2024-11-08

フランスで一軒家へ引っ越し 何が大変って……


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Bonjour 

地域密着型「マイノリティとして生きる、普段着のフランス」へようこそ

フランスで起業、日本の町工場経営の経験を生かし、リヨン近郊サンテティエンヌでフリーランスのエンジニアとして活動しています !




ボンジュー(ルは言わない♡) 
🇫🇷フランスからこんにちは!




今年2024は、個人的にBlogなど情報発信に使う時間が取れない状況が多かったのですが、その原因の一つが「一軒家への引っ越し」がありました。
フランスにきて初めての家選びは、小学校に通学しやすい環境を第一に考え、学校から1分の立地のマンションでした。
子供も大きくなり、勉強?のための部屋も用意する必要があったため、思い切って引っ越ししました。
1月に引っ越したのですが、これまでのマンション生活とがらりと生活様式が変わりました。
最大の変化が「庭の手入れ」です。


築40年ほどの年期の入った建物。
ご覧の通り、周囲を庭に囲まれた贅沢な立地ですが、廻り近所も同じような仕様で、当時はこれが流行っていたのかもしれません。
いわゆる芝が生えた庭ですが、雑草が多く手入れするには手強い感じ💦
色々な野鳥も来てくれます。
雑草はこんな感じ!!


あわせて大きな木が4本、サクラ、カエデ、もみの木、あともう一本、名前不明の葉っぱがでかい木です。
日本のようなサクラではないですが、
日本人が感じる「春らしさ」をひととき与えてくれました。



一部畑もあって、マンションではベランダ栽培でしたが、思い切って根菜などチャレンジできそうです。

しかーし……

庭の手入れに時間をとられます。
嫌いではないので、ストレス発散になるのですが、手入れに関する道具もそろえる必要がありました。色々買いましたが、目立った物を紹介します!

芝刈り機 tondeuse





ここに住むまでは「こんなもの」全く縁が無いと思っていましたが、芝刈りというよりは雑草の手入れですね。芝同様いろんな雑草がはえて虫等の温床になってしまうので、手入れが必要です。
近隣さんが「機械を貸してくれる」と言ってくれたのですが、なんのなんの、春先は一週間に一回は刈らないとぐんぐん伸びてしまいます。なので必需品という認定で購入しました。
バッテリータイプで、持ちはこびも軽く、女性でも扱えます。エンジンタイプは馬力があって長時間運転できますが、重くて持ちはこびが大変です。

トリマー Coupe-bordures



芝刈り機では届かない端っこや、芝刈り機が走れない場所など、コイツが必要です。テニスのガットのようなポリの糸が高速回転して草を切ります。取り付けヘッドが方向転換するので、タテに回転させて端っこにも届きます。便利です。
使用時は必ず保護めがねをして下さいね!!

その手入れで刈った草たちは、それ用の容器を買って、そこに集めます。それがたまったら市の廃棄物処理場(Les déchèteries)へ持ち込みます。無料なので助かります!




畑 

フランターでの栽培しか経験が無かったので、初心者同様です。
初心者でも出来るように、苗を買ったりしたのですが、結局お隣さんが沢山のトマトの苗をくれたので、それがメインとなりました。
それに加えて農業市で買った「イタリアントマト」の苗、日本のキュウリ、枝豆、タマネギを植えました。
夏のバカンスに二週間不在にしたのですが、無事に収穫できました。
イタリアントマト Rome

フランスのキュウリはもっと大きくて風味が日本のとは少し違います

枝豆は買えませんが、冷凍枝豆はフランスにも売っています!


というわけで、マンションから一軒家への環境の変化、
庭に手が掛かるという予想外の暮らしになりましたが、草むしりしたり、畑の手入れはストレス発散にはよいという「発見」と「環境」を得ることが出来ました。
秋はまた枯れ葉の掃除で大変という発見も最近出来ました💦

それでは又お目に掛かりましょう!


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2024-10-27

後編 フランス語を学ぶドイツ人学生を受け入れる、フランスに住む日本人家庭


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Bonjour 

地域密着型「マイノリティとして生きる、普段着のフランス」へようこそ


レナが持参してくれた我々へのプレゼント
フランス語表記で トレビアン!



Bonjour
ボンジュー フランスからこんにちは!


フランスで起業、日本の町工場経営の経験を生かし、フランスでフリーランスのエンジニアとして活動しています !

前回に続き、留学生受け入れの一週間をお話しします。
前回↓

ベジタリアン、乳糖不耐症、ホームシック

レナは上記見出しの通り、食べ物に制限があります。これは事前に知っていたので、大変ではあるものの、おおきな問題ではありませんでした。
※乳糖不耐症とは乳製品の消化が普通の人より弱く、腹痛が起きるというもの。症状には個人差があるようで一つ勉強になりました。

スーパーのベジタリアンコーナーで視察も繰り返し……


それとは別に、彼女は非常に気遣いの出来る子、言い換えると遠慮が多く、自分が我慢するというヨーロピアンでは珍しいタイプの自己主張の少ない娘でした。
それと、これは14才全般に言えることですが、初日からホームシックになりました。
彼女のルーティンは我が家に帰着すると、まずお母さんにビデオ通話でコンタクトして、涙を見せながら数十分会話するという具合でした。

人生で始めて親元を離れて外国で暮らすという体験、そこには不安とさみしさが混在、そして母国語以外でコミュニケーションしなければならない、はたまた日本人家庭の違和感?
ストレス、色々あったと思います。
私も娘もどちらかというとホームシックとはほど遠い、家から出て遠くに行きたいタイプなので彼女のその感情は、実際に目にしてあらためて気づかされました。


水曜日の夜にフランスに着いて、木金と二日過ごしても、食欲は細く、我々の前では気丈に振る舞うも、だいぶホームシックにやられていました。

そんな状況だったので、到着二日後から先方の母親とこまめに連絡を取り、好きな食べ物を聞いたり、ストレスに関して共有したりと、気をもむ日が続きました。

週末の過ごし方

週末がやってきて、土日の二日間、どうやって過ごすか?
ストレスを取り除いてリラックスできるようにするにはどうするべきか?
あまり動かずにそっとゆっくり自宅で過ごす、その方が良いのか?

色々考えたのですが、土曜日は娘が親友と一緒にレナを連れてショッピングに行くという計画を立ててくれたので、その計画をサポートする側に回りました。
友人が来てくれて、一緒に我が家でランチを食べてもらい、意気投合。良い感じです。

そして街へ繰り出しショッピングへ。
しかし中学女子、友人が来たら二人は自分たちの買い物に夢中で、レナの家族向けのお土産などの買い物など視野にあらず。
ここは自分が軌道修正して、なんとか数件回ってフランスのお菓子、お母さんが好きなお茶の店、お父さんには地元フランスリーグのサッカーチームのオフィシャルショップへ行くなど事なきを得ました。


日曜日

この日は地元で行われている日本がテーマの展示会があり、でもストレスを考えて連れて行くかどうか迷ったのですが、本人に聞いたら「行きたい」と言ってくれたので、一緒に展示会へ。

ここで友人が茶道の体験会をやっていたので、お手前を頂く茶道体験をしてもらうことに!
この頃になると、だいぶ慣れがでてきて、生活ペースもつかめたようで、一安心。


夜はピザ屋に特注で頼んだベジタリアン乳糖不耐症用のチーズぬきpizzaを沢山食べてくれて一安心。

茶道の様子


乳糖不耐症の症状 腹痛

水曜日の最終日、 娘と一日学校で過ごす予定が、お昼にレナがおなかが痛くなり、彼女は家で休むことに。
娘は彼女を残して学校へ行ってしまい、彼女が一人で我が家に。
突然昼過ぎにそのことを娘から聞かされて、どのように対応すべきか思案した挙げ句、親と担任にはひとまず連絡。
その後、彼女を一人には出来ないので、急遽仕事を早退して我が家へ帰宅。
彼女の顔を見るまでは心配だったのですが、すでにドイツの親と連絡を取り合っていて、持参しているタブレットを服用した後で、腹痛は大丈夫とのこと。
人の子を預かっている身としては、一番肝を冷やした瞬間でしたが、無事に乗り切りました。
仕事が……💦

お別れパーティー

その夜は、学校主催のお別れ会、みながオードブルを持ち寄っての夜のパーティーでした。

30秒で無くなったSUSHIの盛り合わせ

パーティーのオードブル用に妻が勤める寿司屋の盛りあわせを持参。
レナは食べ物に制限があるので、スペシャルメニューを別盛りに。

SUSHIは子供たちに人気で一瞬で無くなってしまいましたが、彼女の分を別で渡したので、親しい友達と共有しながら楽しそうにその夜を過ごしていました。


そのときにドイツ側の先生と話す機会があっていろいろ心配だったことを話したら、「レナはすごく良い家庭に受け入れられてわたしはラッキーだった と言ってましたよ」と告げられ安堵とうれしさがこみ上げてきました。

娘の頑張りがよかった。
来年ドイツに行くのが楽しみらしい!


他の家庭の一週間の様子も聞くことが出来たのですが、やはりホームシックや食べられない、コミュニケーションが取れないなど最後まで馴染めなかった生徒も少なくなかったようです。そりゃ13、4才で成長もまちまち、納得です。

最終的にレナのお母さんとも色々情報交換できたし、親たちも国際交流が出来て個人的にも良い経験となりました。
私個人的には、我が家自身が国際交流の道半ば的な印象を持ちつつ日々のフランス生活を過ごしているので、こうやってドイツ人のレナちゃんをホストファミリーとして受け入れ、「良い家庭だった」と言われたことは、我々家族が一つ成長できたという実感、そして娘の頑張りが実を結んだという実りある一週間でした。

来年は我が家の娘の番ですが、ホームシックはゼロ、居心地が良かったらまた別の機会に遊びに行くそうです💦

実はレナが馴染めなかったらお父さんが途中でフランスまで迎えに行くというシナリオもあったくらい、地続きならではの異国体験が比較的簡単に出来る環境は日本とはだいぶ違います。こういった異国や言語、文化に触れられるのは大人も醍醐味の一つですし、子供の成長の過程でこういった経験が出来るのは尊いと感じます。

↓海外で子育てをする醍醐味

それではまたお目に掛かりましょう!!
À bientôt !!
アビアントゥ



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2024-10-26

フランス語を学ぶドイツ人学生を受け入れる、フランスに住む日本人家庭


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Bonjour
ボンジュー(「ル」は言わない!) フランスからこんにちは!

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娘の中学校のカリキュラムで、ドイツのある中学校の学生を一週間我が家に受け入れることになりました。
9月に受け入れ、無事に?帰っていたのですが、その顛末をお話しします。


彼女が選択している第二外国語(ドイツ語)のカリキュラムの一環で、フランス語を学ぶドイツ人学生が一週間フランス家庭で過ごします。
来年は娘の中学校のフランス人学生が、ドイツに行く予定です。

フランスの中学校は一般的に、英語の他に第二外国語が必須です。日本とは様子が違いますね!
人気の言語はフランス語と同じラテン語の派生である「スペイン語」や「イタリア語」です。
フランス人にとっては比較的簡単と言われています。
ドイツ語は人気が少なく、人数が少ないため、交換留学プログラムが実施しやすいと言う背景があります。
スペイン語やイタリア語はこのカリキュラムがありません。なので私たちはラッキーだったのか?苦労が多いのか? 以下に詳しく共有しますね!

サンテティエンヌ駅
ドイツから列車ではるばるやってきます!


13才と14才のドイツ人中学生、約30名ほどが地元の駅Saint Etienneに到着します。水曜日の夜9時です。
受け入れ家庭は車で迎えに行きます。

一週間のプログラム

- 学校でフランス人学生と過ごす日
- リヨンやサンテティエンヌをドイツ人学生だけで見学する日
- 週末(土日)は自由
- 最後のお夜にお別れパーティー

ホストファミリーがすることと言えば

- 泊まる準備
- 毎晩の食事
- 外出時のお弁当の用意
- 週末の過ごし方の企画

と言ったところです。
一週間、長いような短いような、ホストファミリーによって感じ方は様々なようです。

一つ問題が……

我が家は100%日本人家庭です。ココにやってくる学生にとって、ラッキーなのか、アンラッキーなのか?
せっかくのフランス語学習者がフランスで過ごす にあたって、我々は「リアル🇫🇷フランス」を与えてあげられるのか?
娘がドイツ語の先生に相談したところ「問題ない。その学生はラッキーじゃないか!」と言われたそうですが、本当にそうなのか???


日本人の私は単一民族的に杓子定規に考えがちだったのですが、欧州は地続き、そして移民や国際結婚が珍しくありません。
フランスの家庭でも、夫婦の国籍が違うとか、親の移民の子でルーツは外国であるとかは普通なので、そんな我々の考え方は一蹴されることとなります。
実際、来仏したドイツ人学生の中にも、アジア系の子供もいたわけで、「フランス人家庭がドイツに住むアジア人のフランス語学習者を受け入れる」という、我々が考えていた逆のようなこともあるわけです。
そう、うちの娘も来年ドイツ人家庭にお邪魔するわけで、「フランスに住むドイツ語を学ぶ日本人」を受け入れるわけです。なんか複雑でこんがらがりますね笑
ようはそんなに難しく考える必要な無かったということです!

画像は本人とは全く関係ありません💦


我が家に来たレナちゃん。控えめな気遣いの出来る14才の少女。ご両親は教職、二人姉妹の姉。
そう、フランス語学習者ですが、中学レベルで数年学んだだけなので、会話を巧みに使いこなすというレベルにはありません。「フランス語を話してみて」と頼むと、怖じ気づいてしまいます。
と言ういきさつで、我が家のケースはお互いに「英語でコミュニケーションする」という形になりました。幸い、レナもうちの娘も英語でストレス無くコミュニケーションが出来たのです。
娘の英語レベルがどの程度か実践で確認が出来たよい機会にもなりました。

のちに他のフランス人ホストファミリーの話をいくつか聞きましたが、フランス人であっても英語が上手でない家庭もあるし、ドイツ人学生が英語がしゃべれないケースもあるわけです。
はたまたホストファミリーがドイツ語をしゃべるケースもあったりしたようです。

しかし14才、コミュニケ−ションの問題の前に、一週間無事に過ごせるか?
そう、ホームシックや体調不良などが最優先事項であることを後から知ることとなります。

少し長くなったので、どんな一週間を過ごしたかは、後編でお伝えします!!


それではまたお目に掛かりましょう!

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