2022-07-24

欧州のナンバープレート 各国の違い

 Bonjour
フランスからこんにちは!
「町工場社長フランス奮闘記」へようこそ
いつもありがとうございます。

今回は欧州のナンバープレートについて解説します
日本のナンバーと違い、横長なイメージの欧州のプレート、実は各国で特色があります
その違いを調べてみたので、あわせて実体験を交えながらお伝えします

欧州のナンバープレート 各国の違い


バカンスシーズンになると、欧州のあちこちからフランスへやってくる車を見かけます
とくにバカンスを地中海ですごそうと目指してくる「海のない内陸の国々」のナンバーを見かけることが多いです
自宅近郊は海を目指す南下する車たちの通り道であるので、荷物満載の家族連れの車を見かけたときにナンバーを見ると外国であることが分かります

以下の図の通り、横長の形状は概ね同じなのですが、表示内容に若干の違いがあります。また色も特色の一つです

wikipadiaより

上記はフランスの例です。左側に欧州旗(星の円)が描かれていて、その下にアルファベットが書かれています。このアルファベットで国が識別できます

アルファベット一覧
A : Autriche(オーストリア)
B : Belgique(ベルギー)
BG : Bulgarie(ブルガリア)
CY : Chypre (Cyprus)(キプロス)
CZ : République tchèque ou Czech Republic(チェコ共和国)
D : Allemagne ou Deutschland(ドイツ)
DK : Danemark(デンマーク)
E : Espagne(スペイン)
EST : Estonie(エストニア)
F : France(フランス)
FIN : Finlande(フィンランド)
GB : Royaume-Uni ou Great Britain(イギリス)
GR : Grèce(ギリシャ)
H : Hongrie(ハンガリー)
HR : Croatie ou Hrvatska(クロアチア)
I : Italie(イタリア)
IRL : Irlande(アイルランド)
L : Luxembourg(ルクセンブルク)
LT : Lituanie()リトアニア
LV : Lettonie ou Latvijas(ラトビア)
M : Malte(マルタ)
NL : Pays-Bas ou Nederland(オランダ)
P : plaque Portugal(ポルトガル)
PL : Pologne(ポーランド)
RO : Roumanie(ルーマニア)
S : Suède(スウェーデン)
SK : Slovaquie ou Slovensko(スロバキア)
SLO : Slovénie(スロベニア)

自分の住む界隈では、フランスの隣国(ベルギー、ルクセンブルク、ドイツ、オランダ)などをよく見かけます。道中のサービスエリアや地中海まで行くと、現地では色々な国の車が混在していますし、観光地の駐車場などはナンバーが色とりどりです。イメージとしては日本のGWやお盆の帰省ラッシュに似てますね、きっと!
イギリスはもちろん右ハンドルなので、そのまま走っています。(環状交差点ホンポアンは逆回りをしないといけないので、感覚的に大変だと思います!(^_^;)

ナンバーの一例
ベルギー








ドイツ





ルクセンブルク







イギリス






フランスのナンバーは他の国と比べてすこし特色があり、右側にもロゴと数字が配置されています。これは地域圏、または県を表します
数字が県を表す二桁の番号で、その上はその県が属する地域圏のロゴです
いまはナンバー取得時に好きな県番号が取得できます!パリに住んでいなくてもパリのナンバーがもらえますが、自分の周りでは余り見かけません

75はパリ市内で、同じロゴが使われる他の番号は同じ地域圏に属します



我が町は42ロワール県ですが、地域圏が合併して現在は以下の新しいロゴに置き換わっています(オーベルニュ=ローヌアルプ地域圏)


地域によるロゴ分布

地域圏ロゴ


フランスを含め欧州は牽引治具でトレーラーや自転車キャリアなどをつけるのが盛んで、そこにもナンバープレートが必要になるのですが、アフターサービスのお店で自分のナンバーを簡単に購入することが出来ます。

▼「車のしっぽATTELAGE」 牽引治具 ▼



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2022-07-22

フランス 車検に行ってきた!

 フランスからこんにちは!
いつもご覧いただきありがとうございます
今回はフランスの車検制度と、実際に行った車検の様子、感想をお届けします

  1. 車検制度一般
  2. 実際に車検に行った様子


1. 車検制度一般

フランスの車検 Contrôle Technique(CT)とよばれ、以下が義務となります
  • 新車を購入した場合には4年後、その後は2年ごと
  • 中古車を購入した場合には、2年ごと
もし車検を受けていないのが見つかると、警察で車両証(Cart Gris)を没収、約130ユーロの罰金を払います
併せて一週間以内に車検を受けなければなりません

2. 実際に車検に行った様子

車検を受ける場所ですがおおむね以下の3通りです

  • ディーラー
  • 民間の修理工場(Garage)
  • チェーン店(Autosur)
今回ははじめてディーラーにいって受けてきました

Citroën とDS が一体化した店舗
市内で一番大きな店です 
STELLANTIS &YOU


フランスでの1台目の車Peugeot207は地元の修理工場で購入したので、そこで車検を受けたのですが、今の車は2台目なのですが、ディーラーで買ったので試しに行ってみることにしました。

実は購入したディーラーの対応が余り良くなかったので、別のディーラーと比較したくて行ったのですが、……結果 対応はたいして変わらず横柄?(フランクな)感じでした(^_^;
これがデフォルトだよねって薄々そんな気はしていたのですが、その通りでした。嫌いじゃ無いです。でも買った店の方が対応良かったかも!


まず始めに予約を取ります。ネットでも出来るのですが、通勤の通り道なので店舗へ足を運びます。
店の奥に受付があり、そこに一日中受付をやっているおじさんがいます。とっても早口で露店のたたき売りみたいな感じでべらべらしゃべってくる感じです。この感じは以前のディーラーと同じ匂い、デフォルトっぽい!
  1. 車検証を提示する
  2. 空いている日程を提示される
  3. 日時を選択
  4. 電話番号を伝える(SMSメッセージを受け取るため)
  5. 代車が必要かどうか?市内のバスのチケットはタダでもらえるようですが、代車を借りる場合は35€です
以上でした。ものの数分程度です

1日前にメッセージが来ます。予定の日時が送られてくるのでのままで良ければスルーします。
名前が違っているけど、RIFFARDさんにはちゃんとメッセージは伝わっているのだろうか?


当日、朝8時に車を持ち込み、代車の料金35€を払います。
点検のアラートが出ていないか聞かれました。自分の車は出ていなかったのでスルーです。
冬の暖房の調子が良くなかったので、見てくれるように依頼。
以上です
代車のC3 ガソリン車、もちろんマニュアル車です。
すごく汚れてました。がこれがデフォルトです。。おどろきません!
ムズムズしたりかゆくならないのでOKです(^_^)


夕方、車検完了のメッセージが届きます。
16h07に車検完了、またしてもRIFFARDさん宛ですが、ちゃんと彼にメッセージは届いているのでしょうか?余計な心配ですが……(^_^;


会社帰りに立ち寄り、引き取りに行きます。
暖房の不調の件は、「気候が暑くてよく分からなかった」とのこと、「冬になったらもう一度来てくれ」と!(^_^; 直す気が無いようにもとれますが、まぁしょうが無いですね。
車検費用は一律75€です。
車検を受けたチケットをフロントガラスに添付するのが義務なので、そのチケットは貼られていました。
一番上が車検の有効期限が書かれた証書、
2番目が保険の証書、
一番下がCLIT AIRと呼ばれる環境保護のための公害適応レベルが書かれたバッジ

欧州公害規制については以下を参照下さい


消耗品の備品交換の提案だとか、タイヤが〜とかいわれるかと思っていましたが、あっけなく終了、「あなたの車、あそこに置いてあるからじゃーね」って感じで車検おしまいです。



以前、地元の修理工場で車検を受けた時にはいろいろ提案されて、部品を交換したのですが、さすがに150,000㎞以上走っていたので、それはそれで助かりました。

今回のディーラーの対応は、完全に車検の手続きだけといった印象です。車検整備では無くて「車両の検査だけ」です!


チェーン店

友人はチェーン店のAUTOSURというところで受けています
ここは車検専門の全国チェーンで、ものすごく早く安く受けられます(牛丼屋なみらしい!)


8h00〜18h00までで最安は55€です
ここは予約後に持ち込むと、その場ですぐに車検をやってくれるそうです
友人によると30分くらいで終わるそうで、次の機会はココを使ってみようと思います
ようは整備ではなく手続きなので、例えばミラーが壊れいたり取れていても、致命的な機能の欠陥がなければ大体無事に通るそうです
(ようはボロボロの車が多いので、綺麗に洗車して持ち込むとほとんどOKになってしまうとか?!)
日本の車検とはだいぶイメージが違いますね


いかがだったでしょか?各国お国柄で車検の有無または制度がちがいますが、フランスの場合、バイクはこれまで車検が無かったのですが、2023年から義務化になるようです。と言っても前述したような検査だけなのでたいした負担では無いですが、大きな反発があって色々もめそうです。


それではまた! 



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2022-07-17

ツールドフランスに行ってきた(徒歩で♡)

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Bonjour 

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フランス サンテティエンヌ近郊からこんにちは!
いってきました、ツールドフランス2022。
海外旅行に行ったみたいに、たいそうに聞こえますが、自宅から徒歩3分、沿道に行ってきただけです笑
地元が湘南界隈だったので「箱根駅伝」の沿道の応援の感覚と言いましょうか(^_^)

ツールドフランス2022

7/1にコペンハーゲンを出発、7/24にパリにゴール、総距離3300km、毎日走り続ける過酷な自転車ロードレースです。
今回自分が沿道に立ったSTAGE14 サンテティエンヌスタート、MENDEゴール


自分はレースは詳しくないのですが、我が町を通過することが今年の年初に発表され、楽しみに待っていました。
しかし当日、大きな誤算が二つ

①近隣の中核都市、サンテティエンヌが誘致し、そこからStage14がスタートだったのですが、数㎞の距離に位置するわが町なので、実は競技的にはスタートしたばかりで面白みが全然ない場面でした。通常、隊列が縦に長く、競いあっているイメージだったのですが、団子に固まっていてあっという間に一団が通り過ぎていきました。

②Goproで撮影の準備をしていたのですが、メモリーがいっぱいで肝心の所が撮れていなかったという失態、今回は動画はお見せできません ゴメンナサイ。。。

とはいいつつ、こう言った団子の状態もレアなので写真ですが是非ご覧下さい▼
先導車両にくっつくように団子になって走っていました。いつもこうなんですかね?
詳しい人教えて下さい<(_ _)>





▼テレビの映像ですが、こう言った縦に長い隊列、サポートカーと混在する絵をイメージしていたのですが……(^_^;



このSTAGE14、総距離190kmですが、地形的には大きな山などはないけど、中級の山のような丘が続くので、総登坂距離は結構長く、選手にはきついらしいです。

通過2時間前にスポンサーがグッヅをばらまくのですが、自分はマルシェで買い物をしていて行けませんでした。マルシェに公式宣伝カーが来ていて、町中にいろんな情報をスピーカーでアナウンスしていたのですが、そこで10€で公式キャップと水筒が売っていました。今思うと買っておけば良かった……


失敗だらけの観戦でしたが、12h15分頃徒歩で到着、沿道の人もまばらで混むこともなく、12h30に通過、徒歩で帰宅、あっという間の観戦でした(^_^;

隊列が来る前の警備車両の通過
▼白バイ

▼機動隊のパトカー

▼車両提供をしている公式スポンサーの「SKODA」


SKODAは日本には余り馴染みが無いと思います。
以下で解説しています
▼フランスに流通していない車たち



最後に動画の紹介です。
今回の2022のレースSTAGE12で使われた山岳コースですが、2020年に車で走りました。
夏のスキーリゾートである小さな村から野性味あふれる山岳道路
日本の道路とは趣の違う景色です
フランスの自然の景観と、サイクリストの方はコースの醍醐味を味わえると思います



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2022-06-18

L'été en france フランスの夏 日仏比較

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今日は2022年 6月の第三週の週末です
フランスでは全国的に熱波が押し寄せていて、連日30°C以上の酷暑となっています。
日本は台風などで学校やイベントが中止になる場合がありますが、こちらでは熱波で同じような中止などがあり、生活に影響が出ております。

そんな「フランスの夏」の特徴を日本との比較でお伝えします!!




日本とフランス 夏の大きな違い

  1. 湿気が少ない(梅雨は存在しない)
  2. 紫外線が強い
  3. 日照(可照)時間が長い
  4. エアコンが無い


1. 湿気が少ない

夏はカラッとしています。日本とは逆でむしろ冬の方が雨の影響などで湿気が多いです。
なので日陰に入ると涼しく、風が少しでもあると非常に過ごしやすいです。
朝と晩は冷え込むことが多く、寒暖差が激しいです。



自分は常々「フランス人は日陰を探して楽しむ天才だ!」と思っているのですが、木陰でご飯を食べたり、お茶をしたり、そんな快適さを持ち合わせた夏です。ただし今のような熱波だと話は別ですが……!


2. 紫外線が強い



湿気が少ないため、空気層で拡散される紫外線量が少ないようで、直射で届く紫外線が痛いです。サングラスや帽子は日本以上に必携です。まぶしさを軽減するというよりは、目の健康を守るというイメージです。子供も多くがサングラスを掛けています。

3. 日照(可照)時間が長い

日本と比べて夏場は1時間以上可照時間が長いです。日没が夜の9時半というのは日本との大きな違いですね。この夏と冬の可照時間の差が大きいので、1時間の変更を行うサマータイムが欧州には存在するのですが、いずれにしても直射光が強く、可照時間が長いのは日本と比較すると欧州の特徴の一つです。

▼過去記事で日仏の可照時間の比較をしています▼

 

4. エアコンが無い


他の欧州諸国はわからないのでフランスに限ってという前提で話をすると、上記に書いたようにカラッとしているので家庭にエアコンがありません。なので日中は室温を保つために、陽をよける目的で雨戸を閉める家が多いです。
職場や工場などは設置されています。公共交通機関では、列車は窓が開かないのでエアコンが効いていますが、バスは窓が開けられるためエアコンを回さない場面が多いです。
車もエアコン無し車をたまに見かけます。窓を開けて走る車が多いのも特徴かな?高速道路で窓を開けて走っている車は多いです(^0^)
人によっては「エアコンは体に悪い説」を真剣に語る人もいて、生活に密着していないのが実情です。



いかがだったでしょうか?
欧州、冬は家庭にセントラルヒーティングがある家がほとんどなので、「日本の冬は寒い」と嘆く外国人は多いようです。


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