2020-07-30

フランスで自動車購入2020 part-2 購入手続き

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自動車購入パート① 「七転び八起き」  をお伝えしました。コロナの影響はいかんともしがたいところですが、2月から”めげず”にやっと5ヶ月かけて購入直前までこぎ着けました。
今回は

「最後の一転び」と「購入諸手続」

についてお伝えします。

自動車ローン(最後の一転び)


Citroënの直系ディーラーでの購入でしたが、提示された自動車ローンが PSA financeというPSAグループ(Peugeot Citroënグループのファイナンス会社)、そう来仏当初の初めての車購入時にローンを断られた会社なのですが、ローン金利が提示されず(自分に対してだけなのか会社の方針なのか?)、しつこく頼み込んで担当者のPCの画面をスキャンした画像データをもらって、金利計算サイトで調べたところ、何と5.66%という高値でビックリ仰天 、それに加えて、オプションの2つの保険が義務でがっくり。。
  • [Passe sérénité]というものが義務で 8€/月 ほど掛かります。フランス人に聞いても詳しい内容が分からなかったのですが、調べたらレッカー代金や普段の生活でも家族に対して支払われる簡単な傷害もカバーする保険です。→故障時やアクシデント時に非常ベルを押せるシステムがあり、この加入により欧州全域で保証がカバーさせるらしいです。任意保険で通常まかなわれるので必要ないと判断。
    赤ボタンは事故や緊急時用、黒ボタンは故障時に近くの
    シトロエンディーラーへ繋がるようです。

  • [Assurance Décès client]、これはローン支払者が死亡したときの担保なので、他のクレジット会社でも必要です。約15€/月
トータルで「高すぎる」という判断になり、銀行に自動車ローンを依頼することにしました。

銀行サイトにて、金利を目安として調べられます。
「新車か中古か?中古なら何年落ちか?頭金金額、支払い回数など」簡単な情報を入れるとおおよその利率が調べられます。
調べたところ3%そこそこ、まぁこれは宣伝用なのですが、5.66%は越えることは絶対ないと判断、あわせて余計なオプションをのぞけるメリットを見越して銀行に依頼。
ところが、銀行の担当者、自分も知っている人なのですが、コロナの影響で貸付相談が忙しく、また地方アルアルの5支店掛け持ちで動いているため、レスポンスが悪く予約さえ取り付けられない始末。
3週間待ちましたが予約が取れないうちに納車予定日の7月3日(金)を過ぎてしまい、しかたなくPSAファイナンスへお願いすることに!

しかしこちらも審査期間などが二週間ほどあり、納車は7月末になるとのこと。
ローン審査がOKの後、ナンバー登録と納車整備が行われる手はずです。

個人的に夏のバカンス前までには絶対に必要だったので、すがる思いでPSAに懇願。なんとか申請は無事に通って予定より一週間早く納車に至りました。

フランスのバカンス前、「7月」は色々な機能が停止したり、遅れたりするので手続きごとなどは要注意です!!!フランス初心者の皆さん!
例えば「担当者が早めのバカンスに行っちゃった!」とかで納車が間に合わないっ、なんてこれまでフランスで培った「野生の勘」が頭をよぎりましたがそんなこともなく、運がよかったです!!!笑笑

ちなみに銀行ローンだと
  1. Credit classique
  2. Location avec option d'achat
2種類から選べるようです。

1は普通のローン
2は簡単に言うとリース 

なのですが、最後の買い取りオプションの金額を設定できるので、金利を加味してどちらがお得か比較検討できます。この比較をしたかったのですが、今となっては無効となりました。

PSAクレジットは最低6ヶ月の支払い以降であれば一括返済可能なので、借り換えを今後検討するつもりです。

購入手続き

購入にあたり「会社名義」だったので以下の書類が必要でした。
  • RIB 銀行口座証明書(頭金など支払い用)
  • 直近の決算書(ローン用)
  • KBIS 会社の登記証明
  • 社判
  • 免許証コピー
全ての書類はメール転送でOK!
社判は、ローンおよび購入のための「契約書」に直筆サインと共に必要なので、これだけ納車当日に持参しました。沢山押すので、もしなければ作ることをオススメします。

ナンバープレート

右下 赤丸数字が県番号、数字の上が地域圏のロゴになります

ナンバープレートは各県の番号を選べるシステムです。
以前は日本のように住民票がある住所の県番号になるのですが、システムが変わって現在ではどこの県番号でも自由に選べます(なんじゃそりゃ???)

パリのある[île-de-France]も選べたのですが、地元の[42Loire]にしました。
左が旧[Rhône-Alpes]のロゴ。 [Auvergne]と地域圏が統合されたため、
デザインが新しくなりました。
右の「山のロゴ」Auvergne Rhône-Alpes になりました。


自分の県は42 Loire、LYONは69です。Loire県、LyonのRhône県は
「Auvergne Rhône Alpes地域圏」に属するので同じロゴが載っかります。
パリのあるîle-de France地域圏は8つに分かれていて
パリは75です。

自動車保険

納車に当たっては自動車保険の事前加入が必要です。
ディーラーとの売買契約が完了した時点でディーラーから提示される車種情報の書類があるのでこれをスキャン、免許証のコピーと共にメールで送って保険手続きを依頼します。
自分の場合は前車から引き継ぎ、同じ保険会社で保険を依頼、一切直接コンタクトしていませんが、メールでのやりとりで済んでしまう仕組みはラクで良いです。

しかーし、納車日に保険証書(Carte vert)が間に合わないというおまけがありました。
ネットでのやりとりで返事がなかったのでおかしいと思っていたら、案の定、書類が届いていないのではなくて手続きが完了していなかったようです。
「野生の勘」役立たず!(^_^;
納車手続き中の現地から電話したら、保険会社が裏技を使ってくれて、なぜか納車が無事完了しました。間に合わなかった場合の臨時の保険でもあるかのような対応でしたが定かではありません。その場で書いたような紙一枚がディーラーへ送信され、ディーラーがOKしてくれたので良しとします。。。!!!?
トラブル頻発も、なんとかなるフランス、ケセラセラ、恐るべし!!!

自動車登録証

Carte Gris(カートグリス)とよばれる車の登録証書です。購入時にディーラーから渡されるはずなので、本証は必ず携行が必要となります。コピーを取って保管しておくとまさかの盗難時や、手続きごとなどに便利です。ナンバープレートは県庁、CarteGrisは国で発行されるのですが、自分の場合は中古車で前オーナーがこの販売店だったので名義変更した物が再発行されます。発行が間に合わなかったので、ナンバープレートの発行証明と名義変更の証明書を渡されて、これが本書発行までの代わりの書類となります。
1〜2週間で届くようです。

ステッカー フロントガラス

前回公害規制について書いた記事の公害規制規格のCrit'airの表示が義務化で、このステッカーを添付します。自分の場合はすでに貼ってありましたが、もしなければお店で頼むか、個人でも政府サイトで発行が出来ます。3.11 €

また自動車保険が契約されると保険証(Carte vert)が発行され、半券を車のフロントガラスに提示、貼ることになっています。


納車整備

やはりディーラー販売店なので、油脂類、タイヤ、車内清掃、エアコン、花粉フィルターまで交換してくれました。このきめ細かさはディーラー直系ならではだと思います。日本人感覚からすると驚きはないですが、フランス感覚になれてしまうと「フィルターの交換なんて素敵すぎる!」なんて感じてしまいます。

「納車」が7才の創作意欲を沸き立てたようです!
エンブレム、ミラー、ハンドル、シートベルトも完備

以上いかがだったでしょうか?
一台目は地元のガレージ(修理工場)で買ったので、記憶では「車代金の小切手とKBIS(会社登記証明)」だけ渡して手続き終了、保険は直接ガレージと保険会社がやってくれて自分は何もしませんでした。と言うか出来なかったので(^_^;
今回はディーラーだったので違いが大きく、色々勉強になりました。つぎは5年後か10年後か?
公害規制により情勢が変わると思われますが、次の自動車は電気自動車になってしまうとすれば最後の内燃機関?
気が早いですがそうなることもあながち遠い話ではなくなるかもしれません。


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