2016-11-17

滞在許可証申請

入国後に一番初めに手を付けた準備が、滞在許可証の申請です。
県庁ごとに手続き方法が若干異なるのですが、当方が所在するLoire(ロワール)県は以下のような流れです。

①滞在許可申請のための、アポイントを取るための資料を県庁へ郵送

②返信を受領後に、申請書を提出しに県庁で出向く

③レセピセ(仮の滞在許可証)受理 →県庁へ出向き、整理券をもらって長時間待って受領

④本証受理 →上記同様、出向いて直接受理

滞在許可証本証 プラスチックのカードです。carte de sejour と
よばれたりしていますが、表記はtitre de sejourです。
苦労して取得した命の次に大事なカード!! 


滞在許可証を受理して初めて法的に滞在し続けられるわけですが、法人登記に際して現地在住として代表就任するために、やはり滞在許可書の本証が必要でした。

これは現地に渡って後で分かったことなのですが、レセピセ(仮の滞在許可証)では登記人の滞在証明として効力を持たなく、本証でないとだめなことでした。

一刻も早く法人業務を進めたく、登記準備も出国前に済ませ、あとは法務局へ申請するだけの状態に整ってたので、レセピセの受領を機に登記をする予定でしたが、想定外の遅延要素でした。

受領できるまでの期間は、地域、タイミングによって異なるので一概には言えませんが、フランスのお役所の手続き時間は我々日本人の想定外外外...の時間がかかります(;^_^

第①段階の、アポイント取りのための郵送後、一か月以上音沙汰がなく、不安にかられる日々でした。
・初めての郵送だったので、ちゃんと配送されていないのではないか?
・返信が何らかの事情で届いていないのではないか?新居のポストには一度も郵便が届いた経過がないので、引越ししたての住所にちゃんと届けてくれているのか?郵便局に疑心暗鬼!
・いろんな人に相談すると「調べたほうがいいよ」といわれたり「フランスだからもうちょっと待ってみたら」など両方の意見があり。。。

結局、原因はわからないまま、ある日会社に直接電話がかかってきて申請に行くことに。。そのあとはとんとん拍子に進みました。
最終的に受領までは、自分は3~4か月と見込んでいましたが、結果約6か月弱かかりました。自分の読みは甘かったですが、周りの多くの助けがあってこの期間で取得できたことに感謝です。

レセピセと呼ばれる仮の滞在許可証

いろんな例が散見していました。
長い例だとレセピセの有効期間が半年なのですが、その有効期間を過ぎても呼び出しがなかったり、催促したら再度レセピセを発行された例なども聞きました。
また自分より後から申請して自分より早く受領された例もありました。

申請内容が違えば単純な比較ができませんが、移民の申請数、時期、内容、社会情勢(今回はテロなど・・)も大きく影響していると思われます。

自分の場合は想定より若干時間はかかったものの、周りの協力もあり、無事受領できました。



次は法人登記です。