2019-12-04

フランスを歩く!

Bonjour 町工場社長ブログへようこそ

「フランスを歩く」というと紀行番組さながら大げさに聞こえますが、田舎町の近所をちょっくら歩いてきました。車では伝わらない

徒歩の風景を紹介

します。

  1. 町の人口規模
  2. 徒歩スタート




1.人口規模

「田舎」と言う響きは少々微妙で「人口一万人の町」と聞くと、日本から見ると「村」の規模ですが、こういう町が多いです。なにせ日本の約二倍の国土に約半分の人口と聞けばその規模感、密度感が伝わると思います。


  • 1位 パリ 220万人
  • 2位 マルセイユ 86万人
  • 3位 リヨン 51万人
  • 4位 トゥールーズ 47万人
  • 5位 ニース 34万人
  • 6位 ナント 30万人
  • 7位 モンペリエ 27万人
  • 8位 ストラスブール 27万人

我が町 Roche-La-Molièr (ロッシュラモリエール)は中核都市のSaint Etienne(サンテティエンヌ)(15万人ほど)に隣接した立地です。大都市では無いというだけで、フランスでは一般的な中小規模の町です。他の町もそうですが、一歩離れると自然が多いので徒歩で景色を楽しめます。

2.徒歩スタート


自宅からの眺め。自宅の立地はCentre Ville(町の中心街)からすぐです。Centre Ville は別の機会に紹介します。

この辺の特徴は山間の自然に近く、起伏に富んだ土地です。平坦な場所は少ないですね。


写真ではわかりずらいですが、家を出てすぐ坂道です。
ゴルフボール大の雹が今年降ったのですが、そのときはこの下り坂の終点にヒョウが転がっていき溜まったりもしました。
(雹害による雹の堆積)




小さい工業団地を抜けます。




近所のスーパー(Leader Price)前です。


普段は車で下の道を使っています。今日は車の少ない裏道を歩きます。


ここから裏道、小さな住宅街を抜けます。

山では無い、大きな丘が連なります。

空はどこでも同じはずなのに、雄大です。

車が一台通れるほどの小道です。

両側が牧草地です。


起伏の多さ故、このあたりは放牧が多いのですが、乳牛では無く肉牛が多いのも、その土地の特徴にあるそうです。

いつも通る道路の下を抜け、

丘を登ります。

遠くの景色が見えるほどの標高なってきました。

サンテティエンヌ(Saint Etienne)市を望む




ときどきワイルドな馬の落とし物があります!

遠景の果てもやはり丘



目的地に到着!
約5km、標高差130m、約1時間のプチハイキングでした。





それでは。

À bientôt.

2017-10-06

材料規格の壁

日本で仕事をしていたときには知らなくても困らなかった世界における

金属の材料規格・海外規格

に関する情報をお届けします。
これまでは海外規格に触れる機会はまれでした。
海外のエンドユーザーはいましたが、材料支給だったり、普通に指定JIS材を国内調達していましたのでこれほど規格の種類が多いことすら知らず、気にすることはありませんでした。

  1. フランスおよび欧州の規格の現状
  2. 実務上での規格の壁
  3. 仕上げ処理との関連
  4. 規格の表記 JIS対応
  5. 切削の違い



1.フランスおよび欧州の規格の現状

材料だなの表記も数種類
こちらではもちろんフランス規格NFが多いのですが、さすが地続きです。図面によっていろいろな国の規格が混在しています。










欧州規格EN、国際規格ISO、ドイツ、イタリア、ポ−ランド、スペイン、ロシア、英国・・・
欧州以外でも大市場のアメリカや中国規格もあり、その多さを改めて思い知ります。



2.実務上での規格の壁

フランスで引き合いを頂いた物を日本に依頼して作ることもあるわけですが、そこで立ちはだかるのがこの規格の壁です!
海外材料規格対応表なる物があるので、相当材料としてJIS品を代用できる物もあるのですが、実際には代用できない物も多く、とくに熱処理に関する材種は差異が多いです。

3.仕上げ処理との関係

なので「熱処理」「表面処理」が絡むと、日本発注は厄介になります。
相当材料をこちらフランスで処理した場合、本来の性能が出るのかどうかは分かりません。逆のパターンで、こちらから材料を支給した場合、日本での処理は現実的には不可能です。
切削は出来ても、現地材は現地で処理という方法でまかなわないと対応できない可能性があります。

4.規格の表記 JIS対応

ともあれEU圏内で通貨をはじめいろいろな物が共通であるにも関わらず、EU仕様もありながら各国の規格も存在するなんとも複雑な現状です。
表記も数字だけだったり、アルファベがやたら長かったり、覚えるのに苦労します。いえ、今のところ覚えられません!
たとえば日本の「SUS304」がフランス規格の「Z7CN18-09」です。
JISの場合、表記の特徴で、アルミ、鉄系、ステンレスの見分けはつきますが、こちらの表記では判別は難しいです。

※ミスミHPから引用

上記は日本の対応表なので、大まか対応材が網羅されていますが、海外規格の材料からJIS相当を探した場合、無いものも多く、一つの壁となっています。

5.切削の違い

現在いろいろな材料を削っていますが、いまのところ切削自体で困るような物は日本と比べて特別ありません。昨今の刃物は優秀ですね!
ワイヤーカットで検証できていないので、電気条件などは気になるところです!




2017-09-29

フランスのパートナー

2012年から始まったフランス視察、第2回目の一期一会のご縁から現在のパートナーに発展した「AS-MECA BERNARD社」の紹介です。

HPはこちらから
まさしく我々と同じ町工場です。
場所はサンテティエンヌとの市境に位置する小さな工業団地にあります。

1981年 AS-MECA社として創業(ASは創業者のAlain SOWAのイニシャルです)
1996年 Bernard社と統合、現在の形となる
2016年 日本の町工場とのアライアンス「ACT」に参加
現在に至ります

切削加工において試作や小中ロットが中心ですが、一部で量産品も手がけます。
旋盤、マシニング、研磨、溶接までを自社で手がけ、それ以外の加工は外注との連携によって完成品として製品を納めます。
加工にとどまらず、装置も含めた組み立ても手がけます。

核、軍需、船舶、エネルギー、輸送、航空機産業など、多方面へ向けた製造を行っています。原発が盛んであること、そして軍需が業界の下支えとなっている印象はフランスらしいところで、その仕事の需要は多くあります。
顧客は、大手メーカーの一次請けが最も多く、営業力と顧客との歴史が強みの一つです。

従業員数は18名、私のような社内外注的な立場の会社が2社同居しています。


創業者で現社長のAlain SOWAは親日家で、そんなことも我々と手を組んだきっかけです。
地元のコミューンで副市長職をしており、町工場の社長でありながら広い視野を持った彼の人望もこの会社の特徴です。自分にとって、そして自分の家族にとっても最大のバックアップをしてくれる頼もしい仲間でもあります。奥様は我々のために日本語を習っていて、家族ぐるみでコミュニケーションを取っています!
日本のウィスキーが大好きです!


現場はとにかく明るく陽気で、自分はいつも元気をもらっています。
日本の視察を通じて、品質管理、生産管理など日本の良いところをすかさず吸収して社内改善活動を積極的に行っています。
先にリンクを紹介したHPは新卒入社の社員による製作です。日本のHPにはない「フランスらしさ」が感じられると思いますがいかがでしょうか?!
日本で一番有名なフランスの町工場にしたいのですが、競争相手がいなさそうなので、もうすでに一番かもしれませんね!

これから日仏町工場の新しい未来を作るために、タッグを強化して新しい価値を創り出す事に力を注いでいきます。


2016-11-17

滞在許可証申請

入国後に一番初めに手を付けた準備が、滞在許可証の申請です。
県庁ごとに手続き方法が若干異なるのですが、当方が所在するLoire(ロワール)県は以下のような流れです。

①滞在許可申請のための、アポイントを取るための資料を県庁へ郵送

②返信を受領後に、申請書を提出しに県庁で出向く

③レセピセ(仮の滞在許可証)受理 →県庁へ出向き、整理券をもらって長時間待って受領

④本証受理 →上記同様、出向いて直接受理

滞在許可証本証 プラスチックのカードです。carte de sejour と
よばれたりしていますが、表記はtitre de sejourです。
苦労して取得した命の次に大事なカード!! 


滞在許可証を受理して初めて法的に滞在し続けられるわけですが、法人登記に際して現地在住として代表就任するために、やはり滞在許可書の本証が必要でした。

これは現地に渡って後で分かったことなのですが、レセピセ(仮の滞在許可証)では登記人の滞在証明として効力を持たなく、本証でないとだめなことでした。

一刻も早く法人業務を進めたく、登記準備も出国前に済ませ、あとは法務局へ申請するだけの状態に整ってたので、レセピセの受領を機に登記をする予定でしたが、想定外の遅延要素でした。

受領できるまでの期間は、地域、タイミングによって異なるので一概には言えませんが、フランスのお役所の手続き時間は我々日本人の想定外外外...の時間がかかります(;^_^

第①段階の、アポイント取りのための郵送後、一か月以上音沙汰がなく、不安にかられる日々でした。
・初めての郵送だったので、ちゃんと配送されていないのではないか?
・返信が何らかの事情で届いていないのではないか?新居のポストには一度も郵便が届いた経過がないので、引越ししたての住所にちゃんと届けてくれているのか?郵便局に疑心暗鬼!
・いろんな人に相談すると「調べたほうがいいよ」といわれたり「フランスだからもうちょっと待ってみたら」など両方の意見があり。。。

結局、原因はわからないまま、ある日会社に直接電話がかかってきて申請に行くことに。。そのあとはとんとん拍子に進みました。
最終的に受領までは、自分は3~4か月と見込んでいましたが、結果約6か月弱かかりました。自分の読みは甘かったですが、周りの多くの助けがあってこの期間で取得できたことに感謝です。

レセピセと呼ばれる仮の滞在許可証

いろんな例が散見していました。
長い例だとレセピセの有効期間が半年なのですが、その有効期間を過ぎても呼び出しがなかったり、催促したら再度レセピセを発行された例なども聞きました。
また自分より後から申請して自分より早く受領された例もありました。

申請内容が違えば単純な比較ができませんが、移民の申請数、時期、内容、社会情勢(今回はテロなど・・)も大きく影響していると思われます。

自分の場合は想定より若干時間はかかったものの、周りの協力もあり、無事受領できました。



次は法人登記です。

2016-09-22

TOLERATOR

フランスの製造現場のレアグッヅを少しづつ紹介していきます!
現場目線での情報発信!がんばります。。

第一弾、はじめはコレ!

「TOLERATOR」 トレラトー


はめあい軸穴交差を一目で確認できるこれ。
手のひらサイズで、ダイヤル式になっています。


ダイヤルを回すと、公差規格が回転して、お目当ての公差が出たら、あとは対象径を見比べるだけ。
シンプルだけど、携帯出来て、便利です。

自分は携帯の公差アプリを使っていましたが、この「TOLERATOR」は範囲が広いのが特徴で、見たことない公差も入っています。

【DESCRIPTION(スペック)】
・φ500㎜まで
上下2か所の白い公差欄が回転します
・約6400の公差
軸だけですが、書き出してみます。
a9-13 b8-13 c5-13 cd5-10 d5-13 e5-10 ef3-10 f3-10 fg3-10 g3-10 h1-16
js1-16 j5-8 k3-13 m3-10 n3-11 p3-10 pr5-9 r3-10 s3-10 t5-9 u5-10 v5-8
x5-11 y6-10 z6-11 za6-11 zb7-11 zc7-11
※穴も同様の公差あり





・対象規格の表示
DEUTSLAND DIN7160/61
SCHWEIZ VSM 58401/02
USAS B4J
OSTERREICH621.753.2
ESPANA UNE5023
ITALIA UNI6388
ISO R.286
ENGLAND BS4500
FRANCE PNE 02105-118
BELGIQUE NBN 138
SVEDEN SMS2101-58
PORTUGAL NP190
HOLLAND NEN2800
JAPAN JIS B0401

うちでは検査室、現場の両方で使っています。

ARBRE(仏)、SHAFT(英)、WELLE、ALBERO・・・とEUの多言語で書かれているところもいいですね。
EUの加工をするなら一台持っておきたいですね~。もちろん日本でも使えます!
日本へのお土産にもいいかもしれません。

おなじ構造で、「タップ、スレッドバージョン」と、「測長規格バージョン」が存在します。
また今度詳しく調べてみます!





2016-09-20

Saint Etienne(サンテ=ティエンヌ) vol.1

SaintEtienne(サンテティエンヌ市)および地域を行政区画、地理的な観点で日本と比較しながら簡単にご紹介します。


  1. 行政区画
  2. ARA オーベルニュ ローヌ アルプ 地域圏
  3. Loire ロワール県
  4. Saint Etienne サンテティエンヌ市
  5. 工業の町
  6. 日本との比較


1.行政区画

フランスの行政区画は
州(地域圏)→県→市
という区分けとなります。

2.Auvergne-Rhône-Alpes地域圏 ARA オーベルニュ ローヌ アルプ


2016年1月よりサンテティエンヌが属するローヌアルプ州と隣接のオーベルニュ州が合併し、
オーベルニュ・ローヌアルプ州
として新体制となりました。
フランス第2の経済成長拠点であり、欧州全体でもGDPベースで実に第8位の経済規模を誇ることとなります。スイス、イタリアに隣接し、サンテティエンヌからは車で2~3時間ほどで国境まで行ける立地です。

面積 69000k㎡(北海道83400㎡)
人口 760万人(大阪府880万人)、


オーベルニュローヌアルプ州
















3.LOIRE県


フランスの県は県番号が割り当てられており、42番 全体で95番まであります。
縦に長く、サンテティエンヌは下方(南)に位置します。



サンテティエンヌはロワール県の県庁所在地です。

面積 4781k㎡(和歌山県)
人口 75万人(国内26位)



4.Saint Etienne サンテ=ティエンヌ



SaintEtienneはリヨン(フランス第二の都市)から南西約1時間ほどの位置

面積 80k㎡
人口18万人弱



5,工業の町

炭鉱と武器製造に端を発する工業が根付いた町
炭鉱の博物館や、工業を主とした展示がある博物館、武器工場跡地など工業の歴史を色濃く残しています。
町工場といわれる小さな事業所も数多く点在しています。

スイスの山間部に近い方面は、時計産業に代表されるような小物の精密部品
ここサンテティエンヌは、中程度の大きさ
沿岸部では重工が盛ん
な印象です

6.日本との比較

日本人は町自体、および近郊を含めて20人ほどしかいません。
日系企業が1社、駐在の方が数名いらっしゃいます。

在住の日本人はほとんどが日仏カップルで、日本人女性がほとんど、男性は非常に少ないです。
今のところ駐在さん以外で日日家庭(夫婦日本人)はいらっしゃいません。
ちなみにリヨン在住の日本人は2000人以上いるそうです。

以下は日本とフランスの比較です。

面積比で フランス×0.7=日本
人口比で フランス×1.9=日本
です

人口密度が日本の1/3  スカスカな印象です。レジャーや遊びに行っても日本のような混雑に合うことが稀です。渋滞も少ないし、その点は快適です!

( )は世界順位です。


※引用元 ウィキペディア

サンテティエンヌVol.2 へ続く


ではまた! A bientôt !  あ びあんとぅ!


2016-09-11

Paris 同時テロと展示会出展

渡仏一ヶ月後に、大きな事件に見舞われます。
欧州活動の一つに展示会出展があります。
2015年は、11月17~20日にParisでおこなわれるMIDEST2015にAS-MECA BERNARD、由紀精密、Quleadと共に参加予定でした。

http://www.midest.com/




中小サプライヤーによる展示会で、欧州を中心に、中東・北アフリカ・アジアを含め、1000社以上の企業が参加しています。

11/13、開催準備日の前々日に、パリ同時テロが起こりました。
日仏で出展準備を進めていたのですが、日本チームの渡仏直前に起こりました。
搭乗まで一日に満たないタイミングで、参加か否かの決断に迫られました。

・通常通り出展
・日本チームは来仏せず、フランスチームだけで出展する
・展示物だけ並べて、会場には立たない
・出展取りやめ

情報が錯綜し、パリ現地の生情報を入手するも、国家非常事態宣言も発令され、予想がつかない状況に追い込まれました。
出展料が返還されないかもしれないが、出展という選択肢はあまりにもリスクが大きいと判断し、参加を取りやめました。
展示会自体は開催されたのですが、出展者、来場者ともに望むべき効果は得られなかったと思われます。

2015年は二度の大きなテロがフランスで起こりました。そして違う視点で見守りました。

一度目の1月に発生した「シャルリーエブド」のテロは、日本でメディアの情報を頼りに見守りました。外からの目線でフランスの安全を憂いていました。

二度目の今回は現地滞在後に起こった、そして巻き込まれる可能性があったかもしれない事件です。

そして現地フランスにいて感じたこと。
・危険は隣り合わせであること。
・ヨーロッパ、そして世界の現実を思い知ると同時に、日本がより安全であるということ。しかし日本もかつては戦争もしたし、本土空襲や地上戦に巻き込まれました。その上で今の安全があるということ。
・危険の度合いというのは比較や計り知ることはできませんが、日本においても地震などの自然災害、オウム真理教サリン事件、原発問題など、危険は他人事では無いこと。
改めて見ると完全な安全はどこにいても無いということです。

渡仏後に大きなテロが起こったために、フランス・ヨーロッパを危険視する風潮があり残念でなりません。
しかしテロ後も時間はいつも通りに流れ、人々は生活し、経済は動きます。
感覚的に言うと、日本でサリン事件は起こったけど、普通に生活している感じです。
きっとそのとき日本に滞在していた外国人達はみな母国から安否を気遣われ、母国では不安な時間を過ごしたのだろうと思いを巡らせました。

危険について現地で感じる情報は、引き続きここで発信していきます。

2016-08-01

携帯電話購入

携帯購入をしないといけません
フランスでもスマホの普及は日本と同様です

一つ問題がありました。
携帯電話が会社名義で登録したかったため、会社の銀行口座が必要なのですが、
まだ会社がありません(^_^;)
法人登記が済んで、会社名義の銀行口座が持てて初めて携帯契約にむかえるわけです。

ですが、携帯(スマホ)は必携と考えていたので、現地の知人からアドバイスをもらいプリペイド式を選択しました。

シムフリーの端末があれば、シムを購入することで使えるようになります。
自分が日本から持ち込んだアイフォン6はシムフリーではなかったので、端末はアップルストアで購入。またおなじ6を購入しましたが、こちらの6はシムフリーです。

シムは携帯キャリアのショップが町中たくさんあるのでそこへ行き、パスポートの提示で購入ができます。非常に簡単で安かったです。うる覚えですが、¥1000円程度でした。
フランス三大キャリア「オホンジュ・エスエフエール・ブイーグ」



簡単といっても、新参者の自分にとって予測できない買い物はハードルが高かったので、在住歴が長い知人(日本人)に付き合ってもらって、念願かなってなんとか購入です(^_^;)

たたずまいは日本のそれとそっくりです!




その後、プリペイドシムにチャージをするのですが、街にあるtabacのお店で簡単にチャージできます。


TABACのお店は文字通りタバコ屋なのですが、たばこのほか、雑誌や飲み物、証紙、くじ等様々なものを取り扱っている店です。小さい店構えですが、街の至る所にあります。ちょっとガラの悪そうなオッサンが多くいることがありますが、非常に便利です。



自分がよく買っていたのは、通信3G、通話2時間、着信は無料というもので、30€です。会社事務所にはWIFIがあったので、自宅で動画とか見なければ一か月近くは持ちました。

レジで欲しい価格と容量(インターネット通信量)を言うと、レシートをくれます。そしてチャージ用の番号に電話します。

自動音声が流れるので、その指示に従い、そこに記載されている10桁ほどの番号を入力すると、チャージ完了です。

長期で入国する人は、シムフリー端末であれば、この方法で安価に通信ができるのでお勧めです!
通信料も価格もバラエティーに富んでいます。
残量もわかるので、便利でした。

その後、法人登記後に会社名義に切り替えて月極めの契約をしたのですが、シムの名義を変えるだけの手続きで済んだので、特に端末自体の操作は無く、店側でデータを変更して終了でした。番号もそのまま使えました(キャリアSFRの場合で、他のキャリアの場合はわかりません)
法人設立の準備期間で名刺に電話番号を記載したのですが、番号がそのまま使えて助かりました。

慣れない異国の生活にて、情報収集できるスマホは必携アイテムです。
仕事での国内外との連絡、家族とのやり取り。
紛失したり盗まれたらと思うと、ゾッとしますね。。
大都市圏では携帯の盗難など頻繁にあるので注意が必要ですね!!