2023-09-24

🇫🇷Bol D'or 24h ボルドール24時間 世界耐久レース選手権 観戦記2023

Bonjour

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Bonjour ボンジュー フランスからこんにちは!


スタート前のグリッド上 BMW S 1000 RR 

さて昨年に引き続き、ボルドール24時間レースに参戦する「TONE RT SYNCEDGE 4413 BMW」、歴史上初の日本のプライベートチームが100年以上にわたり歴史を持つ耐久レース世界選手権に参戦したので、その現地リポートを私見をタップリ交えてお伝えします。



土曜日の午後3時スタート、日曜日の同時刻にゴール



通常は、一年を通して最高峰クラスの「全日本ロードレース選手権」に参戦するチームですが、昨年から世界挑戦を始めました。

チーム発足後、10年を架けて成長を遂げてきた実績

鈴鹿8時間耐久でクラス優勝、
マレーシア セパン耐久でクラス3位表彰台

昨年、ついにボルドール世界耐久選手権にスポット参戦を果たしました。
完全なプライベートチーム、日頃の活動も貴重なスポンサーに支えられながら多くのボランティアスタッフの協力で運営するチーム。
スポンサー 工具メーカーのTONE


そんな彼らの活動の集大成「最高峰のタスク」、耐久レースの本場「フランス」へ乗り込み、戦いました。


総勢18名、昨年は初年度と言うこともあり、海外、フランスが初というスタッフもいたり、言葉の壁にも苦しみましたが、今年は私が感じる限り、威風堂々として自信に満ちているように見えました。ピットには昨年知り合った旧友がいたり、彼らを現地サポートするBMW本体チームとの意思疎通、友情も生まれており、誇らしかったです!

ライダー3名とチームスタッフ


さて、レース内容は監督が書く現場のマナの声がブログで配信されているので、そちらをご紹介します。

ここでは、現地在住の目線でレース観戦で感じたことを以下に記します。

結果は見事に24時間を走りきり完走、全体21位、SSTクラス10位という昨年の結果を上回る華々しい成績を勝ち取りました。

独特でカラフルなランオフエリアをもつポールリカールサーキット




小さなトラブルや、不可抗力による転倒、アクシデントもあり、トップチームもリタイヤする中、最後まで目が離せない展開でしたが、二年連続完走しました。まさしくチームワークの勝利です!






仕事は丁寧、ピットは綺麗、チームワークは同じ志をもった同盟なのでピカイチ!女性のフォローが輝かしいほどに充実。さすがオールNIPPONチーム。

24時間後のゴールを迎え、ライダーのホームストレート通過を出迎えるスタッフ



ワークスチームに代表されるような資金力、人的リソースがあるチームですら24時間走るというレースは、トラブルのリスクや事故もありゴールできない状況もあります。ということはプライベートチームにも同じリスクがあるのと等しく、逆に考えればチャンスもあるということです。圧倒的なスピードやマシン性能、ライダースキルだけでは計り知れない結果を左右する要素が沢山あり、勝負が決まる。ここが醍醐味です。
現地で人気がある理由もここにあると感じています。

24時間レース、当たり前ですが、8時間耐久レース3回分です💦


二年連続で24時間を完走出来たことは、上位に食い込む可能性が高いポテンシャルを証明できたのではないか?と思っています!

自分もフランスで仕事と生活を通して、現地の価値観やヨーロピアンに多く感じること。
海外選手やチームは、「ここぞというときに力を発揮する」「ホームで強い」とよく言われます。
自分が感じる印象は、その通りなのですが、反対に「ここぞ」というとき以外はビックリするくらいリラックスしているんです。日本人目線で(悪く)言うと「怠けている」!……と感じるほど。
良く言うと、自分自身を取り繕うこと無くノーストレスで仕事します。なのでここぞというときにスイッチが入るんです!ある意味当然といえば当然です。

観戦スタイルは「スタートとゴール」以外はリラックスタイムです!


日本人のメンタリティーは非常に価値あるレベルにあり、仕事を真面目にする。これは世界的に見ても真似できない芸当です。
基本的なスキル、メンタリティーは高いので、あとはストレスを感じること無く過ごし、戦っている相手がどういうメンタリティーで戦っているかの理解が進むと、チームが何と戦えば良いのかが明確になり、さらにチャンスが広がるという個人的な印象です!

24時間を見つめる達磨


今回の同SSTクラストップとの比較では、レーススピード、スキルは決して劣っていませんでした。一番のおおきな違いは、ピットストップの回数や停車時間が長かったこと、これを差し引くとトップ3の結果にもひけをとらない皮算用が成り立つという事実は、一層上位に食い込む可能性を感じました。



レースをささえるチーム、メカニックたちのモチベーションは高いです。
昨年エンジンを降ろしてまでもバイクを再生させ、24時間を完走した実績は何にも変えがたい自信になったと思います。
作業を見ていたレースコントロールのスタッフも、わざわざ自分の所へ来て、「彼らの仕事は最高だ!」と賞賛していました。
レース中にトラブルがあっても諦めないメンタルが感じられるピットの雰囲気は今後を期待させるモノでした!

予選で大破したバイク 数時間後には復旧完了!



Passion !!


チームコンセプトの「その向こうへ」!
さらなる高みへの挑戦と結果を期待して、新しい景色を見るために来年を待ちたいと思います。

年齢層も広く、性別、国籍も様々なファンに支えられているレース





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2023-09-10

ボルドール24時間レース2023 TONE RT Syncedge 4413 BMW

 Bonjour 

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Bonjour ボンジュー 

フランスからこんにちは
昨年に引き続き、また熱い男たち(加えて女性スタッフのクールなサポート)が🇫🇷フランスにやってきます。



二輪の世界耐久選手権、ボルドール24時間レースに、日本からは唯一のプライベートチーム
TONE RT SYNCEDGE 4413 BMW
が参戦です
ルマン、スパ、スズカ、そしてこのボルドール
世界耐久選手権の最終戦です


昨年の模様はこちらで紹介させてもらいましたが、初参戦で様々なドラマを経験して見事に24時間完走しました。
スタッフたちの喜びと安堵の表情が忘れられません。
感動をありがとう!

ということで今年も応援に行ってきます。
来週末の土、日曜日(16日、17日)が決勝レースです。
スタッフは、会社を休み、この週末に現地入りする予定です!
応援をよろしくお願いします。

チームコンセプト
「その向こうへ」



昨年の経験を活かした今年の飛躍、そして「その向こう」の未知の景色を見せてください!
それではまた!



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2023-09-02

バルセロナ海岸の「ココ爺」!

Bonjourボンジュー

フランスからこんにちは!

前回に続き、バカンスネタが続きます。

昨年の夏のバカンスでのこと。

まずフランスースペインの国境にそびえるピレネー山脈で山を堪能し、そのまま南下してバルセロナ近郊の海水浴場で海を堪能しました。越境海水浴は初めてでした。


海水浴場では、いろんな個人商みたいな売り子さんが来ます。
フランスでは

アイスの売り子さん
・帽子やグッズを売る人

はよく見かけますが、
バルセロナ近郊では上記に加えて

・マッサージサービスを行うタイかベトナムかアジア系のご婦人
・ココナッツ売りのおじさんたち


がおりました。

で、今回はこの

ココナッツ売りのおじさん

を紹介します。

このココナッツ売りは、柴又の寅さんの口上のごとく、名調子で海岸を練り歩き、ココナッツを振る舞います!

「あれ〜ココっ♪」

勝手に「ココ爺」と命名させてもらいました。

まずココナッツを目の前で割って、中のジュース(透明)を飲ませてくれます。
ジュ−スは、ほんのり甘みのある、透明な優しい味でした。

ココナッツ売りのオジサン1 


飲み終わると、ココ爺がナイフを使って中身を細かく切ってくれて、実を堪能できます。
実はちょっと堅くて、かみ応えがある感じ。

ココナッツ売りのオジサン2 



最後に支払いをすると、名調子で謳いながら去って行きます!
バルセロナの寅さんです笑

ココナッツ売りのオジサン3 


安くは無かったのですが、面白い体験をさせてもらいました。
いろんな「ココ爺」がいるのですが、この「ココ爺」が一番売っていそうで、キャラが濃かったので注文しました。

フランス人観光客の多い土地なので、英語もフランス語もいける寅さんでした!
それではまた!アビアントゥ!à bientôt

2023-08-26

フランス「バカンス便り2023」その3

Bonjour

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Bonjour ボンジュー 

フランスからこんにちは!早速ですが、
その①その②に引き続き、

その① 山 編
その② キャンプ 編
その③ 海 編


上記3部の 

その③ 「海 編」完結編

をお届けします

Hyères



12日間にわたるノマド生活の最終章その③、最後の5泊です!

MAP


Hyères イエール
南部、地中海に面した主要都市、マルセイユとニースの間のあるトゥーロンにほど近い立地。
地形的に先端の半島へアクセスする細長い土地の一角、西は海、東は沼という面白い立地です。
これまで地中海の海は6回ほど行きました。昨年はバルセロナまで脚を伸ばしたのですが、
地中海、浜辺はそれぞれ特徴があって、好みの分かれるところですが、今回の浜はこれまでの経験上No1でした。
その理由は、
  • 遠浅
  • 人が少ない
  • 水が綺麗(砂が細かい)
自分が今まで経験した中で驚くほど遠浅で、沖へ行っても胸まで届かない深さ。
そしてボートやヨットが浜から遠くない沖に係留されているのですが、所有車やお客さんがそこまで歩いて行って船を利用するという、今まで見たことのない光景に遭遇しました。
今回ボートの利用はしませんでしたが、カヤックで遊ぶにも安心して遊べます。子供達ももちろん親が安心して遊ばせられる環境でした。家族連れ(子供)にはお勧めのスポットです!

そして上記に加えて人が少ない!
ここはキャンプ場に面した海岸なので、それぞれのキャンプ場の利用者が訪れる浜辺で、外部からの人の流入がありません。
トップシーズンでキャンプ場は満室でしたが、場所取りなんて必要ないし、となりも前もいない、スカスカな浜辺でゆっくり出来ました。

水の透明度は他の海水浴場も綺麗でしたが、ここも同様に綺麗で、しかも遠浅なので海底がしっかり見えてさらに綺麗に見えました。後ほど写真でも紹介しますね!
砂質も経験上、地域や土地により様々ですが、ここは砂の粒度か小さく、細かいので海底の砂は非常に絞まっていて、歩きやすく、波で水か濁りません。これも綺麗に見える要因の一つです。歩いても砂が舞い上がらないほど絞まっています。
なので、このあと紹介する日陰作りにキャンプのタープが活躍しました。すなわち細かい砂のおかげでペグが効くって事ですね。


海ですごした6日間 を写真でさらっと振り返ります!

今回宿泊したキャンピング施設 Saline 徒歩1分で海岸 の立地でした
↓HP

今回宿泊したキャンプ場はその②で紹介したようなキャンプ場とは違い、テントスペースはありません。全てシャレーです。このシャレー、フランスではモビロム(mobil-home)と呼ばれます。
ここは立地、グレードが少々良い所なので、施設の清潔感、設備も申し分ありませんでした。

バルコニーと庭がついたシャレー 庭は浜と同じ砂地です

ここも、欧州各国からバカンス客が訪れるので、いろんな言語が飛び交います。バルコニーにいると隣人の声が聞こえる距離ですが、目隠しがされているのでさほど気になりません。ここはレストランももちろん施設内にありますが、一般的には自炊が出来るのがモビロムであり、食材以外の全て(調理器具、皿、コーヒーマシーン……)がそろっています。箸はないですよ💦
この揃い具合は施設ごとにばらつきがあるのですが、今回のここは申し分ない充実度でした。
食事時になるとみなこのテラスで食事をします。廻りから聞こえてくる食器の音や食事の様子が遠巻きに聞こえてくる雰囲気で食事をするのが自分は好きです!
ここで呑むビールは格別です。


イタリアの友人がその②でお土産でくれたイタリアンハム、
この薄さはフランスにはない技術、おいしさ♡

据付の冷蔵庫でなはく、今回持参した「温度調整がきくポータブル冷蔵庫」でキンキンに冷やした持ち込みのビールが旨い♡

浜辺まで徒歩1分弱、西向きの海岸です

運搬、親父の仕事!

「その②」のテント生活で使ったタープがここでも役に立ちます!
浜の幅が狭く、波際まで10㍍ほどです

浜辺の「スカスカ具合」がおわかりいただけますか?
これが気に入った要因の一つです!

係留されているボートまで歩いて行けるほど遠浅です

この遠浅ぶり、深さは股下?

朝の写真ですが、遠浅な浜辺。浜からの船たちの距離感が分かると思いますが、
手前のボートの位置で大人の胸の深さ、奥のヨットあたりが肩あたりだろうか?
とにかく遠浅で、海水浴場にこの「船たち」がいる光景がまたおもしろい!

浜を掘るとシジミのような貝がわんさか!これを捕って半日遊んでました💦

時々回ってくるアイス屋さんとはもう仲良し!

祝日のイベントで行われていたと思われる航空ショーを幸運にも浜から見る!

ここでもカヤックは活躍!
パドルの貸し出しや、バナナボート、水上スキーなどアクティビティも豊富にありました


Hyères #バカンス #フランス生活 #地中海 #夏休み #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
Paddleを借りました。半日30€なり カヤックよりもパドルのほうがスポーツ性があってうん、楽しい!


海底の砂は波状になっているが非常に固く絞まっています!

2年前に訪れた別の海岸の空撮です。水の透明度がよく分かります


相変わらず自然発生的に出来る子供達の輪にいつの間にか入っている息子
施設内の公園で自由に戯れる!
時々ピザ!

日光アレルギーの妻は飲み薬をゲット!効果抜群らしい。

(左) 日焼け止めを塗ったんですが、会社で「モロッコ人」と呼ばれています!

毎朝 日の出前に浜や敷地内を散歩 
ここでもパン屋で朝ご飯の仕入れが自分の日課です

娘も1日だけ参加

ジョギングや散歩をする人がチラホラ

徒歩1分 朝日の撮影の練習にはもってこい! 


ここに6日間留まり、スーパーへの買い出し以外はどこへも行かずゆっくりくつろぎました。フランスのバカンスvacancesの語源はvacant(空っぽ)という意味で、何もしないのがフランス流です。日常を脱して充電期間と考えれば納得ですね。
シャレーにいる他の家族は浜辺に行かず、バルコニーや庭で寝たり本を読んだりしている人も見かけます。
我々は午前中ゆっくりして、昼前から行動開始、「がっつり」海で過ごす、ひたすらこれを繰り返していました。
上手にのんびり過ごしているように見える欧州、フランス人には、まだ及びませんね。


これにて12日間のバカンスが終わりました。400kmの道中、渋滞も多少ありましたがストレス無く移動、帰宅できました。
来年こそは夏休みを日本で楽しみたいですが、航空券の価格が下がってくれることを祈るばかりです。。。
渡仏初年度はどこに行って良いか分からず、また3週間休むなんて習慣、耐性が無かったので一人で会社で仕事してました。3週間?なにそれ?だったのですが、「郷に入れば郷に従え」のごとく、すこしずつアダプト出来るようになりました。
みなさんが三週間あったら何をしますか?どこに行きますか?



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