2020-01-03

フランス あったかい話!

Bonjour 町工場社長の地域密着型ブログへようこそ


Meilleur voeux 2020 !

あけましておめでとうございます。

今年も4回目の新年をフランスで迎えました。日本のおせち料理が恋しいですね。

下の動画は毎年恒例、パリ年越しの凱旋門でのイベントです。現場には行っておりませんが、毎年これをテレビで見るのが恒例になりました。





さて新年早々ですので、ちょっと地元での暖かい体験談をひとつ!

2015年の11月にサンテティエンヌ入りしまして、まずは基盤を作るために単身で乗り込みました。アパートを借りて、単身赴任、一人暮らしの始まりです。



築うん十年、当時住んでいた最寄り駅Chateaucreuxすぐのアパート、立地は絶好、隣人はアル中の優しいお兄さん、下階はスキンヘッドのいちゃもんをつけに来るクレイジーなオッサンでした!海外初心者の自分にはハードルが高かった。今となっては懐かしい。

書類作成など仕事でもプリンターが必要なので、到着早々プリンターを買いに郊外型の大手ショッピングモール内にある「DARTY」という電気屋まで行きました。日本で言うヤマダ電機?みたいなところですね。
まだ車が無かったのでバスの路線を調べていざ出発、しかし路線を間違えたようで、方向はあっているのですが、一向に近付かない気配を感じて急いで降りて徒歩で現地まで行きました。なんとかたどり着き、無事プリンタ購入。店員に正しい「バス停」の場所を聞いたら、駐車場の外れにバス停があるらしい。。。フランス語が全くできなかったので店員の言葉が正しいか判別付かず、でもその言葉を信用してショッピングモールの駐車場を端から端まで歩くもバス停は見当たらず。でかい駐車場なので歩いている人などなかなかおらず、人に聞く勇気もなかなか出ないまま、プリンタを抱えながら駐車場をさまよい歩き、途方に暮れていたら一人のイカツイ感じの中年のオッサンが彼の車のそばに立っていました。



どんな言葉を使ったかは全く覚えていないのですが、バス停の場所を聞くと、「全く分からない」との返事。そりゃそうですよね。郊外型のショッピングモールで自家用車でなきゃ、なかなか来ないような場所なんです。車を持ってしまった今の自分に質問されてもさっぱり分かりませんわ
でそのおっさんが何をしたかというと、「ちょっと待ってろ!」っと。多分そう言ってました(半信半疑!!!)
おもむろに携帯を取りだし、なにやら電話。どうやら奥さんと話をしている様子。で電話終わって「乗れ!」と。
彼は奥さんの買い物終わりを待っているだけなので、時間があるから乗せていってやると!



車で10分程度ですかね。自宅近くまで乗せてくれました。
とにかくお礼も言いたいし、自分が何者かも説明したいのですがなかなか言葉見つからず、英語が通じなかったので助手席で 懸命にフランス語 をしゃべった覚えはあるのですが90%通じてない様子でしたね。
メルシー?くらいは言ったけど、何もお礼もできず、彼は自分を降ろして笑顔で戻っていきました!

これまでの自分の経験や現地の人間から聞く話では、とにかく困っている人をみるとすぐに手を差し伸べてくれると言うのがこちらのノリですね。パリや大都市ではあまり経験がありませんが、とにかく細かなことでもこれまで見ず知らずの人に色々助けてもらいました。

もし逆に、自分が困っていそうな人を見つけたら「どうして困っているんだろう?」と日本人ぽく ’ワンテンポ’ 空くところですが、フランス人はダイレクトに手を差し伸べてくれる印象です。

心温まるおっさんオッサンに助けられた」話でした!!!

A bientôt.
ではまた!


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