2020-11-18

日本語の中にあるフランス語

Bonjour 町工場社長の地域密着型ブログへようこそ

今回は

日本語の中にあるフランス語


を紹介します。一般の日本人にはなじみの無いフランス語、とおもいきや"なかなか"どうして多くの日本語に溶け込んでいるものがあります。みなさん知らず知らずのうちに使っているんです。意味が違うものもあるので注意して下さい。こういうBlogの企画は実は多いのですが、今回はGoogleさんの音声ガイド付きでお届けします。正確ではない音もありますが、あながち遠くはありません!
🇯🇵では行ってみましょう! 🇬🇧Let's go! 🇫🇷C'est parti!



カフェオレ
Café au lait (言わずと知れた、牛乳入りコーヒー)


プランタン Printemps (「春」こういう名前のデパートがありましたね)


セゾン Saison (「季節」、こういう名前のデパートグループがありましたね)


クロワッサン Croissant (「三日月」の意、由来はここからなんですね)


ミルフィーユ Millefeuille (薄い層に焼いたパイにカスタードクリームなどを挟んだもの)


モンブラン 
Mont-Blanc(アルプス山麓の山/「白い山」という意味) 
mont-blanc(菓子名、いわゆる栗菓子ですが、フランスではあまりこの言い方をしないのですが、白い砂糖を振ってこう呼ぶこともあるようです) 


タルト Tarte (パイ生地に果物、クリームを塗ったお菓子ですね)


エクレア Éclair (稲光りの意、細長いシュークリームの菓子名がどうしてこの意なのか誰か教えて下さい(^_^;)



アラカルト À la carte (コース料理ではなく、一品ずつ好みを注文しながら食べること)


ビストロ bistro(t) (高級レストランでは無い小さな食事処)


ポタージュ Potage (「スープ、ポタージュ」の意)

アバンチュール Aventure(「出来事、冒険、色事」の意 英語のAdventure)


レジュメ Résumé (「要約、レジュメ」 の意)


アンコール Encore(「まだ、なお、再び」 の意 音楽会などではbisが用いられます。フランス語から派生した英語が再演奏の要求で使われているというニュアンスが日本にも浸透しているようです)


クレヨン Crayon(英Pencil 鉛筆、化粧用のスティック、鉛筆画 の意 日本語のクレヨンはCrayon cire蝋)

クーデター Coup d'État(「政変、クーデター」の意 英語でも使われますが、フランス語が語源です!)


デジャブ Déjà-vu (「既視体験」の意 直訳はすでに見たもの)


ランデブー Rendez-vous (会う約束、予約 の意 英語のrendezvousはフランス語の派生語)


オーデコロン Eau de Cologne  
オードトワレ Eau de toilette 
(「化粧水、オードトワレ」の意) 



トラバイユ Travail (「仕事、勉強、作業」の意 こういう名前の転職雑誌がありましたね。仕事は昔の旅行(Travel)という苦行、苦しくて危険なものという語源から来ていると聞いています)


デッサン Dessin (鉛筆などで書いた絵、デッサン、図案)


アトリエ Atelier (「仕事場、作業場、工房」 の意)

サボタージュ Sabotage (「破壊、妨害、手抜き、ぞんざいな仕事ぶり」 の意 さぼるの語源、炭鉱労働者の過酷な労働条件の下での仕事の拒否がフランス語の語源であるとサンテティエンヌの炭鉱博物館で聞きました)

ブーケ Bouquet (ブーケ、花束) 


メゾン Maison (「一戸建ての家」 「めぞん一刻」っていうマンガがあったけど一戸建てだったか?)


アベック Avec (英with 「一緒に、共に」 の意 日本語のイメージの"男女がイチャイチャした"と言うニュアンスではありません。どうしてこうなったのか誰か教えて下さい!)

いかがだったでしょうか?
ほとんどの言葉を知っていた方が多かったと思います。まだ沢山あって紹介しきれないのですが、お菓子の名前や芸術、文化に関する言葉が多いですね。それだけ日本に無いもの、日本人が憧れたものが多いということでしょうか?
次回は「現場の技術関連用語」をお届けします。日本の現場で使われている言葉が意外とあるんです!フランスって実は欧州有数の工業国なんですよ!お見知りおきを!!!

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2020-10-29

フランス 第2回目のロックダウン

 Bonjour 町工場社長の地域密着型ブログへようこそ

コロナウィルスというタグの記事がまた一つ増えてしまいました!
Image par Gerd Altmann de Pixabay 

今日は10月23日
コロナ危機が始まってから、第五回目となるマクロン大統領のテレビ演説があり、

第2回目のロックダウン

が通告されました。

内容は第1回目と異なり、学校は通常通り運営されます。細かい閉鎖の要件はあるものの、第1回目と大きく異なるところです。12月1日までの約1ヶ月間、移動制限、外出制限がかけられます。外出証明や罰金制度が適用されます。この数週間、地域で夜間外出制限がかけられていたのですが、今回は全国規模の政府通達です。

  1. 時系列で数値を見る
  2. 様々な論調
  3. 私見


1.時系列で数値を見る

ここでフランスの一日あたりの確認された感染者数に的を絞って数値を見てみます。
政府発表の数値とグラフ説明 https://dashboard.covid19.data.gouv.fr/

先週末にピークを迎え、50000人を突破しました。一日の感染者数です!!!
最初のロックダウン以降は一定の効果が見えたようですが、夏のバカンス以降、一日の感染者数が増え続けています。
またPCR検査が処方箋無しで無料で開始される時期以降増えていると見えなくもありません。

2.様々な論調

この増加傾向はフランスに限ったことでは無く、欧州および時差をあわせ、世界的な傾向です。
ただしバカンス時期に経済を優先して特別な規制をかけなかったため増えているとも言われています。
検体数の増加に伴い、増えている可能性もあります。

3.私見

第1回目のロックダウンで大統領曰く、「ウィルスとの戦争だ」と表されたとおり、完全封じ込めを狙いました。経済への打撃が大きい事を承知で戦いを挑んだ。しかし成果は限定的で第二波に見舞われてしまった。これは結果であり、一つの収穫であると前向きに捕らえています。
1回目のロックダウンがもう少し経済に優しければと最近になって思うところは有るのですが、前回のスペイン風邪の教訓から第二波の到来は「必然」であったかもしれません。
またフランス文化や習慣、国民性による第二波到来という意見も散見するのですが、これまでの数百年でその習慣によってフランスが経済および健康的な打撃を食らったかというとそうではありません。日本人の感性から見ると、仏の衛生観念やハグの文化など感染拡大を助長しているように見えますが、明確な答えにはたどりつきずらいです。
自分の友人の在住日本人で衛生観念がしっかりしていても実際に感染しています。

また個人的なウィルスや感染に対する意識が、最初のロックダウン解除後、数ヶ月の間に大きく変化しました。全ての感染可能性を排除していた初期と比べて、慣れが大きく影響していますが、容認できる範囲が広がり、行動パターンも変化しました。外出や外食などは以前は考えられなかったのですが!
ロックダウン解除直後のフランス人の行動を弾劾していた自分が、今は同じ行動をしている、と言う場面が幾度となくありました。人間の慣れって恐ろしいですね。

ただしここ数週間で友人や同僚、子供の学校に感染者が出て以降、また感覚が少しだけ戻りました。先の見えない経済の不安を抱えながら、これも大統領の言葉を借りると「ウィルスと共存」しなければならない状況を認識したうえで、今は毅然と対応するだけです。

子供達は以前は未知の恐怖に大きなストレスを抱えていましたが、学校が始まってからは平穏を保っています。
自分は時間の経過と共に経済回復への道筋が見えない不安が大きくのしかかり、以前に増してストレスが増えました。

どこまでも目に見えない難敵ですが、確実に近くまで来ています。いまは感染しないことと、感染後の対応を感染経験者に聞きながら準備しています。

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