2021-04-24

日仏 日照時間の違いを比較!

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今回は

日照時間(可照時間)

がテーマです。
欧州にくると、日照時刻の違いにより異国を感じたり、また生活の上では日照時間の不足でうつになったりという話を耳にします。
生活に欠かせない太陽ですが、その時間的な違いがどのくらいあるのか、数値で見てみます。
ここで取り上げる日照時間とは日の出から日没までの可照時間で、天候や照度による日照時間ではありません。

2020年の毎月1日を例として算出した、リヨン市と横浜市の比較です



  1. 通年の平均値から、両国の差はフランスが一日当たり 30分 長い
  2. 10月〜3月、冬期の6ヶ月間は日本の方が長く、それ以外の春夏はフランスの方が長い
  3. 日仏とも、一番短い月が1月、長い月が7月
  4. 通年の「最短と最長の誤差」 フランスが6h55m、日本が4h43m その差は2h12m フランスが長い


可照時間の差の最大値

差が顕著だったのは、通年を通して可照時間の誤差が「短い冬期(1月)」と「長い夏期(7月)」でフランスの方が2時間以上長いことでした。

夏期は日没が9時半以降となり、欧州は日の入りが遅いのですが、サマータイムの影響で1時間ずれ込んでいるので日没時刻の単純比較は出来ません。しかし好対照なのは可照時間が、冬期は日本の方が1時間長く夏期はフランスの方が1時間長いということです。

なので日本を基準にするとフランスは、冬期はめっぽう太陽が照らす時間が短く、夏期はいつまでも日が沈まない印象を受けます。

時刻に関して

毎朝7時に家を出る人で、両国比べた場合、日本は通年日の出以降の明るくなってからの出勤時刻ですが、フランスの場合、冬期はまだ暗いうちに家を出ることになります。時刻と空の明暗の差は人の印象に大きく影響すると感じます。


ここまで見てくると、フランス(欧州)は冬期に日照時間が少ない憂鬱な時期を耐えぬき、夏期はその分羽を伸ばしてめっぽう太陽を楽しむ、と言う法則?の筋が通りますね。フランス人(ラテンの国々)は太陽が好きと言われる所以の一つがココにあります。カフェやバーのオープンテラスが多いのも気候風土と大きく関係していると思いわれます!

いかがだったでしょうか?フランスで大都会には住んだことがありませんが、強く感じるのはいつも時間がゆったり流れる感じがするのは確かで、これが日本とのギャップなのか、自分の体に染みついた何かなのか分かりません。
しかし現地に馴染むというのはその土地の「空気」と「水」に慣れることと、日仏 同じ太陽ですが、場所により違った顔を見せる彼とうまく付き合うことが必要ですね。

皆さんはどのように感じましたか?感想やコメントをいただけると嬉しいです。



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2021-04-16

🇫🇷フランス ビール事情!

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🇯🇵ビール 🇫🇷Bière 🇬🇧Beer

 


フランスのビール事情

ですが、ステレオタイプの印象だとワインが主流でビールはマイナーなイメージがありますが、フランスの食事はアペロという食事の前の軽食という文化があり、アペロでは軽いつまみを食べながらビールやシャンパン、カクテルなどをたしなみます。食事が始まるとワインを飲むというのが一般的です。
スーパーなどの売り場では多くの種類のビールにお目にかかれます。国、タイプ、ラベルも色とりどりで様々です。



多くはビールで有名なお隣ベルギーの歴史のある由来のビールの影響が強いのですが、フランスでも多く醸造されていて、メーカーも存在します。
日本はスーパードライに代表される下面発酵の切れがよい苦みを伴う味わいですが、欧州ではそれともう一つ、上面発酵のビールが多く呑まれています。歴史的にその各地方や土地の修道院で作られはじめたことが発祥で、現在のような大量生産ではなく地域で醸造され、消費されたことでその特徴が様々です。
「地ビール」という言葉はまさしく「ビール」の由来そのもののあり方を指しています。

今回はスーパーでよく見かけるビールを中心として、集めた情報試飲した印象をお届けします。
2023年ワールドカップラグビーフランス大会、スタジアムで飲む生ビールも美味しいですが、こんな楽しみ方もいかがでしょうか?フランスにこられた際にはレストラン以外でもこういったビールを買って味わってみてください!価格は500ml

  1. PELFORTH 🇫🇷
  2. GRIMBERGEN
  3. Affligem
  4. Leffe
  5. Kronenbourg 🇫🇷
  6. Heineken


1. PELFORTH

分類   上面発酵ビール
 
ベルギーに国境を接するフランス北部の町Lille(リール)発祥のビールメーカー 現在はハイネケングループに属しています
1921年に3人の醸造家がBrasserie du Pélican(ブラッスリー「ペリカン」)を設立、それが現在のロゴの原型です

原産国 France
製造社 Heineken

○ Blond 黄金色

Alc度 5,8%
価格   (1.94€)

(Dégustation 試飲)
一般的な芳醇なプレミアムビールと言う印象。レストランなどでもこの名前がメニューにあることがよくあます。泡立ちも良く、癖のない口当たり。日本のドライなどに象徴されるキリッとした口当たりとくらべると濃い味わいに感じます。地ビールという響きが近いかも知れません。しかし日本人の口に合うビールです。

                                                                                                                                                                                      

 Brune 黒ビール
Alc度 6.5%
価格   (1.93€)

(Dégustation 試飲)
褐色の色合いで、色のイメージ通りキャラメルまたはハチミツの強い味と、わずかにコーヒーの味がを感じます。ダークビールとしては、比較的甘く、苦味はあまりありません。
日本にはない独特な味わいです。




2. GRIMBERGEN   

分類 Bière d'Abbaye 修道院ビール

発祥は1100年代から醸造された修道院ビール(Bière d'abbaye)に端を発するベルギービール。Grimbergem修道院が名前の由来。ロゴに書かれた「鳳凰」Phoenix は何度も襲撃を受けたり破壊された修道院が何度も復活して存続した由来が「不死鳥」として描かれています。

原産国   フランス
製造販売  Kronenbourg SAS

○ Blond 黄金色 
Alc度 6.7%
価格   (1.96€)
(Dégustation 試飲)
エールビールとして売られていますが、苦みなど少なく、マイルドな口当たりです。すこし甘みが感じられますが、親しみやすい部類です。泡立ちは良く、エールビールの特徴を残しつつ一般向けに改良されている印象を受けます。生産者直のエールビールは瓶内で発酵するので開けた途端あふれ出るのが印象的で、苦みを強く感じるのですが、その当たりは物足りない印象です。



                                                                                                                                                                                      

○ Rouge 赤ビール(フルーツ)

Alc度 6.0%
価格   (1.96€)

(Dégustation 試飲)
日本人にはなじみのないフルーティーな味わいのビールです。写真でも分かるとおり、液体も泡も赤みがかっています。欧州ではよくあるカクテル的なビールです。フランボワーズか苺の香りが強く表れていて、初めて呑んだら日本人的には「なんだこれ?」となりますが、この手のビールは欧州では多いです。欧州でなければ味わえない印象の強いビールなので、経験として物の試しに呑んでみる価値はあると思います。女性にはカクテル的な味わいなので受けが良いかもしれません!

                                                                                                                                                                                      

3. Affligem   

分類 Bière d'Abbaye 修道院ビール

Alc度 6,7%
価格   1.89€

(Dégustation 試飲)
修道院ビールの特徴である泡立ちが良いのは共通で、フルーティーさと酸味を感じる。綺麗な琥珀色でなじみのある色合いと見た目です。タイプ的には軽いので何杯でもいけそうです。こちらも日本のドライ系の好みの方には少し合わないと思います。レストランなどでもよく見かけます。

                                                                                                                                                                                      

4. Leffe  

分類 Bière d'Abbaye 修道院ビール

Leffeはベルギーを代表する上面発酵のアビービール。1240年からベルギー南部のレフ修道院で醸造が始まり今に至ります

原産国  Bergique
製造社 InBev Belgium

○ Blonde 
Alc度 6,6%
価格   1.49 €

(Dégustation 試飲)
アビービールの特徴である良い泡立ちと程よいブロンド色。
少し甘めだが、他のBlondビールと比べてもベーシックな味わい。特に癖は強くなく、欧州Blondを初めて味わう方には基準となるお勧めの一本です。


                                                                                                                                                                                      

5. Kronenbourg   🇫🇷

分類 下面発酵ビール

フランスを代表するビールメーカーであり、その商品名。1664年からフランス東部 アルザスで醸造が開始される。醸造当初は上面発酵を製造していた。

原産国  France
製造社 Kronenbourg SAS

○ Blonde 
Alc度 4,2%
価格   0.98 €  今回紹介した中で最も安い

(Dégustation 試飲)
アルコール度数も低く、上面発酵のビールとは対照的な軽い口当たりのビール。色も軽い褐色。簡単に例えるなら「上面発酵」が一番味わいが濃く、このビールが「一番薄い」印象。日本のビールはその中間に位置するイメージ。アペロで食べ物の邪魔をせず、喉を潤す目的なら最適。ビールそのものを味わいたいなら物足りない印象です。
                                                                                                                                                                                      

○ Blond intense ブロンド強アルコール

Alc度 7,2% 今回の中でもっとも強い
価格   1.39 €  

(Dégustation 試飲)
上記のスタンダードタイプに比べてしっかりした味わい。ブロンド感が適度にあり、軽さは感じず、アルコール度数が高いせいか、味がしっかり際立っている。フランスビールは軽いというイメージがあったが、これは良い意味で裏切ってくれています。変に甘過ぎず、軽すぎない、ビール本来の味とキレが両立されたビール。日本のラガービールに慣れた人へ、自分のお勧めです。ラガーよりも少し「芳醇さ」があるビール。


                                                                                                                                                                                     

○1664 Premium 










Alc度 5,5%
価格   1.24 €  

(Dégustation 試飲)
どこのスーパーにもある定番ブランスビール。軽い飲み口が特徴で飽きの来ない味。日本のラガータイプや上面発酵的な地ビール好きには物足りなさがある。アペロで口を潤すには最適な、食べ物を邪魔しない優等生。糖質、カロリーを抑えた日本の発泡酒のような印象。バーなどでもよく見かけます
                                                                                                                                                                                    

6. Heineken

分類 下面発酵ビール

欧州を代表する世界的なビールメーカーであり、ハイネケンホールディングスはオランダが発祥。日本でも知れ渡っていますね。

原産国  オランダ
製造社 Heineken

○ Blonde 








Alc度 5,0%
価格   1.44 €  

(Dégustation 試飲)
癖がなく、軽すぎもしない下面発酵の優等生、世界で飲まれている理由がよくわかる、飽きの来ないスタンダード。人によって日本のビールと比べると軽さがあり少し物足りなさが残るかも。先に紹介したフランス産ビールが軽さの代表で、これはそれと日本のラガービールの中間あたり。フランスで飲むビールに困ったらこれをお勧めします!



フランスでビール

日本との大きな違いとして価格があります。欧州では日本と比べるとビールが安いので、気軽に飲めます。そのかわり日本には安い発泡酒がありますね。

スーパードライと比較すると、500mlを270円として€換算すると「約2.1€」なので、1€前半の欧州ビールのコストパフォーマンスの良さが分かります。ただし欧州でスーパードライを買おうとすると生産は欧州なのですが、瓶ビール330ml が2,23€とさらに価格差が広がります。逆に日本で欧州産のビールを買おうとすると、1,5倍くらいでしょうか?

最近流行のサーバーも5Lで19€、嬉しい安さです!

日本だと5000円以上するようです


もう一つ、法律が違います。フランスでは日本と酒造の法律が違うので、一般顧客向けに醸造を提供するところがあります。醸造所で申し込みをすると樽を借りる形で個人のビールが製造できます。

もう一つの違いとして、製造場所があります。原産は外国でも製造がフランスで行われているものも沢山あり、これはビールに限ってのことではないのですが、地続きの欧州ならではですね。日本のスーパードライはドイツで作られています。


いかがだったでしょうか? ドイツやベルギーは美味しいビールが有名ですが、フランスでも紹介したとおり日本でお目にかからないテイストが沢山あり、価格が安いのでスーパーなどで気軽に買えます。フランスに来られた際には今回の記事を参考にぜひお試し下さい!


バーでこのフレーズを使えれば、フランス語でビールが注文できます!!!

Une bière s'il vous plaît 「ビールひとつお願いします!」ユヌ ビェゥ スィル ヴ プレェ



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2021-04-11

フランス スーパーマーケット あるあるネタ

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生活に密着したスーパーマーケット

フランスは1960年代から大型のスーパーマーケットと呼ばれる店舗が出現し始め、大型のチェーン店が躍進し今に至っています。外国に来て、市民の台所の「マルシェ」や「スーパー」を見るのはその国を知る大きな要素の一つです。

そしてそのルールや習慣も違いが沢山あるので今回は自分の経験を元にフランス スーパーマーケットの地方の例を紹介します!

  1. 店舗
  2. 割引
  3. 陳列
  4. 支払い
  5. ドライブシステム
  6. 日本食の価格


1,店舗

市内では駐車場がない路面店も存在しますが、大半は郊外に位置し、大きな駐車場が併設されます。

 郊外では複数施設が一体化したところが多いです

カートはでかく、通路も広々しています

大型店の例

カートは駐車場などの置き場に行って持ってくるのですが、チェーンで繋がれていてコインを入れて外す仕組みです。こうしないと使い終わったあとに置き場に戻さないお行儀の悪さ?はフランスならではです!

それぞれが繋がれているので、コインを投入するとチェーンが外れる仕組みです

2,割引

Promotionとよばれる割引があります。複数買うと一つサービスというのはよくあります。また広告などで宣伝される「割引コーナー」などもあり、見つけやすいのですが、同じ商品でも「この場所の商品」でないと割引が適用にならない事が通常なので注意して下さい!


3.陳列

フランスの特長は、チーズコーナー、ヨーグルトコーナーが日本ではあり得ないくらいでかいです。種類も豊富で見ていると楽しくなるのですが、内容が分からないとただでかいだけでどれを選んでよいのか迷います。有人のショーケースでの販売コーナーがあるのでそこでは聞きながら買うことが出来ます。

ヨーグルト、プリン売り場

チーズ売り場

飲み物、ペットボトルの陳列は6ヶ1パックで置かれているのですが、必要に応じて自分で破って必要数量を取り出します。ばら売りなどという気の利いた置き方はしていないのでどんどん破りましょう!


ときどき破って取って、飲んじゃっている人がいますが、これは真似しないようにしましょう(^_^;

消費期限順に並んでいなかったり、期限が切れていたりする物があるので、生鮮品は注意して確認しましょう!あるあるスタンダードです。

4.支払い

支払いはレジに並んでベルトコンベヤに乗せます。レジの人には必ず挨拶をしましょう!日本のように無言で通過するのはマナー違反です!

お年寄りや少量しか買わない人に順番を譲ることが良くあります。気持ちが良いです!

  • カード支払い
  • 現金払い
  • 小切手

が使えます。ほとんどの人がカード払いですが、ときどきフランス特有の小切手を払う人がいると記入やサインの手間があるので時間がかかりますが、このときはゆっくり待ちましょう。逆に自分は日本でカードが使えなくてレジで支払いが出来なくて買えなかったことがありました(^_^;

Sac cobas(Sac PP)

レジ袋の持参がデフォルトです。なければレジで買うことが出来ます。1€ほど。ココで売られているのは大荷物が入るしっかりした袋なので、一度買えば何度も使えます。店により、または地域でデザインが違ったりするので、自分はこれを日本用のお土産に買うこともあります。

地域性のあるプリント
地元サッカーチームのもの

お店ロゴ
レジを通った品物は自分で持参のバックにしまいます。レジの人はバーコードを読み取らせるだけです!

5.ドライブシステム

郊外店では「ドライブ(Drive)」システムが使えます。
ネットで注文、指定の時間に車で引き取りに行きます。専用の場所があり、アプリのバーコードを読み取らせると、準備してある商品が袋に入って運ばれてきます。あとはトランクを開けて荷物を積んでもらうだけ。おおきな売り場を歩き回らなくて楽です。コロナ感染対策としても有効です!

難点はネット上で購入手続き出来ても、実際の在庫が切れてしまったりすると他の物に自動的に置き換えられています。値段据え置きで高い物が安く買えたりもするのですが、自分の好みでなかったりもするので、その時は申し出ると返品可能で後に手続きされ、返金されます。
店舗により受け取り方は様々ですが、
このように車まで持ってきてくれるところは楽ちんです!


6.日本食の価格差

調味料など極一部の食材はある程度手に入ります。価格設定は高く、品揃えが乏しいので、基本的にはアジアン雑貨店で購入します。
価格参照 Carrefour 

1L 2本
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わぉ!
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高くて味は?
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たまに買います!
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Supermarché の歴史

 

いかがだったでしょうか?エコや健康を尊重する動きが社会的に多くあり、BIOと呼ばれる無農薬や安全基準に沿った売り場を置くのがスーパーのデフォルトですが、最近は購入者のスーパー離れもあり、市場や生産者から直接買う仕組みなど調達方法は多様化しています。

日本のスーパーと比較すると、陳列や価格表示の的確さ、サービスのきめ細やかさは劣りますが、反面いろんな面で融通が利いたり、返品返金が簡単だったり、おおらかなのでサービスがあったり不便は感じません。
フランス旅行でお土産を探しにスーパーに寄るのも面白いと思います!


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