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今回はフランスから「取扱説明書ネタ」です(笑)
なんじゃそりゃ?ですが、これが実は面白いんです。
取説は「読む派」ですか?「読まない派」ですか?自分は「読む派」だったんですが、フランスに来てからは『見る派』になりました(^_^; 理由はのちほど!
日本のそれと大きく違う「取説」、何が違うかというと言語の数です!IKEAで買い物をしたかたなら想像がつくと思うのですが、多言語で取扱説明が解説されています。IKEAの製品は国際的に販売されているので、取説が多言語対応なんですね!
よくある日本で購入の製品についている取説は、日本メーカーならもちろん日本語のみ、海外メーカーでも日本語が必ずあってからの、英語だけ! とかそんな感じだと思います。日本の最近の取説(グローバル化)の動向が分からないので、コメントいただけると嬉しいです。
さて、フランスはどうかというと、もちろん製品によって違うのですが、基本多言語です。製造場所、フランス国内 外製、または製品により仕様が他国共通のもの、ワールドワイドな企業の製品、それらの様々な背景により、取扱説明書の言語の充実数が違うんですね。
今回は
日本ではお目にかかれない「取扱説明書」
を言語数と共に紹介します!!!
- IKEA
- ボイスレコーダー
- カラープリンタ
- ガスレンジ
- 楽器
- 掃除機
- 白物家電(食洗機)
- ワイヤレスヘッドフォン
- 3Dプリンタ
- おまけ
IKEA 38言語
日本ではご存じの方が多い多言語の「IKEAの取説」
家具という製品要素は地域が変わっても共通項が多いんでしょうね。また電気製品のような電圧規格に左右されないし、国をまたいでも共通のシンプルな目的と価値観が存在するのでしょう!製品の価値観は地域ごとに「欧米」「アジア」「その他」なんて括りがよくありますが、ここまで共通な価値観で購入されるカテゴリーもそう多くないのではないでしょうか?
異国の地、現地に慣れるまでは物を買いに行くという作業は難儀なもんですが、気軽に買いに行ける敷居の低さがありました。
基本多言語ですが、国際色豊かな「取説」ほど言語説明ではなく、
わかりやすい図解が多いです!
ボイスレコーダー 24言語
これは自分が買った「ボイスレコーダー」
言語がままならない新参者にとって、電話や人との会話を録音してあとから聞き直すことができるこいつは必携です。携帯電話でも機能はありますが、頻度からすると現地生活に一台欲しくなる製品です。以前は役所での手続きごとや仕事の会議など、聞き間違いが許されないときに必携していましたが、いまは語学の授業で録音して「聞き直し」に使っています。
日本のメーカーですが、日本語の解説はありません。見ての通り中国語はあるのですが、日本語は無いんです。この商品は日本でも売られているのですが、おそらく日本の取説は日本語だけの独立した説明書になっているものと思います!
24言語、一番最後のアラブ語?は左右逆の表示でページ数が表記されています。面白いですね。
カラープリンタ(家庭用) 29言語
こちらで仕事を始めるときに一番最初に買った家電製品、プリンターです。役所への滞在許可証など提出書類のコピーや印刷に必要でした。プリンターは日本でもおなじみの「EPSON」「CANON」が強いですね。「HP」や「Brother」も多いです。
ドライバをインストールしなければならないのですが、これは共通のことが多く、フランスのサイトでインストールしても言語が選択できることが多いです。なので日本語で使用できます。製品が必ず日本と同じというわけではないので、あしからず!
アフターサービスを解説したガイドページ、29言語で書かれています。これも日本語は無し。中国語も無く、欧州と北アフリカを網羅するガイドとなっています。
プリンタ購入時のあったかいおっさんの話!
ガスレンジ 1言語
これも日本から引っ越してすぐに購入しました。家電量販店で一番安いモノを選んだのですが、これはフランス国内の家電量販店「BUT」が販売する廉価版メーカーでフランス語のみです(製造はおそらくフランス国外)。器機的に国内ガス規格 に適合した物でないと販売出来ないので、こう言った製品は地域色が強いですね。全てフランス語です。
子供用に電子ピアノを買ったのですが、世界のヤマハです。こちらも日本メーカーですが、取説は欧州仕様でした。アジア仕様、北米仕様、南米仕様なんて仕様があるんですかね?誰か教えてください!!!日本メーカーといえども製造は第三国だったりすることも多いので、もはやグローバルメーカーとして認識しないといけないのですが、やはり何を買おうか迷ったときには日本メーカーを選んじゃいます!
掃除機 9言語
おなじみのダイソン、こちらもグローバルメーカーですね。地域メーカーから育ってグローバルになったと言うよりは最初から市場がグローバルな会社ですね。たかが掃除機なのにグローバルってすごい!わかりやすい図解の解説が目を引きます!
日本の取説をサイトからダウンロードしましたが、日本語のみの掲載です。「ガラパゴス」ですね。別の意味で「すごい!」
いつも感じる「ギリシャ語」の取説、読めないですが 数学の授業 をしているみたいで見てるだけで面白い!
白物家電、食洗機 約100言語 (^_^;
食洗機、フランスはほぼ全ての家庭に備え付けの標準家電。共働き世帯がほとんどのフランスには欠かせない必需品です。そもそも台所とか日本に比べてでかいので(パリは別)でかい家電は置き放題です!日本でもおなじみのBOSCHですが、自分は日曜大工の家電のようなイメージでした。白物家電のイメージは無かったのですが、こちらは一般的です。全価格帯のラインナップで高品質なイメージです。うちは洗濯機と冷蔵庫もBOSCHです。日本の量販店での白物の取り扱いはあるんでしょうか?
何カ国語でしょうか?数えきれません(^_^; ちなみにグーグル翻訳の対応言語が約100カ国語でした。
アジアの国(韓国、中国、台湾)は掲載されていますが、日本語はありませんでした。ガラパゴスの威厳を保っています 笑
日本でのBOSCH 白物 販売サイト
最後は「IBANEZ」という楽器メーカー、電子ベースを購入したときのモノです。ホシノ楽器が母体で、世界の著名プレーヤーも数多く愛用するワールドワイドメーカーです。
なぜこの取説を選んだかというと、非常に珍しい「日本語併記」の取説だったんです。「英語、日本語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、中国語」
製品自体はほぼ全世界を網羅していると思うのですが、どうなんでしょうか?
星野楽器の名前が記載されている裏表紙
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日本語ページ |
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フランス語ページ |
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英語ページ |
いかがだったでしょうか?
ステレオタイプのイメージだと、日本メーカーの場合、最後のおまけのように「主要欧州言語+中国語、日本語」が記載されているようにイメージしますが、これまで見てきたように日本語だけが余りにも無いことに驚きました。日本メーカといえどもグローバルメーカーは日本語に関して扱いが違うことと、日本向けの取説は日本語限定という潮流があるように感じます!
また取説に触れると国の多さと言語の多さを実感します。
多言語の国も多く、たとえば欧州のスイス、ベルギー、オランダなど隣接する国々と歴史の関係から複数の言語が公用語であったり、東欧などは紛争などで分裂した国々がその国独自の言語を復活させる、または中国のように一国であるが地域によって言語が異なるなど事情は様々です。フランスはもちろんフランス語ですが、職場には親が他国からの移民や入国者で母国語の仏語と共に「ポルトガル語、イタリア語、アラブ語など」を話せる人も少なくありません。大陸の特徴というか、まぁ見方を変えればそれがワールドスタンダードで、日本のように独立した環境は非常に珍しいと思います。ガラパゴスと言われる所以が、外国にいるとよく感じる部分の一つです!
そう、冒頭で取説は「読む派」から『見る派』へ変わった、と言いましたが多言語取説は図解が優れているので読めなくても分かるんですっ、はい!
最後にフランスのサイトですが、
取説をダウンロードできる専門サイトがあったので共有します。フランス生活で帰国買いや中古購入で取説が無い場合など、お困りの方必見です!また興味本位で
多言語の取説を探してみるのも面白いと思いますのでよろしければご覧下さい。
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