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2024-01-06

マイノリティとして生きる


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Bonjour 

地域密着型「マイノリティとして生きる、普段着のフランス」へようこそ


Pixabay (みにくいアヒルの子)



ボンジュー フランスからこんにちは!
2024 Bonne année ! ボナネー 明けましておめでとうございます!

新年一発目の投稿となります!
更新は不定期ですが、今後も続けて参りますので本年もよろしくお願いいたします。

さてこのブログの副題にある「マイノリティとしていきる」についてお話しします。
これはフランスに限らず、海外で生活する上では避けて通れない課題です。
ネガティブなイメージを持ちがちですが、個人的には日本から出ないと絶対出来ない体験なので、この価値を常に考えながら生活しています。
AIに質問したところ、以下のように回答頂きましたので、下記に沿って自分の経験を照らし合わせながらお話しします!




「マイノリティとして生きる」ことには様々な要素があり、ポジティブな側面とネガティブな側面が存在します。以下に、主要な例を挙げてみます。

ポジティブ要素:

1. 文化の豊かさ: 
マイノリティとして生きることは、異なる文化や価値観に触れる機会を提供します。これにより、多様性と包括性に富んだ経験が得られ、個人の視野が広がります。

2. レジリエンスの養成: 
マイノリティとして困難な状況に直面することは、強さやレジリエンスを養う要因となります。適応力が身につくことで、困難な状況にも前向きに対処できるようになります。

3. 共感と連帯:
 同じマイノリティグループに属する人々との共感や連帯が生まれやすくなります。共通の経験や課題に対する理解が深まり、コミュニティが形成されることで、支え合う環境ができます。

ネガティブ要素:

1. 差別と偏見: 
マイノリティとして生きることは、時に差別や偏見に直面することを意味します。これは仕事や日常生活での不平等や不公正な扱いをもたらす可能性があります。

2. 孤立感: 
一般的な社会から異質な存在と見られることが、孤立感を生むことがあります。これは、理解されにくい状況や社会的な孤独感を引き起こす可能性があります。

3. 表現の制約: 
一部のマイノリティは、自らのアイデンティティを表現する際に制約を感じることがあります。社会の期待や偏見に対応する中で、自分自身を抑える必要が生じることがあります。

これらの要素は一般的な傾向であり、個々の経験は多様であることに留意する必要があります。



上記にもとづいて、自分の経験を元に以下をお話しします。

ポジティブ要素

レジリエンス(resilience)とは、困難やストレスに対処し、それに耐え抜く能力や弾力性を指します。

成長過程で、人種の違い、価値観の違いを感じながら成長すると、この能力はそうでない人に比べて大きく伸びる部分だと思います。
日本のような単一民族国家の場合とそうで無い国を比べるとその差は顕著に表れると思います。
日本とは対局のような多民族国家、文化であると、その国に育つことによって、海外経験が無くても、この要素はある程度磨かれます。

暮らす環境内で、国籍がマイノリティー、加えて地域や文化が完全に違う場合(例えば欧州と別の地域の国々、歴史的にも別の地域)、この二つを受け入れるのは本人も難しく、また廻りのメジャーな人々もある程度の困難や違和感を感じるに違いありません。
例えば「同じヨーロッパ内で国籍が違うだけのマイノリティ」の場合と、「欧州にいる"別の地域" 例えばアジア人」、この二つの違いは大きいと思います。

そしてまたこれが地方都市で外国人であることがすでにマイノリティであった場合、大都市の国際感覚がある人々の中で感じる圧とは又違った要素が存在する。例え国が違っても住む場所の国際性と、その国および地域(アフリカ、アジア、米国大陸など)も異なる場合では、この要素の磨かれ方がだいぶ異なるように思います。
パリのような国際都市に住むマイノリティと、地方都市に住むそれとではだいぶ差があるように思います。

逆に共感や連帯は、大都市のマイノリティよりも、地方都市で人数が少ない方がその大きさは大きいかもしれません。前提として同じ国籍地域のマイノリティ同士でも「人と人」との相性が大切ですが!




ネガティブ要素


差別と偏見、これなくしては語れないこの話題です。
差別や偏見はあってはならないことですが、どの世界にも存在し、国籍に限らず「どの分野」にも存在する「だれもが持ちあわせるモノ」であると思っています。
なので、自分がメジャー側だったら何も感じないことが、マイナー側に立ったときそれを強く意識するのですが、これは経験でしか感じられない特別な物であると思っています。

マイナー側(マイノリティ)に立つことは、望んでそうした結果ではないですが、そこで経験できることはプラスマイナス両方の側面を踏まえても「良い経験である」と自分は感じています。
メジャー側にいたときには感じもしなかったことが、立場の変化で目の前で現実に起こっていて、肌でそれを感じる。得てして嫌なことが多いですが、これを経験すると新たにメジャー側に立ったとき、別の視点で物を見ることが出来ます。

AIの回答にある「孤立感」も同様、マイノリティ特有の孤独感は存在します。特に子供達はそういう経験を学校でたくさんしています。
そうなると「ではどうすべきか?」ということを考えます。これも立場が変わらなければ経験しないことですが、経験と時間の経過で又新しい発見や気づき、友情が生まれたりもします。

表現の制約、これに関しては制約を感じる場面はありますが、個人的には「郷に入れば郷に従え」と考えているので、主張よりもまず自分が今いる環境、国に適用しなければ自国の文化や理論を表現する価値はないと思っています。
生活を共にする職場の仲間や友人たち、彼らと腹を割って話が出来るのは、相手の文化や価値感を尊重した先にあるので、これは順番の問題かもしれませんが、まずその国にいるのであればまず第一にその国を尊重する、次に自分の表現をする方がより理解も生まれるし、自然に受け入れてくれるだろうと思います。




いかがだったでしょうか?
今回は具体例など特筆すべき内容が少なく、概論になりました。
こういう違いを受け入れるからこそ海外生活は楽しいし、魅力があると思っています。

「マイノリティとしていきる」というお題は日々、毎日繰り返す自分の生活の中で密接に関係していることなので、今後も取り上げていきます。ポジティブ要素も沢山あるので少しずつ紹介していきますね♡



今年もよろしくお願いいたします。
それでは又お目にかかりましょう
See you !
À bientôt ! アビアントゥ!



 UTK42

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2022-05-06

「小学生」と「フランス」と「ピアス」

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Bonjour 

町工場社長の地域密着型ブログへようこそ




フランスからこんにちは!
フランスは5-4-3制度、
小学校5年間、中学校4年間、高校3年間のシステムです。

長女が中学生になって1年目、9月からは二年生になるのですが、
そんな12歳、中一の娘が、

誕生日にピアスを開けたい

と言ってきました。
聞くところでは、クラスの女子、ほぼ全員が小学校ですでに開けていると……なに?

みんなが開けているとはいえ、怖さもあって自重していたようなのですが、親友達がピアスをつけているのを見ると自分も、という気持ちが芽生えたようです。

父親的には
・開けたい気持ちはよく分かる
・常に「郷に入れば郷にしたがえ」でこれまでやってきた

ので断る理由なく、OKした次第です。
「校則で禁止」なんてことはもちろんないので、開けたかったらご自由に!さすがフランス!
自分は開けたことがないので「ちゃんとしたお店で開けること」を条件に、母親が付き添いでいそいそ出かけていきました。



現場で怖じけ付いたところ、お店の提案で「じゃぁ左右同時に開けちゃおう」ということになり、大きめのスタッフさんがアン、ドゥ、トワで両方一緒に「パチン」と!
自分はその場にいなかったのですが、母親はそんなの見たことないので、あっけにとられていたそうで……フランスでは主流らしいです(^_^;
メンテナンスの消毒、ピアス込みで約60€……高いのか安いのかよく分かりませんが……




ピアスを開けた後、陽気にはしゃぐ姿は小学生のような……
また一つ、親も子もフランスで新しい経験が出来ました!



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2020-03-24

コロナウィルス202003-23

Bonjour 町工場社長の地域密着型ブログへようこそ


コロナウィルス20200318に続き、続報です。



今回、こうしてブログを書くに当たり、フランスの現状を知ってもらい、日本のこれからに生かしていただきたいという思いがあります。






フランスは、先行して感染者を増やした「🇮🇹イタリア」の10日後を追いかけている状況で、その最悪のシナリオは避けたいという思いを皆持っています。




前回ブログで17日計測をお伝えしました。日本との比較はもはや無駄なので取りやめます。




しかしながら、危機意識の持ち方が人により千差万別、3月17日(火)から始まった外出禁止令に対し、それを誠実に守ろうとしていない人が余りもにも多いのが現状です。イタリアも同様の傾向があります。

医療崩壊が置きるのではと恐れられているフランスの現状、医師や看護師達が懸命に頑張ってくれている事が連日報道されている。感染者が一人でも減ることがその助けに直結するにもかかわらず、外出禁止令の制定事項を守らない?守れない人が多く、この1週間で罰金が35€から135€へ上げられたり、最悪禁固刑まで設定されてる始末。

夜の八時に医療従事者たちへの感謝の意思表示で、外に向かって皆が拍手を送ります。イタリアから来たアクションですが、医療現場で従事する人たちの願いは、「拍手よりも外出禁止令の遵守が先」、と言われる始末。


日本の場合はどうでしょう?報道でしか感じられないので、外からの意見になります。一時は危険地域扱いでしたが、欧州の現状と比較してしまうので、いまは平穏を取り戻したように見えています。これから感染が増える可能性は秘めていると思います。

ある一線を越えるまでは日本も欧州も行動の差はあまりないように思います。一線を越え、日常生活が思うように出来なくなったときから始まる行動の差。


キーワード 連帯感(Solidarité)




日本の連帯感


日本はまだ一線を越えていませんが、連帯意識は強く、ルールから外れると弾劾されるので、自分の歩調を周囲に合わせる→一線を越えたときには非常に有効


フランスの連帯感


連帯感はもちろんあるが、それと自分の身の回りのルールを守るかどうかは別問題!

足して二で割って、おいしいエキスだけ抽出できれば一番良いのですが、一番難しいですね。

外出制限が行われていると同時に、経済を回さなければいけない状況になりつつあります。
長期戦が予想される中、外出制限だけでは経済が死んでしまいます。感染予防措置を十分に行いながら経済を回すソリューションが今後求められます。フランスが良いお手本になりたいところですが、どうでしょうか?日本はすでに予防意識が(世界に比べてめちゃめちゃ)高いので問題ないように感じてしまうのですがどうなんでしょうか?

自分も今週から厳戒体制下で仕事開始です。


それでは。 À bientôt ! あ びあんとぅ!


2020-02-29

カーブミラーの「無い」フランス

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Bonjour 町工場社長の
地域密着型ブログへようこそ


「無いナイ」シリーズと命名しようかと思っているのですが、前回は”閉まるボタン”が無いフランスのエレベータをご紹介しました。ボタンが無い、そこから見えるフランスと日本の違いについて書きました。

今回は「カーブミラー」です


普段の移動の足はマイカーがもっぱらです。地方都市のさらにその近郊に位置する自分の町はバス以外の公共交通機関がありません。
しかしサンテティエンヌまで行くと、バス以外に国鉄とトラムが町中を走ってます。
(→そんな辺境地では無いよ!と言いたいだけ!(^_^;)
サンテティエンヌのトラム、トラム網は拡充中です!

その車の環境ですが、表題の通り「カーブミラー」がありません。
自分の町には信号もありません。これは欧州全般で環状交差点(ランナバウト)、仏語「ほんぽあん」が発達している影響で、交差点では信号が不要なんです。
ほんぽあんの過去記事はこちら
🇯🇵環状交差点/🇬🇧Rounabout ランナバウト/🇫🇷Rond-Point ほんぽあん

そして市内の交差点、または車道、県道しかり、見通しの悪いところにカーブミラーが設置されていません。いや、あるのは日本だけなのか?今回はそこには言及しませんが、フランスには無いんです、はい。



こっちの人、結構飛ばすし、ミラー無いと危ないかなぁと思うのですが、特別事故が多いというわけではありません。

この「信号」と「カーブミラー」がないだけで日本に比べて相当の節税になる?と皮算用をしてしまうのです。

なぜ無いのか?フランス人に聞いても分かりません。そりゃそうです。もともと無いんですから!
でも、聞くと往々に返ってくる言葉は「気をつけて走れば大丈夫だよ」と。
たしかに安全設備が無ければ気をつけなくてはいけません。反対に安全装備があるからといって飛ばしていいわけでもありません。

動画で道路事情をご紹介してます


日本人の方が慎重に運転する(主観です)のに、日本には沢山のミラーが設置されています!安全にするためにカーブミラーが予算計上されて、全国津々浦々整備されてきたことでしょう!
安全が確立され、事故も減ったことと思いますが、それと同時に快適に走ることが重要視されている、という風に思いを巡らします。「微に入り細に入り」配慮がなされる、誇らしい日本人の感性だと思います。

「不便が人を育てる」と言った人がいましたが、それはこちらに来て痛感することです。コンビニも無ければ、日曜日は全ての店舗が閉まるので、買い物は出来ません。
でも生活できます。無ければ無いなりにやるしかないんです。でも慣れると不便と感じなくなるんですね。でもコンビニが無いので、その不便さを補うために何か特別にしていることがあるかと自問しても、それは特別ありませんね。

話は飛びましたが、「無い」ことと、「有る」ことの価値、実際にその境遇になってみないと比べられませんが、比べるといろいろ面白いです。
「有る」ところから来ると「無い」と言ってしまいますが、元々「無い」ならそれが普通ですね。だからきっと、「無い」環境から来た外国人は日本の便利さを、日本人以上に大きな価値を持って体感しているでしょう。

国内でも生まれたときから「有る」場合と、「無い」から「有る」を知った人の価値観も違うでしょうね!


こっち、エスプレッソおいしいですが、たまには缶コーヒーも飲みたいなぁ。


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