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Bonjour
町工場社長の地域密着型ブログへようこそ
フランスからこんにちは!
バカンス旅行記です。
その① で「山」編をお届けしました。今回その②では「海」編をお届けします。
今年も日本へ帰れず、そのかわりこれまでフランスで磨かれたバカンス感覚を持って、在仏日本人家庭がどこに行って何をして、何を感じたのか、お伝えします。
そもそも「スペインへ行きたい」からはじまった今回の旅行の計画。
自宅からバルセロナまでは距離にして自動車で650km、6時間半で到着出来ることが改めて分かり、現実味を帯びる。ガウディを一目みたい。
アルプスを経験してトレッキングの魅力に取り憑かれ、フランスの代表的なもう一つの山脈「ピレネー」も経験してみたい……それなら一度で二度、「海」「山」両方美味しい思いをしてしまおうというのが今回の発端でした。
「山」経由だと移動の負担も軽減され、Pyrénées経由でスペイン入り、バルセロナまで350kmです。
これまで「イタリア」「ドイツ」「スイス」と自動車で国境を越えてきましたが、「スペイン」は初めてです。しかしスペイン、フランス側のリゾート地はフランス人の人気のスポットでフランス語が使えるところも多いのです。
一般的に、我々がよく使う長期滞在スタイルの「AIR BnB」(キッチン付きレンタルハウス)。
一週間ほど滞在するのが欧州流で、炊事洗濯をしなければならないのですが、滞在費が安く済む、そして気兼ねなく過ごせる=旅行して疲れに行くのではなく「充電する」という意味でとても有効です。海辺だとMobilhome(モビロム)といわれるロッジがキャンプ場にありこれをよく利用します。
キッチン、バス付きのロッジ、バルコニーでBBQができます |
しかしながらこれまでの経験から、今回は妻曰く
「たまには炊事しない滞在がしたい」
といわれ、まぁそれも一理ある!
とうことで今回選んだ海の滞在スタイルは「家族向けホテル」
一言でいうと「海ちか」のプール付き大衆リゾートホテルです。
ホテル駐車場の車のナンバーを見ると、フランスが約半分、次いでオランダ、ドイツ、ベルギースペイン…… |
食事はバイキング形式。ココでの滞在はひたすら浜辺で1日を過ごす、時々プール。
この流れだと日光を浴びてほどよく疲れた体にバイキング形式の食事がよく合うんです。一番大きなメリットは移動の必要が無く、全てホテルで完結。
特別美味しい物が出るわけではないですが、安定の食事が気兼ねなく楽しめる。食事の後は、プールサイドで毎晩何かしらのショーやコンサートがあるので、一杯やりながら眺めてゆっくりする。
徒歩数分の海水浴場、地中海、透明度良し、小魚が泳いでいました |
多国籍なバイキング、お魚が美味しかった |
ココナッツをその場で割って、飲ませてくれるココナッツ売り!我々が命名した「CoCo爺」 |
家族向け海水浴場なので、アクティビティも豊富、SASUKE 1時間で15€ |
こういうホテルの滞在スタイルをフランスで初めて経験したのですが、空っぽ(vacancesの語源)にするにはもってこいの時間の流れでした。レンタルハウスだと食事の用意、買い出し、……を考えなければならない、時として地元の食材探しも楽しいのですが……
今回は過ごし方をあれこれ考えなくて良い、あくせくしない時間の流れを手に入れることができました。
朝の景色、 ホテルから海へ向かう歩道 ここは夜になると夜店が並び多くの人で賑わいます |
砂は粒が大きめで、波がくると「サラサラ」と心地よい音がします |
朝の海岸を散歩 |
高速道路の巡航速度は130㎞、高速道路も無料区間が多く、フランスでの車での移動はストレスが大変少ないです。
▼フランス高速道路事情
いかがだったでしょうか?
多くのフランス家庭は夏バカンス以外に冬、春、秋も2週間休みがあるので家族で旅行に行ったり、触れ合える機会が多いです。
私の仕事上、そこまで染まるのが難しいのですが、子供によると、他の季節の休みにどこにも行かないのはクラスメイトに驚かれるようです。
フランス人の「バカンス上手」は我々にとって未知数な部分がまだ多く、道半ばです。
しかしこうやって夏のバカンスを欧州で経験することは我々日本人家庭にとって、子供達にとって、フランス社会で暮らす上で貴重であり、重要な体験となります。
来年こそは日本に帰国したいのですが情勢がコロナ、戦争以前と同じに戻ることを願ってやみません!
おまけ
車でスペイン国境を越えたときの動画です。普通の県道を走ってあっけなくスペインへ……
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