2020-03-19

コロナウィルス20200318

Bonjour 町工場社長の地域密着型ブログへようこそ

コロナウィルス2020031517、に続き
今回は時系列で感染数データを通した考察です。

  1. 日本🇯🇵と🇫🇷の比較 および 🇫🇷政府声明のタイミング
  2. 感染主要6ヶ国との比較 🇫🇷🇮🇹🇪🇸🇺🇸🇩🇪🇰🇷



1.日本との比較および政府声明のタイミング


下記の数値および表は3月5日からの日仏データを比較しました。1月末にコロナ騒動でアジア人が差別を受けるなどの記事を書きました。この頃のフランス国内は「アジアが危険だ」という認識だけでした。
二月はアジアの推移を見守っていたが、三月に入ってあっという間に日本を追い越し、その急増ぶりはまさにPandemic(Pandémie)。
3月11日にWHO事務局長が「パンデミックといえる」としていますが、フランスの増加ぶりはその一助を担っていたことでしょう。
03/13以降は、フランス感染者の 一日の増加数 が日本の累計を抜いています。

データの採取方法などの違いもあり、正確な日本との数値比較は出来ませんが、この大きな差は両国政府の対応ぶりに明らかに現れているといえます。
そしてフランス政府がこのタイミング(3月12、14、16)で矢継ぎ早に声明と対策を打ちを出したのは頷けます。


🇫🇷N.de cas/décédé  🇫🇷感染/死亡 者数 推移

Mars 3月   
18日 1404人増 9134人 死者89増 264人
17日 1097人増 7730人 死者27増 175人 
16日 1210人増 6633人 死者21増 148人  Déclaration President E.MACRON
15日 0924人増 5423人 死者36増 127人
14日 0841人増 4449人 死者12増   91人  Déclaration E.Philippe 
13日 0785人増 3661人 死者18増   79人
12日 0283人増 2876人 死者28増   61人  Déclaration President E.MACRON
11日 0372人増 1784人 死者03増   33人
10日 0178人増 1606人 死者05増   30人
09日 0286人増 1412人 死者06増   25人
08日 0177人増 1126人 死者03増   19人
07日 0336人増 0949人 死者07増   16人
06日 0190人増 0613人 死者02増   09人
05日 0138人増 0423人 死者    増   07人
数値出典元 在リヨン領事事務所/Bayard Presse 
🇫🇷政府声明
 03/12 全ての学校の閉鎖
② 03/14 全てのレストラン、カフェなど営業停止指令
③ 03/16 自宅待機命令(2週間)


日本 データ元/東洋経済オンライン、厚労省





2.  感染主要国との比較

イタリアが先行していた感染数ですが、3/17現在、ESP🇪🇸スペインが上回っています。Ita🇮🇹イタリアの線が延長されていますが、横軸はカウント開始からの経過日数です。

各国 総人口数比較 k=1000 (人)

アメリカ 330,000k
日本   120,000k
ドイツ    83,000k
フランス   65,000k
イタア   60,000k
韓国     51,000k 
スペイン   46,000k

あくまで参考値ですが、スペイン、イタリアが6ヶ国の中で人口下位にもかかわらず感染者が多いので比率で言うとさらに差が開く傾向です。

3月17日現在<Ita🇮🇹イタリア、ESP🇪🇸スペイン、Corée🇰🇷韓国、
Etats-uni🇺🇸米国、Allem🇩🇪ドイツ、Fr🇫🇷フランス>※出展元/STASTA

欧州各国の政府の対応には限界があると感じています。あとは各国の医療キャパの現状、そしてまだ感染していない多くの国民一人一人の危機意識、行動に掛かってくることでしょう。

お構いなしにビズ 握手するとか、スーパーで暴れてストック置き場まで入って水のボトル奪うとか、閉店のレストランに盗みに入るとか、ニセ警官が現れて罰金徴収するとか、黄色いベストのデモ隊が元気になるとか、ひとまず落ち着いて、
みんなルールを守ろうねっ!!

それではまた! À bientôt !  あ びあんとぅ!

2 件のコメント:

  1. 欧州の大国で一挙に感染が進んでいる状況が見えますよね。日本はどうやら2月25日頃からの諸対策でどうやら急激な感染広がりは抑えて、なだらかな広がりが今後続き、次のステージ、対策と経済のバランス化へ移行していきそうです。独、米の新薬の話が出てますが先の話で、即効性のあるインフルエンザ薬、「アビガン」「イナビル」「ラピアクタ」等、エボラ薬「レムデシビル」などが使われ始めています。欧州の対策の効果は月末頃見え始めるのですかね?

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  2. 米国で今後爆発的な感染拡大が懸念されていて、世界を揺るがす山がもう一つやってきそうで末恐ろしいです。欧州はやはり各国の対応基準が各国政府判断であるが、足並みをそろえないと結局悪い方へ引っ張られそうで、イタリアの惨状と英国のどっちつかづの政策にやきもきしています。

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