2021-01-14

フランスで出会った「ドン引きメニュー」5選!

 Bonjour 町工場社長の地域密着型ブログへようこそ


今回は

フランスで自分がこれまでに出会った「ドン引き?メニュー」

を紹介します。フランスは本当に食に恵まれた国で、食でストレスを感じることは少ないですね。イタリアやスペインも美味しいとされていますがフランスも負けていません。

フランスは美味しいモノをあげると切りが無いくらい(失礼:自画自賛!)沢山あるのですが、今回はあえてフランスを知らない日本人の感覚から「ビックリ…!?」というメニューを紹介します。とは言っても食べる前の印象が「?!」なだけで実際は美味しいモノがほとんどです。これは好みの問題なのですが、身の回りの日仏友人や観光で来た人の感想などを含めた体験談をお届けします!


序章 Sauce soja sucrée
  1. Lapin
  2. Grenouille
  3. Riz au lait
  4. Fromage chèvre
  5. Boudin noir
  • おまけ



序章 Sauce soja sucrée (甘い醤油)

<sauce soja> とは醤油のことで、<sucrée>が甘い という意味なのですが、日本ではみかけない「甘い」醤油(※1)です。餅につける砂糖入り醤油が近いイメージですが、これをダイレクトにどのように使うのか自分もよく分かっていません。ラベルには白飯に直接かけている写真がありますが、こういうことなのでしょうか?

とにかく買うときに間違えないように気をつけなければなりません!!!美味しい使い方があったらコメントお願いします!

追 記

※1 九州地方ではこのあまい醤油がベーシックであることを知りませんでした。以下に紹介いたします!



追 記
フランスお寿司屋さんなどでも甘い醤油が常備されているようです。基本的には九州と同じ使い方になるのでしょう。しかしときどき「白飯に直接」という方もおられるようです。甘くないノーマルを「ぶっかけちゃう」方も居るようなので、見かけたら「塩分に注意」と教えてあげなくちゃいけませんね!

1.Lapin (うさぎ)

ラパンという名の「軽自動車」が日本にありましたが、かわいいイメージですね。
フランス生まれの<Lapin Cretins>は世界的に有名なフランス生まれのウサギのキャラクターです!


フランスでもペットとして飼う動物ですが、ポピュラーに食べる習慣があります。肉屋やスーパーにはこの子が常連で鎮座しています。


ここでは写真を控えますが、食用に捌かれたこの姿は見慣れないとショックです!
次のキーワードで検索できます! lapin boucherie

パッケージにそのまま入ったこの姿は自分も初めて見たレアさで ドン引き しました。フランスの有名大手スーパーチェーン店にあった最近の事例ですが、フランス人からもSNS上でかなりディスられていました。とはいえ「食」としてしっかり浸透している、ということでしょうか?これを自宅のキッチンで捌くというのはウサギを飼っているかたは想像できないのではないでしょうか?

味は絶対に美味しいと思うのですが、まだ食べる機会に恵まれておりません


2.Grenouille(カエル)

カエルは 日本でも食べる習慣がありますが、一般のレストランではお目にかかることは少ないですね。こちらでは専門店で無くてもメニューに登場することがよくあります。Rana esculenta「ヨーロッパトノサマガエル」 Rana temporaria 「ヨーロッパアカガエル」といわれる種が食されています。

後ろ足が食べどころ

自分も食べましたが、ニンニクのきいた調理方法で、食感はあっさりした鶏肉のようなイメージで癖は無いです。しかし肉が少なく骨が多いイメージです。食べながら小骨を取り出しながら、ニンニク味の足をしゃぶっている印象です。


3.Riz au lait (リオレ)

下の写真、フランでよくある「米」のデザートです。美味しい「おかゆ」に梅肉が載っているような、または「味つき半熟卵」がのっている 冷製おかゆ みたいに見えます。

わかりやすく言うと、米を牛乳で煮て砂糖をかけて甘くしたデザートです。朝食で食べたりもしますが、これにキャラメルソースやバニラ、ジャム(写真左)やアプリコット(写真右)のような、トッピングを加えたりします。

スーパーなどでも売られていて、ものすごいポピュラーな食べ物です。初めて遭遇したのは普通にプリンのお菓子だと思って間違えて購入した時でした。そのときは食べたのですが、日本人の「米」と言う概念が拭えず、途中で断念しました。今は普通に食べます。「米は茶碗で食べる」という既成概念を捨てれば普通においしく食べられます(^_^;
味は親しみのある「甘い牛乳味」なのですが、米の食感が「メシ」を連想させてしまうと飲み込めないかもしれません。
追 記
甘酒をイメージすると、抵抗感が無くなり美味しくいただけます!!


4.Fromage chèvre ヤギチーズ

欧州、およびフランスのチーズはほんとうに美味しくて、種類も数千あると言われています。こちらのチーズを食べると、チーズという概念が変わります。これは是非味わって欲しいフランス文化の一つです。そんな沢山種類のある中でいろんなタイプや味があるわけですが、「ヤギチーズ」、彼は癖があるチーズナンバーワンです。納豆やクサヤ系と同類ですが、その強さと独特さは万人受けしない存在感があります。フランス人でも嫌いという人は結構います。

慣れは恐ろしいもんで、普通のチーズを食べていると、こういったものも美味しく感じるんです。自分は食べますが、これを冷蔵庫に入れておくだけで他の食べ物に臭いが移るので、十分密閉して、管理には気をつけなければなりません!



外側が白くてしわがあるタイプが多いです。見た目は白くて綺麗、他のチーズと大差ないのですが、その香りは他のチーズと比べて独特です。手につくとなかなか臭いが取れなくて、「手を切り落としたくなる」と言った友人がいましたが、香りの強さとしつこさはまさしくそれです!!!
香りを例えるのが難しいので、ぜひ本場のヤギチーズをチャンレンジして下さい!

5.Boudin noir ブラッドソーセージ



フランス以外の欧州でもよく食される伝統的な 血入りのソーセージ です。見ての通りどす黒く、香りと食感が独特で、これは自分も実際食べたのですがどちらかというと珍味という印象です。口の中に「ふわっ」と独特な香りが広がります。「血」と聞くとおののいてしまうのですが、調理してあるので臭いは少ない というかでも凝縮されているような、、、感じです。日本で「スッポンの生き血」を飲む方には物足りないかも知れませんね!(^0^)


おまけ コース料理のあとのデザートの量



仕事や出張でレストランを利用すると、高級店でも普通のお店でも食事のその量の多さに普通にドン引き(ビックリ)します。日本人の感覚とステレオタイプのイメージから、フレンチと聞くと高級で量が少ないイメージですが、がっつりおなかいっぱいになります。そして最後に出てくるデザートがえげつないくらいでかいまたは量が多い!もちろん店にもよりますが、日本人の感覚から「えっ」とおののくことがよくあります。もちろん食べきれなかったら残しても良いし、はじめに少なめにして欲しい旨伝えれば良いわけですが、最近は想像を超える量に「フランス愛」を感じるようになりました(^_^)


いかがだったでしょうか?
はじめにも言いましたが、フランスは欧州の中でも食に恵まれた国です。美味しいものが沢山あり、日本食に相通ずるものや親しみやすいものも沢山有ります。なので今回紹介したラインナップは日本人の感性から見た「数少ない際立つ存在」です!
日本も恵まれた、独自性のある食文化を持っていると思います。この二つの文化を体験できることは幸せですね。日本でフランスの食材や料理を食べる機会はありますが、やはり現地の空気と水で作られたものを味わうのは格別で、フランスでしか出来ません。フランスに来る機会があったらぜひ色々なモノを沢山チャレンジして欲しいです!!



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3 件のコメント:

  1. 甘い醤油は初めてです。お寿司(江戸前)は違和感を感じます。まムラサキという物なら納得です✌後三杯酢は砂糖は要ります。魚の煮付けや角煮など,ところで本当に日本製ですか?

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    1. コメントありがとうございます。メーカーは様々ですが、日本のメーカーの場合は、製造は欧州のどこかだと思います。よくあるパターンですね。追記させてもらったのですが、九州でも甘い醤油でお刺身などを食す習慣があると言うことで、大分謎が解けました。いずれにしてもフランス人、本来の醤油は好きですが、甘いとなおさら口に合うということで、改良版が売られて、現地寿司店にも両方置かれているのが現状です。九州の例をブログで紹介したので一度ご覧になって下さい。九州の友達もいますが、これまで知らず、私もビックリしました!

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  2. ブーダンはパリジャンの友人も嫌いですよ。

    数年前に3月の農業見本市に行って、ブルゴーニュのコーナーが混んでいたのでそこでコースを頼みました。
    ウサギのフルコースで、前菜はウサギの刺身でした。
    ジジババがセボンと言って喜んでいましたが、あまり味はわかりませんでした。
    毛皮付きのウサギのパックは引きました。
    さすがフランスです。

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