2024-11-17

🇫🇷接客の日仏比較 客として尊重すべき事


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Bonjour 

地域密着型「マイノリティとして生きる、普段着のフランス」へようこそ

フランスで起業、日本の町工場経営の経験を生かし、リヨン近郊サンテティエンヌでフリーランスのエンジニアとして活動しています !
接客の違い
Image par Alexa de Pixabay


ボンジュー(ルは言わない♡) 
🇫🇷フランスからこんにちは!



🇫🇷接客の日仏比較 客として尊敬すべき事

海外旅行や海外に住み始めの時期など
レストランや店舗での外国での接客について違和感を覚えた経験のある方は多いと思います。日本のそれとはだいぶ違いますから!
空港や有名観光地は国際色豊かな客層なので、また高級店は今回の主題からは除外して、一般的な規模やレベルの接客について、自分がフランスで経験したこと、感じた感想を交えて日本人的な感性で「その違い」と「客としてどうあるべきか?」お話しします。
AIの模範解答を元に、私の個人的感想を付け加えます!

日本と他の国々の接客文化の違い、いくつかの代表的な違いを挙げてみましょう。
(AI)

1 丁寧さとサービスの質:

日本の接客は、丁寧さと細やかな気配りが重視されます。接客業の方々はお客様に対して謙虚で丁寧な態度を心掛け、細部にまで注意を払います。例えば、レストランでのサービスでは、料理の提供方法や接客の流れが緻密に計画され、お客様の満足度を高めるために工夫されています。
他の国々では、サービスの質やスピードを重視する場合があります。迅速なサービスや効率的な対応が求められることがあり、時には細部まで気を配る日本のような丁寧さよりも、サービスの効率性を重視することもあります。

全てにおいて、丁寧さは日本の真骨頂。
「作り込まれる品質」に似ていて、これは象徴的な文化や価値観の違いです。
なのでそもそも海外で同じ品質を望むのは無理があります。
また接客マニュアルが存在している点もおおきな違いで、その通り完璧にやらないと接客する側も立場が保てなくなるのが日本です。
同じ店でも担当者によって品質やサービスが変わるのが当たり前のフランス。欧州全般で似た傾向だと思います。「個」が主役の価値観です。
なので同じ店に二回行く機会は旅行のシチュエーションでは少ないですが、もし機会があればその差を感じることが出来るかもしれません。
自分は髪の毛を切りに"そこそこのレベル"の美容室に行っていますが、担当者によって全然スタイルが違ったり技術的に上手で無かったりします。自分は気にしませんが、もう行きつけの馴染みでみな気持ちよく接してくれるので、いつも同じ店ですが、やっぱり全然違います。

Image par maraldrin89 de Pixabay

くわえて「役所ので手続きごとなどで経験される方も多いですが、窓口の担当者によって要求資料が違ったりということが普通にあります。「前回言われたのですが……」「これは必要ありません」なら良いのですが、たまに逆パターンもあるので慣れないと困ることがよくあります💦


態度の悪い店員?
Image par Free Fun Art de Pixabay

接客態度が非常に悪い店員もよく見ます。
客と店員は同列なので、店員も疲れているとき、気が乗らないときなど態度や表情に普通に出ます。なので、昭和の大スターが言った「お客様は神様です」という "客が店員の上" という同列では無い考え方は捨てて下さい!!

2 顧客との距離感:

日本の接客では、お客様と接する際に一定の距離を保ちつつも、親しみや温かみを感じさせることが求められます。礼儀正しさや適切な距離感を保ちつつも、お客様がリラックスできるような雰囲気を作り出すことが重視されます。
一部の他の国々では、よりフレンドリーでカジュアルな接客が求められることがあります。お客様との距離感が近く、より親しみやすい雰囲気を作ることが重要視される場合もあります。

接客 客との距離
Image par bruce lam de Pixabay


ここはフランス生活で自分が感じる最大の違いです。
そもそも人と人の距離感が近いんです。いや物理的な距離も近い!(よく同僚のツバを浴びるほど近い!)

なので、さきほど同列という言葉を使いましたが、昔から知っている仲の良い友達的な態度で近寄ってきます。
なので、冗談の一つも言う勢いでお店に立ち寄るとか、もしお店で最終的に買わないときも愛想良く言葉をかけて店を後にすることをお勧めします。
日本でも東京と大阪の接客の違いなど比較されますが、フランスは明らかに「おおさか」よりです。
店では「ボンジュー」と迎えられるので、かならず挨拶を返して、店を後にするときは「さようなら、良い1日を」と一言付け加えましょう。
日本(東京?)のように「黙って入店、黙って退店」は言語道断です!!

「さようなら、良い1日を」(オホボァ ボンジョウルネ)
Au revoir, Bonne journée

3 クレームやトラブルへの対応:

日本の接客では、クレームやトラブルがあった際にも冷静で丁寧な対応が求められます。お客様を不快にさせないような解決策を迅速かつ穏やかに提供することが重要視されます。
他の国々では、クレームに対してより積極的かつ直接的に対応する場合があります。時には議論や交渉が行われることもありますが、お客様の満足度向上に向けた解決策を迅速に提供することが重視されます。
Image par Laurent de Pixabay


レストランやカフェなどで忙しい時間帯や、繁盛店で予約が無いときなど、店員がこっちに来てくれないとか、席についても注文をとりに来ないなんてことはよくありますね。
日本だと、「コールボタン」や「すいませーん」と声を掛けて、来てもらうのが普通ですが、なかなか来てくれないんです!
ただし店員が忙しそうにしていてもこちらに目をやったり気がついてくれているときがあるので、そのときは彼らの仕事の優先順位を尊重してあげる心構えが必要だと思っています。

先述したように「まるっきりやる気無い店員」もたまにいるので、必要に忘じて呼ぶこともあるのですが、ちゃんと出来る人の場合は、「客マウント」ではなく、かれらのプロフェッショナルな仕事ぶりを尊重してあげて下さい。
また食事中に「いかがですか?」なんて声を掛けに来る接客はよくあります。
そのときも「美味しいです」「すばらしい」とコミュニケーションするとお互い気持ちが良いもんです。
たまに日本に帰国して、チェーン店、タブレットで注文、一言も店員と言葉を交わすこと無く食べ終わる時があると"むずむず"とした「違和感」を感じるようになりました。
接客って何だろうと考えさせられます。


(AI)これらの違いは、文化や社会の価値観の違いから生まれるものであり、それぞれの文化が持つ特徴を反映しています。

自分が感じるフランスでの大きな接客の違いは、「客と店員」である前に「人と人」なんです。人と人が接するんですね。
その「人としての基本的なコミュニケーション」が大事なので、そこを尊重しながら客として接する事が出来たら旅行や滞在がもっと楽しくなると思います。
旅行や、現地に慣れるまでは言語の壁はあっても、接客という初めて会う間柄では心の壁を作らず、いつもの日本の生活よりも「受け入れ、受け入れられる関係性」に注力して欲しいと思います。
客も店員も「人としておもてなす」がベストですね!


 UTK42

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2024-11-10

フランスでファミリーキャンプ仕様の改造をしてみた(2)

 Bonjour ボンジュー

フランスで起業、日本の町工場経営の経験を生かし、リヨン近郊サンテティエンヌでフリーランスのエンジニアとして活動しています !


前回の(1)でミニマルキャンパーを目指した自家用車の改造における
「フランスにおけるキャンプの定義」
「改造コンセプト」
についてお伝えしました。

今回はキャンプ仕様へ改造した具体的な
「機能やスペック」
「使い勝手」

を紹介します。


1. スライドテーブル
2. ガス台
3. 水回り(給水とシンク)
4. アルミ架台のメリット
5. 取り外しと日常使い


改造と言うと、車本体に変更を加える用に聞こえますので、あえて訂正するなら「装備を加えた」と言うことになります。

加えた装備を外して床に置いた状態がこちら

自立しないので、横に置いていますが、長い足が2本、
トランク側から見て手前に配置されます。

いわゆる架台ですね。すごくシンプルな架台です。
これがミニマルキャンパーとしてキャンプシーンで機能するのと、日常使いでも重宝しています。
テキストでの解説の前に動画でご紹介します。
具体的なイメージがつかめると思います。

1. スライドテーブル


フランス キャンプ 改造 システム
本体(青➡)が全面にスライド
さらに赤➡が両サイドに広がります


本体テーブルはこの市販のスライドレール(Amazon)をビスで本体架台と木テーブルへ固定、出し入れを機能させています。



ここにキャンプ用品が入ったカセット(市販の収納ボックス)を積み込みます。
現地ではボックスを降ろして、料理をする基本的なテーブルになります。




フランス キャンプ 車


このスライドレールは「ガイド」と「レール」が取り外しが可能なので、現地でテーブルをレールから外すと、車中泊時には足下のスペースを確保するのに役立ちます。


2. ガス台


ガスを使う場所を確保しました。本体スライドテーブルからさらに外側にせり出す仕様です。トランクハッチの開閉位置とガス位置による蒸気の熱気や油はねなどを考慮しました。
ハッチの真上より外側に位置しているので問題ありませんでした。

一般的なカセットボンベタイプのガスレンジですが、風除けの効果もあって問題なく使えています。

ガスレンジの滑り止めとして板面にネジをタップし、ガスレンジの脚の穴がフィットして移動やズレを防いでいます(動画参照)


3. 水回り(給水とシンク)


Amazonで買った中華製のポンプ内蔵の給水設備です。
ガス台と同様、本体のスライドテーブルから横にスライドしてシンクとして機能します。
シンクは市販の折りたたみ式なので、収納時は薄く変形します。




ポンプはUSB充電式のワイヤレス、安価で機能も十分、上手く使えています。一昔では考えられなかった給水設備の簡素化、こんな簡単に給水ができるなんて!!!
(昔は大型の「給水ポンプ」の設置と電源確保を考えなけれはならなかったのに)

ガスと給水、メインテーブルの裏はこんな感じ
これらもスライドレールで横に跳ね出す機構です


ガスレンジ含めてこのあたりのコンセプトはあるイギリス人インフルエンサーからヒントを得ました!

彼曰く「お金を掛ければいくらでも良い物は手に入るけど……」がコンセプトです。




4. アルミ架台のメリット

アルミフレーム


一般的に機械業界では装置やシステムを組むのに使われる汎用性のある素材です。
支柱の4面に溝が切ってあり、この溝にナットを配置することによって、ナットは溝の中をあらゆる位置に移動可能で、ビスの位置や方向を選んで固定できます。
この自由度により、構造体自体の接合部の位置をビスの締め付けだけで調整できます。



なので、このようにボルトなどを好きな位置に配置し、フックや物の固定にも使えます。
この素材はAmazonでも買えますし、日本の専門サイト(MISUMI)でも高品質な永続的に購入出来る素材として、バラエティに富んだ要求に応えられる素材として利用可能です!

個人的にはAmazonの中華製よりも品質、汎用性、サステナビリティを考えると日本製に軍配。
私はフランスで日本サイトを利用出来ないので、ドイツのMISUMIから購入しました。
この調整機能、私は子供のテーブル使用に合わせて高さを変えたり、収納ボックスの用途が変わって寸法が変更になった時など、その寸法に合わせるために高さ調整しています。
木組みなどではこうたやすく調整は出来ませんね!


5. 取り外しと日常使い

このシステムがひとたび人目に止まると、フランス人はすぐに興味を示して寄ってきて話しかけます。
「よく整頓されていて使いやすそうだね」「どこで買ったの?」「いくら?」
キャンプ場でも声を掛けられますし、スーパーの駐車場でも話しかけられます。

4カ所の固定ベルト(タイダウンベルト)を外せば、あとは車外に架台を持ち出すだけです。
タイダウンの床固定フックはC4Picasso 車両の標準装備です

前記事でも書いたように、固定はタイダウンベルトのみなので、いつでもこのシステムを簡単に外すことが出来るのがこのシステムのアドバンテージです。

トランクに積む荷物が大きい場合や、後部座席を7シーターとして使用する場合、この架台を外してノーマル仕様に戻します。15分あればお釣りが来ます。
ここがこのシステムのコンセプトである「ミニマルキャンパー」の本質です!!!
エンジニア魂がブルブル震える快感要素です笑

日常使いでは、このスライドテーブルの「収納ボックス」を日常の物に取りかえます。

自分はここに週一回のテニスシューズや、ハイキング用の靴、仕事のユニフォームなどを収納し、システムの上部と最下部のスペースは買い物時や普通のトランクとしての機能として使っています。


スーパーマーケットへの買い物時はペットボトル類などは上部の収納場所に収納できるし、棚的に各層を使い分けできるので、「割れ物や卵は棚の上」といったように使っています。

ペットボトルは普段もキャンプ時もココに収納
棚が一つあると何でも置けるので重宝します

また日帰り旅行時も、簡単にシンクが使えたり、コーヒーを沸かせるのは重宝しています。自分は写真撮影が好きなので、日帰り撮影時に飲料用の水のペットボトルだけ補給すれば、手洗いなどの給水含めた簡単キッチンが使用できるので、場所を問わず出かけられます。

フランスは日本のように何処でもコンビニがある環境ではないので、この設備が心強いです!!また自然の中に気兼ねなく入っていけるのはメリットを感じています。



いかがだったでしょうか?

職業がら「メカニックエンジニア」の要素が満載ですが、個人的には日本人的な思考回路がこれを完成させたと思っています。

何よりもこのシステムを家族と共有出来ていることはモチベーションに繋がります。


夏の2週間のバカンス旅行時の装備としても活躍しました!

娘にとっては初めてのキャンプ

息子はこのシステムのエキスパート

家族のために朝食

車両、キッチンスペース、居住空間(テント)が繋がった配置構成が今のところ基本です

この情報が少しでもフランスでのカーキャンプのヒント、C4Picassoオーナーのヒントになれば幸いです。
実際にvacancesへ出かけて使用した様子はこちら↓

製造過程とコンセプトを解説した
「フランスでファミリーキャンプ仕様の改造をしてみた(1)」はこちら↓

それではまたお目に掛かりましょう!
See you !!
アビアントゥ!
À bientôt !!



2024-11-09

🇫🇷自転車キャリアと庭の手入れ!


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Bonjour 

地域密着型「マイノリティとして生きる、普段着のフランス」へようこそ

フランスで起業、日本の町工場経営の経験を生かし、リヨン近郊サンテティエンヌでフリーランスのエンジニアとして活動しています !




ボンジュー(ルは言わない♡) 
🇫🇷フランスからこんにちは!

フランスではホモック(またはAterrage)と呼ばれる牽引が非常に普及していて、なんでも引っ張っちゃいます。
過去記事「車のしっぽ ATTELAGE



私も装備したのですが、その目的の一つに自転車の運搬がありました。
家族四人で自転車を楽しむための運搬キャリーです。


バカンスの出先で自転車を使うためなど、一時はキャリーを頻繁に使ったのですが、子供も大きくなり、最近はめっきり使う機会が減りました。



さて年初に引っ越しをしました。
これまでのアパート暮らしから一転、一軒家暮らしです。
生活の内容で何が一番大きく変わったかというと、庭の手入れ🪴!
時間を取られます。
過去Blog 「フランスで一軒家へ引っ越し 何が大変って……



芝刈り、草むしり、剪定といろいろあるのですが、切ったそれらを処分場に持っていくための一般的な方法
🇫🇷フランスでは、牽引のホモック(簡易トレーラー)に積み込んで捨てる方法です。
一番手間がかからず、効果的なのですが、何せ雑草を運ぶだけなのに、車両の値段が高い!!


一般的に小さめの安価なものを探しても649€と値段が可愛くありません!


そこで、最近使わなくなった「自転車キャリア四人用」を改造して、刈った雑草の収集バケツを詰めるように、一工夫、DIYをしました。
写真の通り、簡単な木工作です。
刈った芝や枯れ葉、重量は重くないし、捨て場は三分とかからない近場です。
構造的には単純ですが、安く、簡単に、ミッションを完遂できます!





この装備で処分場に行くと、入り口の係のおじさんが「おれ、こういうの好きだよ」と声を掛けてくれ、次に会ったときには「俺も同じように作ったぜ」と!
嬉しいですね!
フランスはDIY、みんな好きで色々やります。
専門的なものでも手軽に売っているし、日本に比べるとDIYが近く深いです!
要はプロに任せてお金を払うのでは無く、安く済ませたいんですね。

今回はそんな車装備に関するDIYでした。

それではまたお目に掛かりましょう!
アビアントゥ!
À bientôt !!



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