今日は6月22日(月)
ロックダウン段階的解除 フェーズ3
を迎えました。
これまでのフランスでのロックダウンに伴う制限と解除の履歴、そして生活の様子を現地目線でお届けします。
これまでの歩み
3月中旬に外出制限や移動制限が開始 過去記事 ロックダウン20200315
- レストランなど閉店
- 移動時の証明書持参、罰金制度
- 55日間
5月11日から段階的解除が開始 フェーズ1 過去記事 フランス ロックダウン解除 2020.5.11
- 100㎞以内の移動可
- 小学校開始(衛生管理に基づく限定的再開、登校は親の判断による)
6月2日(火) フェーズ2開始
- 国内移動制限解除
- レストランなど制限付きで営業許可
6月15日(月) フェーズ3
- 欧州シェンゲン内での移動解除
6月22日(月)
- 小中学校の通常授業開始(基本全員登校 実質バカンスまで2週間 8日だけの登校)
- 団体スポーツ 一部再開
- 映画館再開
6/22 感染者数 前日比+373 死者+23(累計約3万人) https://dashboard.covid19.data.gouv.fr/vue-d-ensemble?location=FRA |
日常生活
「ウィルスはいつもそこにいる」と公共放送で謳われていますが、週末の賑わいはもう以前の通りと言った印象です。
先週末に床屋に行きました。マスクや衛生管理はしっかり励行されていました。お客さんに来てもらうためですね。もちろん完全予約制なのですが、人を同時に待たせない工夫や予約のシステムをネットにするなど新しい試みがされていました。ただしどこもコロナ前より値上げがされています。19€から20€へ1€値上げされていました。
外食産業は第二フェーズから持ち帰りが可能でレストランは積極的にテイクアウトを行っていました。我が家もピザ、ケバブをお持ち帰り。まだレストラン自体へは足を運べていません。
大手スーパーへ足を伸ばすようになったのですが、マスク装着率は20%程度。家族全員が付けている家庭もあれば、奥さんだけなど、装着パターンはまちまちです。フランスらしい!
職場では挨拶などはまだ接触を伴わない事が徹底されています。マスク装着率は1割程度です。時々付ける人?もいるのでこちらもまちまちです笑
経済活動
復興が思わしくなく、影響は甚大です。製造大手メーカーでは人員削減が積極的に行われていて、その影響は多くのサプライヤーにまで及んでいます。航空機産業はグローバル市場なので、影響は世界的な沈静化まで続くとみられています。
自動車メーカーもルノーは政府支援を受けたり、大きく揺らいでいます。
バカンス明けまでは大きな進展は見られない模様です。
人の動き Google Mobility Report こちら
- レクレーション −25% まだ本格的な復興には至っていません。観光業の打撃は深刻です。
- 購買活動 −3% ほぼ日常に戻りました。
- 公園 +41% 正確な理由は分かりませんが、まだ本格的なレジャーまで及べないので、近くの公園や近隣の施設で過ごすという人が多いかと思われます。
- 公共交通機関 −26% まだ業種によりテレワークが続いているため、交通機関の移動は完全復帰していないです。またマスクの着用義務化など制限もあります。そんな影響からか中古車が売れているというまことしやかな話も聞きました。先週末はシトロエンの正規中古代理店が日曜日にもかかわらず全国的に営業をしていました。(補足→フランスは日曜日は通常ほとんどの店が休みなので、これは画期的なことなんです!)
- 職場への移動 +14% 表を見て分かるとおり、浮き沈みが激しいです。平均すると−20%程度ではないでしょうか?
- 近所の散歩 +1% これまで移動できなかった影響でこの数値だけはつねに+でしたが、やっと平常値に戻りました。
もう春から欧州は日が長くなり、夜の10時前まで明るい時間帯が続きます。逆に冬は日照時間が少ないので、暗い時期を過ごします。そんなサイクルから今の季節はバカンス前の心待ちにした心躍る季節なんですね。生活4年目、そのリズムが体に染みつきつつあります。
これからバカンスに向けて心躍る国民性ですが、しっかりマスクを付けているフランス人を見ると「はっ」と気づかされます。流させそうになる自分もいたりするのですが、もう少しマスクを付けて意識を維持したいと思います。
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