本日は3月17日
二日前(コロナウィルス20200315)に更新したコロナ情報の続報です。
事態が大きく進展しました。先週木曜日につづき、月曜日の夜に大統領声明が再度ありました。
「我々は菌との戦争状態にあります!」
その内容はかいつまんで以下の通りです。
自宅待機命令 2週間
- 町中に国家警察と軍が配備され、見回りを行う
- テレワークが出来ない仕事は除外される(工場操業など)
- 必要に迫られた外出時は、外出許可書を持参のこと
- 許可書無き場合は最大135ユーロの罰金
- 犬の散歩はOK
国境閉鎖
いよいよ本気モードです。これまで段階を踏んできた政府声明ですが、狙いだったのか、予想をはるかに超えた感染の広がりだったのか、とにかくウィルスの封じ込めが本格的に始まりました。二週間という期間限定ですが、広がりが止まらない場合はもちろん延長されるでしょう。
木曜日 学校の閉鎖 無期限
土曜日 レストラン営業停止、移動制限、テレワーク推奨 無期限
月曜日 自宅待機(罰金付き) 2週間
という流れで進んできました。
経済
大手企業、自動車メーカーを筆頭に、経営判断で工場が閉鎖される状況となり、政府の声明を尊重した形となりました。下請、中小もこれに追随する形でひとまず一週間前後の操業停止です。大手の延長があればそれに追随する形になります。休むスピードは日本よりはるかに速い感じがします
(;^_^A
過去の震災などで自分が日本で経験したことは、供給の停止でした。
今、自分が経験していることは大手(買い手)が営業を自粛するというピラミッドの頂点が停止するので、その影響力は地域限定ではなく国内すべておよび関係各国へ及びます。大統領声明で休業補償に言及していました。国の保証がどれほどのものかまだ見えませんが、休業に値する価値の保証が望まれます。
自分なんかは、国が保証してくれたらこの休業期間分、夏休みカットして頑張って働こう、挽回しようよ!なんて思うのですが、大ヒンシュクを買うので口にしません(笑)
ここは国民と従業員が強いフランスです!
生活
税金の支払い、経費計上など次月へ繰り越しができるとか、完全に経済機能が一時ストップしている印象を受けます。水道会社からは、メーターの検針ができないので、写真撮影の協力のお願い
パン屋は生活のライフラインなので、営業を続けるとのこと
スーパーマーケットの買占めは今がピークと感じています。月曜日の晩に大統領声明があるとその朝からひそかにうわさがながれ、その日の夕方はスーパーマーケットが大混雑、感染リスクが高いので自分は行かない選択をしました。
イタリア
イタリア在住の友人によると、感染拡大によって病院も医師も看護婦も足りない状況が深刻化している。霊安室が足りなく、家族の死に目にも会えないまま埋葬されるという最悪の状況が表面化しているという報道がなされています。この状況がフランスまで届くのか、今後の国民の受け止め方にかかっていると痛感します。
震災、台風などで経験値がある日本人は、対応に関して落ち着いていると感じます。「パニック陥らないように」という大統領の言葉がありましたが、その言葉どおりパニックせずに現状を冷静に見極めて行動してほしいものです。
帰り道 Saint Etienneを望む |
待機命令初日の印象は、みんな会社が休みになって喜んで散歩に出たり、自転車乗ったり散策しているようです。田舎だからかな?? ちょっと心配!!!
自分は月曜日まで5日ほど自宅待機です。大手の様子次第で延長もありそうです。子供含め、缶詰状態の乗り切り方を検討中です。イタリアでは窓を開けて近隣同士でみんなで歌っているとか!フランス語歌えない(;^_^
また続報をお届けすることになりそうです
ではまた! A bientôt ! あ びあんとぅ!
続報
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