2020-07-29

フランスで自動車購入2020 part-1「七転び八起き」

Bonjour 町工場社長の地域密着型ブログへようこそ

今回は

納車まで5ヶ月掛かった自動車購入の顛末 パート①

とあわせて、中古車の選定方法をお話しします。
なぜ5ヶ月も掛かったか?
言うまでも無く「コロナ危機」の影響でした。
これまで使用していた車が昨年ひょう害に遭い(過去記事)、保険での被害申請のタイミングとコロナが同時に訪れて、悪いタイミングで買い換えをしなければならなくなりました。本音はこのタイミングで買い換えはしたくなかったのですが、保険の申請に期日があり、やむなくその判断をしたタイミングですぐコロナ危機、ロックダウンに見舞われ、次の車を購入しなければならないタイミングとなりました。「一転び」

2月

昨夏の雹害から8ヶ月が経とうとしていた2月にようやく保険のひょう害の保証手続きが開始されました。3者から一択、「修理」か「売買」か「そのまま」か?
価値ゼロの車に3000ユーロの値段が付いたので売買を決定。次の車探しも開始してディーラーなどを回り始めました。
フランスで初めて購入した[Peugeot 207SW outdoor]
 よく見えませんが、外装は雪平鍋状態、プラスティックパーツは破損したまま
保険会社の回答待ちだったので、保護テープが痛々しいです。

3月

保険会社へ申告して売却手続き開始、引き渡しのタイミングを待っている間にロックダウンが始まり(二転び)全停止。
また運悪くそれに合わせて車のサスペンションが故障(三転び)、修理にも持ち込めず、持ち込めても売買が決定してる車にお金をかけたくない状況でした。
自分はロックダウン関係なく仕事に出る状況が続いたので、パートナー会社の社用車を借りることに。これが新車で申し分なかったのですが、ロックダウン中なのでどこにも行けず、売買申請の保険会社の返事も来ず、悶々とした日々を送りました。はたして申告はしたが有効期限は過ぎたし、有効なのか??(四転び)

4月

出かけられないのでネットの中古車市場で物件さがし。見に行くことは出来なかったが、価格が下がっている店が続出。風向きが変わってきました!
中古市場で車を探す場合おおよそ3パターンが主流です。
  1. ウェブ中古車情報サイトで探す
  2. LEBONCOINで個人売買
  3. 地元のガレージに依頼
1.Le  Centrale と言うサイトが情報量も多く、検索方法も豊富です。


検索情報が豊富なので、重宝しました。アカウントを作ると、自分の検索情報を保存でき、その情報にヒットする新着情報が来るとメールで案内が届きます。最終的にこの案内のおかげで自分の最終決断の車にたどり着けました。

検索情報の一例です。上記以外の検索情報もまだ沢山有ります。

という具合です。こちらはディーゼル車が主流なので、ガソリン車を探すのが困難。あわせてマニュアル車がほとんどなので、オートマを探すのも困難です。この洗礼はなかなか選択範囲を狭めてくれて、挫折しかけます(四転び)。
しかし今回はオートマ限定免許の妻が運転が出来るようになることが大前提でしたので諦めずに探し続けます。
日本でもそうですが、価格と合わせて「車検の有無」と「保証期間」を確認して下さい。
  • Garantie 保証 保証内容は販売店により異なりますが、保証期間がないところもあるので注意して下さい。最大で12ヶ月が主流です。
  • contrôle technique 車検 non requis は購入後に車検が必要なので車検代が必要です。車種や状態によって異なりますが、諸経費数百€と交換部品代。  
  • 所有者数Première main déclaratif とNombre de propriétaireの数が違う場合があるが、ディーラーなどで一時所有した場合、カウントする場合としない場合があるので数が異なることがある。
  • 馬力指数Puissance Fiscaleは、排気量や馬力を元にした税金算定や社用として使用した場合の請求金額の基礎係数になる数値で、数値が大きければ係数が大きくなるが、馬力と一対一対応ではないので直接的な関係はない。
  • 公害規格レベルについてはこちら過去記事参照
 
2.LEBNCOIN(ルボンコアン)という日本で言うメリカルみたいなサイトがとても根付いていて、車はもちろん、家も買えます!友人はこれを利用して上手に買い物していますが、外国人の自分には高価な買い物を個人売買ですることは、まだハードルが高いです。しかしながら専門業者も出展しているので、<1>の専門サイトも利用しながらLEBONCOINも利用して情報収集していました。ここも同じくアカウントを作って検索条件を保存し、新着情報をメールで受け取れます。

専門サイトよりも絞り込み要素が少ないですが、価格の比較などには使えます。
専門業者も出展している!レアな車を探すには良いかも!

3.地元のガレージで探してもらう
前回の車の購入はこの方法でした。渡仏した当初、ディーラー直系の中古車店で車を決定し、購入しようとしたら、ローンが組めず買えなかったという顛末でした。会社名義で購入のため、半年以上の売り上げ実績がないとローンが組めず、まぁ当たり前の話ですがローン申請条件に当てはまりませんでした。でやむなく知人に頼んで、歩いて数分のガレージを紹介してもらい、現金一括で激安中古車(207 SW)を購入しました。しかしながら近所で購入したため、車検や修理など地の利を生かすことができ、フランス生活に不慣れな自分にとっては大助かりしました。代車もタダで出してもらえるという、新参者にとっては有りがたいお店、購入方法でした。アフターサービスを優先するなら地元のフランス人の口コミで紹介してもらうというのが安全だし、長期間の安定したサービス早く安く受けられるのは魅力です。

5月

もらった名刺と、物件条件を印刷、持参した資料

ようやくロックダウン解除がはじまり、すこしずつ近場から攻めることに!ロックダウン明けで人が動き始める、公共交通機関は感染リスクが高いという「憶測」によって、買え控えていた人が購入し始める。また夏のバカンス前に購入、または買い換え?という色々な要素が相まって中古市場が動いているようでした。日曜日も営業する販売店がでているほどでした。(通常、日曜日は商店やサービスはほとんど休みなのがフランスです。地方では徹底されています!
オートマ車の検索ヒット数が少ないので、100㎞程度の距離は普通に出向きます。地元サンテティエンヌ、リヨン、Givoirなど5件以上は廻りました。廻り始めて店の特色が色々あり、値段が安ければとっぽい感じの移民系の店が多く、高いとそれなりの店構えとサービスがあることがよく分かりました。もう後半では検索上手になっていて、「ネットの写真」は体よく撮影されているのですが、「Googleマップのストリートビュー」で店の立地を確認すれば、大体どんな感じの店か手に取るように分かるようになりました!笑

6月

アヌシー近郊で物件を見つけ、約200㎞先まで足を伸ばそうと予定してた矢先、前日に売れてしまったという連絡がありあえなく断念(6転び)。最有力候補だったのに無念。
心折れかけましたが、仕切り直して今度はクレルモンフェラン(150 km)まで足を伸ばして3件見学。この時点で10件以上廻っていましたが、色々店で話をすると、購入に関する条件やローンの利率など最新の情報が分かるので良い勉強になりました。しかし良い物件見つからず。
そして連日そこまで遠くへ足を延ばしていたにもかかわらず、例の情報サイト「Le Centrale」から仕事中にメールがあり、なんと職場から15分の距離に物件が!その晩に立ち寄ったところ一目惚れで即決購入に至りました。納車予定日は7月3日(金)に決定!
購入条件の「オートマ」「7シーター」見つけました。
À Montrond les bains

そしてこのあともう一転び!
少し長くなったので、最後の一転びは次回記事、購入手続きの詳細と併せてお伝えします。


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