2021-07-04

ペタンク Pétanque

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ペタンク(pétanque)というフランスで最もポピュラーなスポーツの一つである伝統的なゲームがあります

老若男女たのしめるため、また地面さえあればできるスポーツ(ゲーム)なので、公園や街角の一角でそれをやっている光景をよく目にします
1907年からプロバンス地方で始まったと言われています
私自身、これまで人がやっているところを見ることはよくあったのですが、初めてプレーして理解が深まったので、その面白さを伝えるためにココに紹介します

  1. 鉄の球を投げるゲーム
  2. いつでもどこでも出来る手軽さ
  3. マイボール
  4. ルールは簡単
  5. 誰でも出来る



1,鉄の球を投げるゲーム

的(but)を投げてその的に向けて750㌘ほどの鉄球を投げてポイントを競います
投げるといっても、勢いよく投げるのではなく、的を狙いに鉄球を置きに行く感じなので、カーリングの要素がまさしく当てはまります
自分とチームの持ち玉の総数で、狙いに行くか、相手を邪魔しに行くか、戦略的な要素が多いです
鉄球を上からつかんで腕の振りと手首のスナップで手の甲から前にむけて投げる感じです
力は要りません


土地も砂地であったり、硬い土だったりと条件が変わるので、転がりやすいか、傾いていないかなど、土地を読む要素も必要になります
転がすも良し、ゴルフのアプローチのようにロブで寄せるもよし、決まりはありません!
初めてやったのですが、難しくありません。ビギナーズラックがよくあるので子供も楽しめます!

2,いつでもどこでもできる手軽さ

ボール(鉄球)さえあれば、場所や土地を選ばずできます
アスファルト以外の未舗装の場所で、15メートルほどの長さがあればOKです


専用のペタンク場



3,マイボール

国民的なゲームなので、ボールはどこでも買えます!
大型のスーパーマーケット、スポーツショップが一般的です
3球が必要なので、写真のようなセットを購入、この手さげで持ち運ぶのが一般的です!
ビュットと呼ばれる目標の的(プラスティックまたは木製)がセットに入っています!

ゲーム中、同じ鉄球同士なので、自分の(チームの)球かどうか見分けなければならないため、刻印や印刷、模様、カラーなどのカスタマイズも一般的です

日本にも展開しているスポーツショップ「Decathlon」でセットが11€程度から買えます



数あるメーカーの中でもOBUTは第一人者の世界的なメーカーであると教えてもらいました!!1955年から製造、世界シェアの80%を持っています。近いので今度行ってみます!

Obut, la boule de pétanque française depuis 1955 - La Quotidienne

4.ルールは簡単


2チームによる対戦です

ゲームの方式は下記の3タイプ
  • トリプルス(トリプレット triplette):3人対3人で各自2球のボールを投げる。
  • ダブルス(ドゥブレット doublette):2人対2人で各自3球のボールを投げる。
  • シングルス(テタテット tête à tête):1人対1人で各自3球のボールを投げる。

自分は今回はダブルスで、手ほどきを受けながらプレー
いずれのタイプでも基本は同じ
まずビュット(but)と呼ばれる的の木製のボールを誰かが投げます。投てき場所から「6m以上10m以内」で収まるように投げて的の場所を確定します

次にチームごとに球を的(but)に向かって投げるわけですが、先攻後攻をじゃんけんなどで決め、勝った先攻チームが一投目を投げます
二投目は後攻チームが投げます。相手のボールより、より的に近いところにボールが止まるまで持ち玉がなくなるまで投げます
相手より近いところに止まった場合には攻守交代して、もう一方のチームがさらに近いところにボールが止まるまで投げます
全員が3球を投げきたっところで、的に一番近いチームが勝ちです。
終了したらポイントを数え、それが勝利チームに加算されます。

(例)
左の場合は赤がbutに一番近く、次に近いのが青なので、赤が1ポイントゲット
右の場合、青が一番近く、次に近いのも青なので2ポイントゲット、3番目に近いのが赤なので青は2ポイントのみの得点となり、第1ゲームが終了となります
1ゲームが終わったら、ボールを全て回収し、勝利チームが的(but)を投げ直して、第2ゲームが始まります

このポイントを累積していき、13ポイント取った時点で終了、そのチームが勝ちとなります

5.誰でも出来る

今回初めて参加したのですが、自分のようなビギナー、そして子供もできるし女性ももちろんできます。力勝負ではないので男性が勝つとは限りません
カーリングのそれと似ていると思うのですが、標的の近くにボールを置く、そして相手にぶつけて邪魔をするというのが醍醐味です
時間的には、勝敗がつくまで(13ポイント)30分程度でしょうか!ゲームの内容によりますが、少し時間が空いたらできる手軽さです

よく見る光景は、レジャー先で家族や友人同士で楽しむ姿、散歩のついでに遊ぶなど、日常生活に浸透しています。どこでも場所を選ばずにできるのが人気の一つだと感じます
また専用のペタンク場もよく見かけます
じつは自宅の裏手がペタンク場なので、鉄球同士が当たるカーンという音をよく聞きます
また自分のテニスクラブの仲間はテニスが終わると一杯飲みながらペタンクを楽しむのが鉄板コースです!

いかがだったでしょうか?
日本には馴染みの薄いペタンクですが、世界大会も行われているゲームです。次回のParisオリンピックの正式競技になったりして!!!

自分が今回プレーは、子供の学校のイベント内でした
パパさんママさん達とプレー、「陸上競技場」の外周コースで!

どこに投げたら良いか、チームメイトが標的になってくれます




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フランスでドローン(Drone)

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今回はドローンについてお届けします
自分はフランスの雄大な自然や景色を、臨場感ある写真や動画で取りたくて購入しました
今回購入したのは一般的に認知されているドローンの老舗DJIの入門モデル 「MINI2」です

ドローンという言葉はすでに一般化していますが、いわゆる飛ばして遊ぶものと撮影する目的、業務で使用する目的など用途が多様化されつつあります
アマゾンの配達がドローン化されるなんて話も来て久しいですが、今回は購入を通して得たドローンの情報と日仏の取り巻く環境の違いについてお届けします

  1. ドローンの分類の大別
  2. 日本との取り巻く環境の違い
  3. ドローンとは
  4. 機能
  5. 楽しみ方

1.ドローンの分類の大別

いわゆるアマチュアが使う物か、プロが使う物か?境界線はどこ?
ドローンは航空法に規制される物なので、その区分が明確化されています
アマチュアが使う最下層のドローンは「トイドローン」としてカテゴライズされます
大きく分けると、アマチュアの部類の境界線が本体重量250㌘以下であること!
これを超える物はしかるべき認可や,講習、免許などが必要になります

2,日本とのとりまく環境の違い

この重量は国ごとに異なるようで、一般的には250㌘以下とされているところが多いのですが、日本は200㌘でした。なぜ過去形かというと、今後、その規制がさらに厳格化され100㌘以下に規制される予定です
販売メーカーはトイドローンを国際的に同一規格を販売しているのですが、これまで日本用には重量規制をクリヤするようにバッテリーなどを軽量化していました
しかし200⇒100というのは変化が大きく、今後どのような販売形態になるのか、また日本ではアマチュア用のドローンが発展しないのか、注目が集まるところです

3,ドローンとは?

そもそもドローンって何するの?
アマチュアが使う物は主に空撮を行うための物です
これまで空撮は航空機やヘリコプターでしか「なし得なかった物」ですが、航空機を利用せず費用を掛けずに撮影ができるというのは大きな技術革新です
家の中で飛ばして遊ぶというラジコン飛行機の延長の子供用のオモチャもありあますが、ここでは大人が扱う物を対象に説明します
業務用としては専門業者のプロの空撮はもちろんですが、農業用の農薬散布、電気架線の敷設、橋梁などの危険箇所の無人点検、防犯、など用途は様々です
また高度を取らなくても動く無人カメラマンとしてスポーツの撮影などで活躍しています
カメラにジンバル(スタビライザー)が装着されるので、ブレのない画像が簡単に撮れます
農業用 ドローン



4,機能

今回購入して発見した機能を紹介します
まず「本体」と「コントローラー」とに大きく分かれるのですが、コントローラーにはスマートフォンを接続する仕組みです


ドローン自体は常にGPS衛星信号をキャッチしながら飛びます
ここは単なるオモチャとして飛ぶ物とは大きく異なる点です

GPS信号があってはじめて高度や位置を認識でき、これを元に飛行許可が下ります
この信号がない場合は飛行に制限が掛かるか飛行できません
この位置情報は例えば飛行場の近くであるとか、法律的に飛行禁止エリア内で飛ばすことができない仕組みも含まれます
刑務所の上空や政府官庁機能の上空などは禁止区域として指定されているのでエラーが出るか起動できません


このトイドローンですが、今回自分が購入した「DJI MINI2」いわゆる一番最下層のドローンですが、技術の進歩と共に信じられないほど性能がアップされています


制御できる飛行距離はなんと10km、以前のモデルは2kmだったのですが、通信機能が格段にアップしました
実質2kmでも十分ですが!
飛行時間は250㌘規制のバッテリーで約20分、飛行状態によって電池の消耗が変わるのであくまで目安です

GPSのおかげで飛行が始まると飛行データは携帯電話のアプリで監視できます
10kmというのは携帯端末とドローン本体が通信できる距離であり、電波干渉や天候によりその距離は逐一変化します
万が一通信が途絶えると、ドローンはRTH(Return to Home)という機能によって自動的に発着ポイントに戻ります
バッテリー残量も常に監視されていて、帰還できない距離に達すると自動的に戻ってきてしまいます
なのでバッテリー切れで墜落する可能性は極めて低いのです

ただしこのトイドローンには障害物を回避する機能は搭載されていないので、ぶつかって墜落、または紛失する可能性はあります

5,楽しみ方

おもに撮影をして楽しむのですが、景色や空間、迫力と臨場感のある映像が立体的に撮れるのはドローンの醍醐味ですね
自分はこのフランスの自然豊かな土地の空気感を伝えたくて購入しました


飛ばして撮影するのが一般的ですが、撮影用の機能が豊富にあるのでその機能を使えばプロが撮影しているような画像を撮ることが可能です

クイックショット機能

例: ヘリックス
対象物を中心に指定の半径と高度を保ちながら勝手に撮影してくれます
素人でも大助かりの機能です。そのほかにもあと4種類の機能があります

また写真も、迫力ある物が撮れることが魅力の一つです
ドローン自体が姿勢変化して、用途に合わせたカット割りの撮影を行い、あとで合成して目的の用途に編集する機能です
パノラマ⇒一般のカメラのパノラマと同じで横旋回を行い、6枚の写真を合成します




広角⇒上下左右のワイドレンジの撮影のことで9枚(真ん中と、左右上下それぞれ3枚)を撮影します



360°撮影⇒機体外周360°撮影を29のカット割りで撮影します。撮影後のアプリによる合成で360°写真に変換され、臨場感ある撮影になります
マウスでぐりぐり回してみて下さい!
360°写真 Theta

Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

FBは360°写真の表示が出来る機能を備えていて、投稿をサイトで共有出来ます。個人アカウントの投稿は共有出来ないため、公開アカウントを作る必要があります。



以上、簡単ですが、導入に当たっての自分が持つ情報を元に解説しました
価格は490€から購入できます。バッテリーが3つ付属されるコンボパッケージは600€です
まぁ安くはないですね

携帯電話のスペックなども古いのもだと機能しなかったりするので注意が必要です
 
墜落や事故に関する本体補償があり、別途で一年間50€で水没や墜落の保証を無料で2回まで行ってくれます

また詳しい使用感やレビューなどがあったら別途記事にしたいと思います!

近所の湖の映像 ダム建設により水没した村の一部が孤島として湖に浮かぶ島となったGrangent 湖とダムと城が織りなす景色



近所のロワール川の憩いのスポットで撮影してみました
 


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2021-06-19

ポールリカールサーキットPaul Ricard circuit

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今回はフランスのサーキット、「ポールリカールサーキット」を紹介します
2017年に仕事で縁があって現地へ足を運びました
EWC Bol D'or 24h 世界耐久レース
ボルドール24hレースと言う名で日本で親しまれていますが、ワインで有名な地名のボルドーではありません。Bol D'or(金杯)ゴールドカップ の意となります

関係者のおかげで普段はいれない場所に沢山入れました。内側からたっぷりおとどけします!



🇫🇷Circuit Paul Ricard
1970年4月19日に創設、世界的リキュールメーカー「ペルノ・リカール」がサーキット建設時に出資したことから冠スポンサーとして名前がつけられました。


多くのフランス人はカステレ(サーキットのある地元の村の名前)を呼んだりしています

地中海、コートダジュールの海岸から15㎞ほど北上した山中にあるサーキット
 










ホームストレートからコースを徒歩で一周しました

左が観客席、右がパドック

ストレートエンド付近にある表彰台

スターティンググリッドを振り返る

ストレートエンドから駆け上がる複合コーナー

段差がある「縁石」 塗装のみのところと混在しています










バックストレート(ミストラルストレート)の始まり

ナイト(24時間)レース用のコースサイド各所にある照明


バックストレート(ミストラルストレート)を渡る歩道橋(MOTUL) ボルドールの場合、シケインを使わないレイアウトで行われるため、全長5㎞以上の長さとなり、バイクでも時速340kmに達します


ミストラルストレート エンド

ストレートエンドからホームストレートへ向かうインフィールド区間


ホームストレートに到着する頃にはすっかり日も傾きました

決勝前日だったこの日、夜まで作業するピットもちらほら

ピット建物の上 屋上展望から見る景色

コントロールルーム

翌朝 グランドスタンドからピットを望む

決勝当日 ピットレーンからパドックを望む

レース開始 30分前のスターティンググリッド 
記者やカメラマン、ピットクルーが行き交う

間近で撮影できて光栄です 01(^_^;

14h52分 24時間レーススタートと告知される 展望デッキもスタートを待つ関係者で満杯

各チーム スタート直前の取材や撮影に対応する

日本のチーム FCCテクニカルスポーツ 優勝候補の一角です

近くで撮影できて光栄です02 (^_^;

賑わうグリッド あと少しで関係者の退避時刻です

グリッドガールも待避です


ミストラルストレートエンド フルブレーキングで減速 見所の多いポイントです




おまけ
帰りの方向が同じで高速道路上で一緒になったチームトラック



ちょっと寄り道




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