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地域密着型「マイノリティとして生きる、普段着のフランス」へようこそ
ボンジュー フランスからこんにちは!
フランスで起業、日本の町工場経営の経験を生かし、リヨン近郊でフリーランスのエンジニアとして活動しています !
さて突然ですが、慣れないフランスで交通事故を起こしたらどうしますか?国や地域によって違いがあるので、フランスで自分も初めてだった経験を元にお話しします。フランス生活やフランス旅行のお役に立てば幸いです!
交通事故って誰もしたくないですよね、例え軽微でも相手がいるとややこしいし、とくに外国で外国人との交渉ごと、利権や正当性を証明するのは肌感で「難しい」と感じますよね。
幸い自分ケースは軽微だったのですが、事の顛末と、事故処理の方法(コツ)を解説します。
事の顛末
我が家は主要都市のサンテティエンヌから車で10分ほどの郊外の別のコミューンに位置しています。
妻の職場はサンテティエンヌ市内なので、バス通勤なのですが、21時にはバスが終わってしまうので、車で迎えに行くことがよくあります。
その日は妻が仕事後に友人と食事をすることになっていたので、迎えに行くことになっていました。
丁度そのタイミングに、自分の車は点検に出しており、ディーラーの代車を借りていました。
代車のC4エレクトリック |
金曜日の夜、23時過ぎでした。いつものようになれた道を迎えに行ったのですが、サンテティエンヌ市内で事故は起こりました。
信号のある交差点で右折(🇫🇷右側通行)しかかったところで、横断歩道に歩行者がいたので一旦停止しました。
後ろに後続車がいたのは分かっていたのですが、後ろの車が停車していたかどうかは定かではありませんでした。その右折待ちの後続車が自車に追突、衝撃はごく僅かでしたがおかまを掘られた格好になりました。
当たられた衝撃で内側から押されてついた傷 ディーラー代車のピカピカのシトロエンの電気自動車だったので相手も閑念したか? |
交差点を曲がったその先で車を停止、後続車も追突を認識していたので同じく並んで停止しました。
さてここからですが、お互い事故は初めてでどうするかよく分かっていません。
相手は若い男性、現場に近い近所の住人でしたが、免許証を所持していませんでした。
なんかヤン車っぽい古いBMWで、友人が助手席に乗っていました。
自分の車は代車でしたが、バンパーが僅かに変色、変形しているので、借り物ですから見過ごすわけにも行かず事故手続きをすることになるのですが、まぁここで保険屋に連絡すれば事の流れは教えてくれるはずですが、妻に連絡したところ、一緒にいた友人のご主人がすぐ来てくれると言うことになり、待つことに!
そしてフランス人の彼が到着後にアドバイスしてくれたのは「Constatをつくりなさい」とのこと!
事故処理手続き Constatとは?
日本語に直訳すると「事故証明書」となるものです。
当事者間で事故状況を振り返り作る証明書です。
これを元に双方の保険会社が談判して事故割合が決まる仕組みです
人身や大きな物損があれば警察も出ますが、一般的な軽微な事故は当事者間の折衝とこの用紙で解決となります。ここは日本とおおきな違いですね。軽微な事故で警察を呼んでも怒られるだけです💦
下記にあるとおり、左右に分かれた書式に従ってそれぞれが片側を記入、それを承諾するサインが最後にあり、それを受け取った双方の保険会社が判断します。
カーボン紙で複写になっているのですが、用紙の品質が悪くよく写らなかったり、自分の場合、相手が字が汚くて判別不能だったので、念のため一枚目を写真に撮りました。(これ重要!!!)
事故当時はお互いに用紙を持っていなかったので後日再び会うことに!
分かれる前には以下も写真をしっかりとりました
相手の車の窓ガラスに張ってある「保険の加入書」※2024年1月〜提示義務が無くなりました- 車のナンバー
- 相手の身分証明書(IDカード)
- 免許証
今回の場合は後続車が明らかに過失があったのと、本人も認めていたので難なく記入、双方で合意が出来ました。
相手が免許証を所持していなかったですが、上記の双方が保険に加入しているかが重要です。
ただし事故後(実働)5日以内が有効期限なので、注意が必要です。フランス国内の事故でも日本と違い、相手が外国籍の場合もあるので、その場ですぐに記入が必要な場合もあります。すぐ書けるようこの用紙を携帯することをお勧めします!
私は用紙を持っていませんでしたが、相手と連絡がついたこと、相手も身分証明など全て提示してくれたので、電話番号を交換、後日再度会ってお互いにこの用紙にサインする運びとなりました。
自分の車は代車だったので、記入後それらの情報はすべてディーラーへ渡しました。
ところがです!!!
ディーラーの受付担当者、いわゆる自分の点検を受け持ってくれている担当者が開口一番「それはそちらの責任なのでそちらで保険会社に連絡して下さい」といわれました。保険はディーラー名義だし、頭にきて文句言ったら、奥の応接間に通されてエライ人が出てきて無事解決できました。
事故という特殊なケースで受付担当者は通常業務以外の仕事をしたくない色が見え見えだったので、カチンときて文句を言ったのですが、こういう人が普通にいる海外なので鵜呑みにせず戦ってください(笑) (ここに想像外の敵がいた💦)
上記(政府HP)にあるように、携帯電話などで電子申告も出来るようなので、用紙がない場合は是非参考にして下さい!
レンタカーの場合はレンタル会社に連絡するのが一番ですね!
自分の事故相手は、事故の日の朝に財布をすられて免許証不携帯だったのと、離婚調停中で車を元奥さんに譲るはずだったのが事故を起こして保険沙汰になったので、色々複雑そうでした💦
事故は起こさないに限りますが、自分が安全運転していても起こる可能性はあるので、心構えは必要ですね!
心構えの参考になれば幸いです!!!
それではまた!
See you !!
À bientôt !! アビアントゥ!
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