、書けない、読めないという事実が存在するので、温かい目で見てやって下さい!日本語を流ちょうにしゃべれるだけでも素晴らしいのです!!
自分の行っていたフランス語学校にも、フランス語を超絶話せるのに「書けない、読めない」という移民系の人が多く、学びに来ていました。これは多国籍国家ならではですね!


3. 多様な友人関係 AI:「○」
この点に関しては、AIがいうように、多様な人間関係のスキルを身につけるというのは醍醐味の一つ、その通りだと思います。
人間関係のスキルとはなんぞや?
自分自身の経験を通してフランス(海外)生活で感じるのは、友人関係を築くスピードや深さは在住年数や人との関わり合いの多さによると思っています。
これを子供の頃から経験できる、友人が出来る、そしてそれが将来自分のジェネレーションの基礎になる、これは時間をかけて築くものなので、かけがえのない経験になると思います。
ガイジン(外/そと)という概念がなくなる、持たない、と言うとわかりやすいかもしれませんね!


しかしこの経験は国をまたいで引っ越しでもしない限り複数経験するのは難しいので、現地の友人がいるのがデフォルト。それに加えて現地の日本人コミュニティで友人関係を作ると、日本とフランスの人間関係の違いを経験、理解出来るので、違いを肌で感じる海外ならではの経験かなぁと「親目線」で見ています。
フランスに関してはいまや多国籍なので、多様性の面では優れていると思います。

最たる例だと「インターナショナルスクール」などではそれがもっと複雑に多国籍に経験できることでしょう!
逆のパターンで、現地にいるのに日本人としか仲良く出来ないとなると現地での対人関係が難しくなり、アドバンテージが得られませんね。


4. 広い視野と柔軟性  AI:「△」
これに関しては家庭内で養える事ではないので、学校における交友関係などから少しずつ吸収するのだろうと想像します。我が家はまだ中学生と小学生なので、まだ際立った要素は見えませんが、おそらく高校以降の進学課程、成人に近づくにつれて養われるんだろうと想像します。
戦争やテロなどの事件が起きると、その背景を説明するのですが、遠くの火事ではない事は肌で理解してくれているようです。



5. 世界的な教育 AI:「X」
「異なる国」と始まるAIの解説ですが、これはある国で教育を受けている前提で、留学などをする場合に適用されることでしょう。我が家に限っては、海外移住で子供たちは日本の幼稚園しか知らない状態で来仏したので、実質フランスの教育しか知らない訳です。その部分では「世界的」ではないですね。
ただしフランス人の大人に幼少期の話を聞く機会では、ヨーロッパという考え方、くくりがあり、世界的では無くとも地続き、大陸ならではの思想感は感じることがあります。
また今後他国へ留学する場合、大陸的な思想は他国でも馴染みやすいかもしれません!


日本は単一国家、しかも国境を接していないので、アジア圏の他の大陸の国々とどうしても物理的以外の距離感が存在するように思います。


6. 自己成長と挑戦  AI:「○」
親に対する意見ですが、大賛成です!まさしく日々挑戦です。しかし残念ながら成長している実感はないです。(^_^;
海外で仕事をする、子育てをする。この二つにはおおきな違いがあって、

仕事は自分自身の努力や行動で自己成長できますが、
子育ては特に学校の学び関する事では教えてあげられない、親の手が及ばない

正確に言うと日本の知識で教えてあげられても、フランスのそれとは違うので、まず始めにその違いを知ることになります。日本のそれの方が優れていると思う部分もあったり、その逆もしかり!
歴史などはまったく初めて触れることが多く、子供をサポートしてあげられない。
こんなジレンマも挑戦と成長に含まれるかな?とにかくハードルは多いです。しかし中学以降になると、直接してあげられることは限りがあるので、学ぶ環境作りで貢献してあげる事しかできていませんね。
親子で手探りしながら進む感じです!


いかがだったでしょうか?
今回は「醍醐味」という観点でポジティブ要素が多かったですが、もちろんネガティブ要素も沢山あります。
日本の教育に比べて海外教育、子育てが特別優れているという実感は持っていません。
このブログを「マイノリティとして生きる」と副題で名題しているのですが、差別や住みにくさも実在します。
ただしそれを経験する、越えることで又一つ大きくなれるとポジティブに捕らえることも一つ大きな要素である、と考える、いや考えないと生きていけないので、そうしてます(^_^;

まだ「マイノリティとして生きる」の答えは出ていませんが、いずれこの話題にも触れたいと思います。またAIの力を借りることにします!!!

それでは又お目にかかりましょう!
See you !
アビアントゥ!à bientôt !



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2023-09-24

🇫🇷Bol D'or 24h ボルドール24時間 世界耐久レース選手権 観戦記2023

Bonjour

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Bonjour ボンジュー フランスからこんにちは!


スタート前のグリッド上 BMW S 1000 RR 

さて昨年に引き続き、ボルドール24時間レースに参戦する「TONE RT SYNCEDGE 4413 BMW」、歴史上初の日本のプライベートチームが100年以上にわたり歴史を持つ耐久レース世界選手権に参戦したので、その現地リポートを私見をタップリ交えてお伝えします。



土曜日の午後3時スタート、日曜日の同時刻にゴール



通常は、一年を通して最高峰クラスの「全日本ロードレース選手権」に参戦するチームですが、昨年から世界挑戦を始めました。

チーム発足後、10年を架けて成長を遂げてきた実績

鈴鹿8時間耐久でクラス優勝、
マレーシア セパン耐久でクラス3位表彰台

昨年、ついにボルドール世界耐久選手権にスポット参戦を果たしました。
完全なプライベートチーム、日頃の活動も貴重なスポンサーに支えられながら多くのボランティアスタッフの協力で運営するチーム。
スポンサー 工具メーカーのTONE


そんな彼らの活動の集大成「最高峰のタスク」、耐久レースの本場「フランス」へ乗り込み、戦いました。


総勢18名、昨年は初年度と言うこともあり、海外、フランスが初というスタッフもいたり、言葉の壁にも苦しみましたが、今年は私が感じる限り、威風堂々として自信に満ちているように見えました。ピットには昨年知り合った旧友がいたり、彼らを現地サポートするBMW本体チームとの意思疎通、友情も生まれており、誇らしかったです!

ライダー3名とチームスタッフ


さて、レース内容は監督が書く現場のマナの声がブログで配信されているので、そちらをご紹介します。

ここでは、現地在住の目線でレース観戦で感じたことを以下に記します。

結果は見事に24時間を走りきり完走、全体21位、SSTクラス10位という昨年の結果を上回る華々しい成績を勝ち取りました。

独特でカラフルなランオフエリアをもつポールリカールサーキット




小さなトラブルや、不可抗力による転倒、アクシデントもあり、トップチームもリタイヤする中、最後まで目が離せない展開でしたが、二年連続完走しました。まさしくチームワークの勝利です!






仕事は丁寧、ピットは綺麗、チームワークは同じ志をもった同盟なのでピカイチ!女性のフォローが輝かしいほどに充実。さすがオールNIPPONチーム。

24時間後のゴールを迎え、ライダーのホームストレート通過を出迎えるスタッフ



ワークスチームに代表されるような資金力、人的リソースがあるチームですら24時間走るというレースは、トラブルのリスクや事故もありゴールできない状況もあります。ということはプライベートチームにも同じリスクがあるのと等しく、逆に考えればチャンスもあるということです。圧倒的なスピードやマシン性能、ライダースキルだけでは計り知れない結果を左右する要素が沢山あり、勝負が決まる。ここが醍醐味です。
現地で人気がある理由もここにあると感じています。

24時間レース、当たり前ですが、8時間耐久レース3回分です💦


二年連続で24時間を完走出来たことは、上位に食い込む可能性が高いポテンシャルを証明できたのではないか?と思っています!

自分もフランスで仕事と生活を通して、現地の価値観やヨーロピアンに多く感じること。
海外選手やチームは、「ここぞというときに力を発揮する」「ホームで強い」とよく言われます。
自分が感じる印象は、その通りなのですが、反対に「ここぞ」というとき以外はビックリするくらいリラックスしているんです。日本人目線で(悪く)言うと「怠けている」!……と感じるほど。
良く言うと、自分自身を取り繕うこと無くノーストレスで仕事します。なのでここぞというときにスイッチが入るんです!ある意味当然といえば当然です。

観戦スタイルは「スタートとゴール」以外はリラックスタイムです!


日本人のメンタリティーは非常に価値あるレベルにあり、仕事を真面目にする。これは世界的に見ても真似できない芸当です。
基本的なスキル、メンタリティーは高いので、あとはストレスを感じること無く過ごし、戦っている相手がどういうメンタリティーで戦っているかの理解が進むと、チームが何と戦えば良いのかが明確になり、さらにチャンスが広がるという個人的な印象です!

24時間を見つめる達磨


今回の同SSTクラストップとの比較では、レーススピード、スキルは決して劣っていませんでした。一番のおおきな違いは、ピットストップの回数や停車時間が長かったこと、これを差し引くとトップ3の結果にもひけをとらない皮算用が成り立つという事実は、一層上位に食い込む可能性を感じました。



レースをささえるチーム、メカニックたちのモチベーションは高いです。
昨年エンジンを降ろしてまでもバイクを再生させ、24時間を完走した実績は何にも変えがたい自信になったと思います。
作業を見ていたレースコントロールのスタッフも、わざわざ自分の所へ来て、「彼らの仕事は最高だ!」と賞賛していました。
レース中にトラブルがあっても諦めないメンタルが感じられるピットの雰囲気は今後を期待させるモノでした!

予選で大破したバイク 数時間後には復旧完了!



Passion !!


チームコンセプトの「その向こうへ」!
さらなる高みへの挑戦と結果を期待して、新しい景色を見るために来年を待ちたいと思います。

年齢層も広く、性別、国籍も様々なファンに支えられているレース





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